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来る

2018-12-21 | 2018日本語映画評


「来る」PG12 中島哲也監督 ☓☓☓☓☓ PP 東宝

 「第22回日本ホラー大賞」の澤村伊智原作の「ぼぎわんが、来る」を映画化しました。
 幸せな結婚生活を送っている田原秀樹(妻夫木聡)と香奈(黒木華)は娘を授かってから周囲で不気味なことが次々起こりました。秀樹には幼い頃からある恐怖の体験がありそのことを含めあるつてから霊感の強い比嘉真琴(小松菜奈)と琴子(松たか子)姉妹と出会い助けを求めるのですが・・・。
 大掛かりなお祓いの場面がもったいない中身のない作品です。ホラーといっていながら単に血糊の量と脅しの音で驚かせるだけで真の恐怖が体験できません。予告編は怖かったのに本編はだらだらだらだらやたら長くて疲れました。
 唯一評価できるのは田原秀樹が子育てブログの内容の充実ばかり考えている口だけ、ブログだけのイクメンという設定が現代的でした。妻夫木聡はへらへら男を演じさせると右に出るものがいませんね。
 冒頭のオープニングクレジットは芸術的でした。
 タバコは、黒木華、岡田准一、松たか子、といった主なメンバーが禁煙の場所でも平気で喫煙するニコチン依存症状態で、車内、公園、病院のロビーでも喫煙していました。公園で岡田が喫煙したときは秀樹のパパ友が近づいてこないという場面がありました。周囲の人、飲食店でも喫煙者が多く「謎の恐ろしい存在、ぼぎわん」より「喫煙者」の方がよほど怖い、という中身でした。

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