小学生の時に見た気象の図鑑、見開き2ページに10種類雲形と一部の種などの絵がすべて描かれていた。その絵の中に「積乱雲」と書かれた入道雲の横からキノコのように生えている「かなとこ雲」の絵が描かれていて、「積乱雲が発達すると出来ることがある」と書かれていたような記憶がある。小学生向けの図鑑だから、カナトコ雲ができる原理などは書かれていなかった。発達すると何故、入道雲とは質感の異なる雲が出来るのかななどと思いつつ、図鑑にある状態以外のものはカナトコ雲とは認識できないまま、カナトコ雲を見るというか認識することなく長い歳月が過ぎていた。
これを撮る数日前に、図鑑で見たものとはタイプのカナトコ状の雲をみる機会があり、それは横から生えるのではなく全体がカナトコ雲になるタイプで、その時初めて対流によってこうなるので、これはカナトコ雲に違いないという「仮説」を立て、家に帰ってからネットで調べてみた。初めて見たというか認識したカナトコ雲はそれが最初だったということになる。
この日は33℃を超える暑い日で、雄大積雲が発達していたのでもしかしたらカナトコ雲が見られるかもしれないと期待していたらこれを見つけた。そらは小学生の時に図鑑で見たタイプのものだった。
これが初めて撮ったカナトコ雲
カナトコ雲が成長してくる
カナトコの割合が多くなり
入道雲の雲頂の高さは下がってきた