東洋医学の理論~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

吉村イソジン発言〜内包と外延〜

2020-08-08 08:57:00 | 日記(2)
吉村知事のイソジン発言。言ってることの是非は別にして......これも大学の教養課程廃止のゆえか。吉村知事のイソジン発言、医師会会長の立法要請......近頃、この方達は内包と外延ということをご存知無いのかと疑ってしまう。と、自身の専門を省みれば、やはり同じく、東洋医学と西洋医学が混在し、観念論と唯物(タダモノ)論が混在している。 . . . 本文を読む
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大地から樹上へ〜四足哺乳類の運動とサル類の運動〜

2020-08-08 08:19:00 | 覚え書(2)
木登りからの枝にぶら下がっての運動行った。サル類の運動が脳の発達を促すということの中身の一つがアバウトにイメージ出来た、と思える。梅雨が明けて、海での鍛錬、河原での鍛錬がしっかりと行えるような日々が続いている。それゆえに、このところの海での鍛錬と併せてで、カイメン類→クラゲ類→魚類→(両生類)→哺乳類→サル類という生命体の進化を運動体として辿ることのミニマムな形でのほんの一コマであるが、実感出来た . . . 本文を読む
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五蔵〜実体と機能〜

2020-08-04 08:18:00 | 覚え書(2)
五蔵=肝、心、脾、肺、腎は、代謝器官の機能、実体では無い。気もまた人体の機能。これら機能を次々と実体としていって、東洋医学の生理学は成立しているのか?これを唯物論的に、とは? . . . 本文を読む
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鍼灸の科学化とは如何なることか(覚え書)

2020-07-31 08:26:00 | 覚え書(2)
鍼灸(東洋医学)の科学化とは如何なることなのか?それは世界観としての唯物論を創ると直接に、鍼灸を唯物論として体系的に説く、説ききることである、と思う。鍼灸の科学化ということは、科学(技術)万能である現在においては当然のこと、当然にすでに成し遂げられていることと、外野の世界からは思われているかも知れない。自身でも鍼灸の世界に関わる以前はそのように思っていた。ところが現実は......である。鍼灸の科 . . . 本文を読む
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「古典に還れ」とは〜東洋医学の原点を問うとは如何なることか〜

2020-07-29 14:48:42 | 鍼灸理論・東洋医学
長かった今年の梅雨もあと僅かで明けそうです。梅雨が明ければ恒例の真夏の炎天下での鍛錬を行うことが出来、結果として僅かでもの前進が可能となるのでは、と思える。さて、本日のテーマ、「東洋医学の原点を問うとは如何なることか」。大きな問題にぶち当たったり、難問にお手上げとなった時に、その対処法として、「原点に遡って」とか「原点を問い直す」ということがよく言われる。これは、鍼灸、東洋医学の世界でも同じくであ . . . 本文を読む
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8時間食事術はなぜ効果があるのか〜生命のリズム(周期)に合わせて生きることの大事性〜

2020-07-19 10:26:35 | 漢方薬、食
 8時間食事術を実践してみることで、身体の周期に合わせての食の(それゆえ運動の)大事性を実感した。  6月の終わりより、8時間食事術(1日24時間のうちの8時間に食事を摂り後の16時間は基本的に何も食べない=断食=胃腸を休めるという食の摂り方)を行なっている。  これまで断食を何度か行なったことがあるのだが、そのメリット(体調の良さ、増えすぎた体重の減少等)は実感するものの、そのデメリ . . . 本文を読む
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鍼灸の効果の差異について〜自然との乖離の問題〜

2020-06-29 08:57:00 | 覚え書(2)
癌等のいくつかの病があって治療をしている=大量に薬を飲んでいる方への鍼灸の施術行なった。なかなかに効果が出ない。身体が自然から乖離するほどに鍼灸の効果は薄いのでは?と思える。例えば、ブロック注射を受けている場合も。そう考えると、昔々は、鍼灸の効果は現在よりも、きっと大きなものがあったのでは?と思える。 . . . 本文を読む
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ストレッチ ジーンズに思うこと〜どこまでほぐすべきか?〜

2020-06-29 08:35:00 | 覚え書(2)
どこまでほぐすかの自身のイメージ。伸縮性のあるポリウレタンを僅かに使ったストレッチジーンズというものがある。見た目は通常の綿100%のものと変わらないのだが、通常のジーンズがほぼ伸縮性が無いのに比べて、僅かだと思われるが伸び縮みしてくれる。その僅かの伸び縮みが、履いて動くのに天と地ほどの違いを生んでくれる。本当に楽だと実感する。さて、本題の施術でどこまでほぐすか?ということ。自身では、昔々は、なる . . . 本文を読む
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鍼の打ち方〜その二重性〜

2020-06-29 05:11:00 | 施術事例
昨日のKさんへの施術。症状に対しての施術(標治法)の二重性。覚え書。神経と経絡の二重性で鍼を打った。(灸でも良かったかもしれない、特に抹消、例えば指先)具体的には、居髎、環跳あたりの症状に対しての腎兪(大腿神経)、大腸兪(坐骨神経)と絶骨(胆経)、跗陽(膀胱経)胸部の症状に対しての経渠(肺経)とその症状の原因(神経支配として)と思われる頸部付け根へ、その部位に対しての経絡的アプローチ(小腸経)中衝 . . . 本文を読む
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古典の学びに必須のこと〜背後の認識を知ることの大事性〜

2020-06-28 23:35:00 | 覚え書(2)
古典の学びについて「文字面に惑わされること無く、言わんとすることを知ることが肝心である」と左合昌美先生がどこかで書かれている(もしかしたら直接に伺ったのかもしれない)。これは、認識論的には、言葉の背後の認識を知ることの大事性である。そもそも言葉というものは、認識の表現であるのだから、当然といえば当然なのだが。しかしながら、人類の歴史を振り返るならば、それはそう簡単なことでは無かった、と知るべきであ . . . 本文を読む
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入道雲〜梅雨明けも間近?〜

2020-06-28 17:09:00 | 日記(2)
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8時間食事術〜=16時間断食〜

2020-06-27 08:19:00 | 漢方薬、食
昨日より8時間食事術始めた。その効果実感する。8時間食事術とは、すべての食事を8時間のうちに摂って、16時間は何も食べない=断食という食事法である。メリットはアバウトには、16時間しっかり内臓(主に消化器系)を休めることができる。軽い飢餓状態を作り出すことで、身体が活性化される、ということ。また、ダイエットという意味では、他のダイエット法のように食事の量や質に関する制限が無いので、身体に無理が無い . . . 本文を読む
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脈診の矛盾〜形而上学について〜

2020-06-23 20:45:00 | 覚え書(2)
形而上学について学ぶと経絡治療(=竹山晋一郎)の説く、脈診の矛盾を感じる。どのように考えるべきなのか?経絡治療=竹山晋一郎は、「症は現象であり、証は本質である。我々は脈診によって証を診るのである。」と説く。しかし、である。証が本質であるとするならば、それは形而上の世界の出来事であるのだから、それを脈診=形而下の方法で診ると言うのは、あまりに無茶な話である。それは、頭脳活動、論理能力によってはじめて . . . 本文を読む
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月と人間〜現在の月の力とは〜

2020-06-21 14:27:00 | 覚え書(2)
月の満ち欠けが人間(=生命体)に大きな影響を与える。それは何故なのか?<生命の歴史>に尋ねれば、物質が生命体化するにあたっての、月の力の大きさは、大変なものがあるのだ、あったのだと納得される。それだけに、月の力の影響を考えての生活の調整の必要性を痛感する。しかしながら、太古の昔にはもう一つの太陽と言ってもいいほどの熱を持っていたであろう月も、現在では月自体の熱というものは無いに等しく、 . . . 本文を読む
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中国鍼二番一寸〜仕事用の鍼〜

2020-06-20 23:44:00 | 日記(2)
中国鍼(カナケン)ステンレス鍼、二番一寸を使ってみた。これまでは銀鍼カスミ一寸を主に使っていたが、当分この鍼を使って、と思う。コロナによる職場閉鎖以来、往診で鍼を打つ機会が増えている。それ以前は、自身の職場では鍼を使うことが無い、素手での手技療法術しか行わないので、鍼を打つのは、自身に対してか家族や知人、友人に対してであった、ということもあって時間に追われることも無く、であった。しかしながら、往診 . . . 本文を読む
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