東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

卒業研究について〜理論的と実践的〜

2016-08-21 22:26:04 | 覚え書
 卒業研究について。課題設定の二つの方向性。

 前期末試験後の夏休みも終わり夏期集中講義が先週末より開始され、卒業研究について考えをまとめなければならない時期になった。当初の自身のイメージしていたものと違って、グループ研究ということであるのでスタートしてみなければどういうことが可能となるのかは分からないが、そして適当にお茶を濁しておくという選択肢も無いでは無いとも思うが、卒業のためにはやらねばなら無いことである様なので、出来うる限りは自身のプラスになるように取り組んでいくべきであると、現時点では思えている。

 卒業研究について、現在二つの方向性、理論的と実践的(現実的?)課題を考えている。
 前者としては<陰陽五行論>についての考察で、卒業研究風にいえば、「古代中国において東洋医学を成立させたものとして<陰陽五行論>を捉え、その古代中国における、当時の<陰陽五行論>の姿に迫ることで、現代に鍼灸を学ぶ者にとっての<陰陽五行論>を学ぶ意義を明らかにする。」というもの。
 後者としては「鍼灸の施術料金について」の考察で、これも卒業研究風にいえば、「鍼灸院を開業するにあたって施術料金を如何に設定すべきか。ということを現代日本社会においての一般的な、また現時点での鍼灸院の価格設定のありかたから、併せて、「労働の対価というものは理論的には如何に決められるものなのか?」と考えていくことで、鍼灸の施術に対しての適正価格を考察する。」との二つである。

 自身の思いとしては、前者の課題こそが本質的な問題との思いが無いでは無いが、後者の問題とて、開業ということを考えるならば、現状、鍼灸院の場合は医師の同意書を取ることの困難さから、ほとんど自費診療になるであろうことから、必ず考えておかなければならない問題でもある。とも思えるので、それぞれ一長一短であるからどちらでも良いかとも・・・・・・。

 ただ、卒業研究はグループ研究ということであるので、あくまでも現時点での自身の思いとしては、である。

古代中国の東洋医学の成立のありかたに古代ギリシア哲学、古代ギリシア医学の成立の姿を重ねると陰陽五行論の意義が見えてくるのでは、と思えるのだが・・・・・・。
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