乾電池の画像集 出張所

跡地だったけど別の用途で使ってみよう

(再掲載) ナショナル 電子回路点検用急速冷却剤 K-40

2014-01-24 23:58:37 | 雑貨

(この記事は以前掲載したものと同じ内容です)

ナショナルNマークが入っていて、ナショナル指定サービス店と書かれている電子回路点検用急速冷却剤です。型番はK-40

P1080630


このようにスプレー缶ステッカーには大きくNマークとナショナルサービス 指定品と書かれています。
このナショナルサービス指定店は恐らく一部の指定を受けたナショナルショップのことだと思いますが、今となっては何なのか不明。少なくとも現在のように家電量販店形式の店舗のようなものではないことは明らかだと思います。
電子回路点検用急速冷却剤というだけあって持ち込まれた電化製品の回路点検用に使われていたスプレーだと思われる。なぜか乾電池捨て場に捨ててありました
ステッカーは黒くなっているところがあったり、はがれているところが少しあったりとずいぶん昔な物の気がする製品です。

P1080631


製造発売元 株式会社 栄光社
さすがにナショナル(松下電器産業)はこのようなスプレーは作っていなかったと思われる。しかし、メーカーは調べてみるとその子会社がイメージとはとてもかけ離れているようなものを意外と生産していたりするものです。
郵便番号は3桁どころかこの会社の住所表記には記載されていないという。

P1080633


K-40   急速冷却剤
用 途
・経時変化又は発熱による不良個所の発見。
・過熱からの部品の保護。
・急速冷却でサーモスタット等の点検。
特 長
・K-40をスプレイしますと、約10秒位で、-40℃まで急速に冷却することが出来ます。
・プラスチック、ゴム、塗装面、金属等には何らの、変化を与えませんので安心してお使いになれます。
使 用 例
・時間がたつと故障症状の出るとき、トランジスター・ダイオード・コンデンサー・抵抗等にK-40をスプレイして下さい。変化が止まった部品が不良です。
・ハンダ附の時の、熱から部品を保護するとき保護する備品にK-40をスプレイしてからハンダ附をして下さい。その他、サーモスタット・サミスター等の温度変化に対応する動作部分のテスト等にも御活用ください。
御 注 意
・温度40℃以上となるところに長期間保存しないこと。
・使用後、火中に投じないこと。
・使用剤の空缶は火気のない屋外で穴をあけてお捨て下さい。
・火気厳禁
                                  フロン    不燃性

要するに故障した製品の回路にスプレイすると故障した部品が見つかるという魔法のようなスプレイです。使用後は屋外で穴を空けてフロンを空中に放出しなければならないらしい
エアコンでは確かに大量にフロンは使われていますが、古いスプレーのフロンガスは何とも嫌な感じな気がします。
トランジスター、ダイオードという単語が登場していることからビックリするほど昔の製品でもないのかも。

P1080634



誇らしげなフロンの文字
乾電池の水銀のようにLPガスに置き換えられてしまったフロンですが、未だにエアコンディショナーの冷媒は置き換えられていないみたいです。
むしろあれだけの短期間で乾電池の水銀0使用化はすごいと思うのですが。

現在では電化製品も小型化、安くするために部品はユニット式となっており、昔のテレビや製品みたいに「壊れたー おじちゃん直してー」と電気屋に持って行ってもメーカー送りの場合がほとんどです。
かつては各メーカーから修理の手引きとして製品の回路図なんてものも配布されていましたが、現在では例えばデジタルカメラがレンズエラー→検査・レンズユニット交換と一定な対応で修理するみたいですが新品買った方が良い値段なことがほとんどとのこと。



Picture by :Panasonic LUMIX DMC-TZ3

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