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最初の会社を円満退職した時の話③…辞表提出

2016-06-16 20:34:41 | 日記・エッセイ・コラム

課長に「会社を辞めたい」と話した後
課長と次長が2人でこちらの方を見ている。

早速次長に話したのだなと思った。
次長とは一緒に担当ユーザの仕事をしている。

仕事の後、課長からお茶に誘われた。
もう一人隣の課の課長と3人で喫茶店というかコーヒーショップに行った。
この課長はいまの課に配属になる前に結構長い間上司だった。
担当ユーザーにもある程度関わっている。

この後は直属でないこちらの課長との話である。

「辞めたあと何するんだ?」
私は次の非正規の仕事すると伝えた。
バブルのさ中には珍しい転職にやや不思議がったようである。

「今までにないパターンだな」

次の職場は奇しくも同じ駅だと伝えたので
「じゃあまたちょくちょく会うかもしれないな」
休みが月曜日だということも伝えた。
ちゃんと辞められたら月曜日には顔出しして手伝ってもいいとは思っていた。
ただしちゃんと辞められたらの話である。

「正直、お前がいつ辞めると言うかずっと思っていたんだ」
思ってたじゃねーよ。
「ただ次が決まってしまったのでもう終わりです」

「それにしても急だな、
3ヶ月前に言ってくれれば引き継ぎも出来て難なく辞められたんだけどな」
労働基準法(当時)も就業規則も1ヶ月だ。

その後
掛け持ちしてはどうか
休職にしてはどうかなど
色々と案を出してきたが私はすべて断った。

「何言っても否定しかしないんだな」
もっと前向きに考えろと言いたいのだろうが
こっちは辞める気でいるので妥協などするわけがない。

というよりフルタイムの仕事に転職するのだから
それを掛け持ちしろというほうがどうかしている。
まったく人の転職先を何だと思ってるんだ。

「会社としては入社5~6年のSEが辞められるのは一番困るんだ」

「これは別の会社に正社員として転職するのと同ですから物理的に無理です」
私が言うと笑っていた。

「絶対に変わることはないですし、引き留めに労力を使うより引き継ぎに力を使ってください」
私は言った。

実はその日は最初の打診で辞表はまだ書いていなかった。
これから書きますと言うと
「破り捨てるかもしれないぞ」
「そしたらまた書きます」

「次長に言わないとな、客先にもずっと一緒に行ってくれてるんだから」
「次長はまだ知らないんですか?」
「言ってないよ」

翌朝、直属の課長に辞表を提出した。

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