鍼灸如何に学ぶべきか~科学的鍼灸論の構築のために~

鍼灸の理論と術にかかわる初歩的・基本的な問題を中心に科学的=論理的に唯物論を把持して説(解)いて行きたい、と思います。

目に見えないものの二重性〜事実的と論理的〜

2019-08-26 00:14:39 | 覚え書(2)
目に見えないものにも二重性がある。

事実的と論理的。

前者は、例えば、身体の内部構造、過去の出来事(=病の経過)、生活過程(食、睡眠、運動)、経絡、経穴......。

後者は、例えば、神経とは何か、病とは何か、食とは何か、経絡とは何か......つまり、ものごとの共通性だとか一般性だとか、過程的構造だとか......。

両者は共に目に見えないもの、ではあるけれども、違うものである。

論理というものは、事実としては、現在にも過去にも未来にもどこにも存在しない。

それは、人間の頭脳活動によって観念として誕生させられたものである......ので、論理的実力を培うこと無しには視ることの能わざるものである。

しかしながら、それは空想とはまた区別されなければならない。

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