現在ではスマートフォンの普及によりかなり落ち目になってしまった初心者向けのエントリークラスなデジタルカメラです。といっても当時はいくらエントリーといってもデジタルカメラそのものが高価な時代だったのでエントリーでも何万円となる訳ですがそのおかげで消耗戦な価格競争がそんなに起こらなくてメーカーもエントリー機種で十分儲かっていたという時代だったのです。現在はデジタルカメラそのものの価格水準が下がってしまってエントリークラスは止めるか海外他社供給かという時代になってしまいました。
このFinePix 1300はカメラメーカーには珍しいパンフォーカスレンズ搭載とかなりの部分まで割り切ってコストダウンにつなげているというカメラです。
購入価格はもらったものなので0円
付属品はすべて揃っていました。
オールプラスチックで安っぽいですがファインダー窓が大きい、ホールド感はある程度確保されているなどという印象も受けます。
裏面でまず目立つのがかなり大きなモードダイヤル
モードは3つしかありませんが… 初心者向けなので主にカメラおまかせな機種です、
電源スイッチはスライド式
このスライド式は押しボタン式などと比べて特別優れているというところは無い気がしますが何故か採用している機種は多いです。
エントリー向けなのでボタンも割り切って電源・シャッター含め全部で6つしかありません。
上部はシャッターボタンのみと非常にシンプル
高機能・高級デジタルカメラでもない限りこんなものでは無いのでしょうか。
パンフォーカスFUJINON LENS搭載
こんな小さくてコストも安いであろうパンフォーカスレンズでもフジノンの名前だからなのかキレイな画像を写してくれました。
解像感が無いのは130万画素級なので仕方がない
底面の約7割程を乾電池ボックスの蓋が占めています。
何というか本体に警告分解するなシールが貼ってあるというのはなんだか新鮮です。分解する例がかなり多かったのでしょうか。
DIGITAL CAMERA FinePix 1300
FUJI PHOTO FILM CO., LTD
MADE IN JAPAN
この年代のデジタルカメラは一部メーカーを覗いてエントリークラスでも国産というのが多かったです。
電源は単3形電池4本もしくは5Vの外部電源とかなり敷居の低い内容となっています。電池は4本使用するのでそれなりにスタミナはあったらしい。
単3形電池を4本使用
CR-V3リチウム電池が使えないのはエントリーモデルだからなのでしょうか。
ちなみに貰った当初は普通に使えていたのですが放置していたらいつの間にか電池を入れても起動しなくなってしまいました。
もちろん外部電源のACアダプターを用いても起動しません。さすがに14年前の機種なので文句を言うつもりなんて無いですが。
記録メディアはスマートメディア3.3Vなので当時としては一般的な記録媒体だったのだと思いますが現在では非常に面倒なメディアになってしまいました。その制約を超えてでも使いたい名機もたくさんあるらしいのですが。
メーカー : FUJIFILM
FUJI PHOTO FILM CO., LTD. MADE IN JAPAN
発売 : 2000/10/17
メディア : スマートメディア 3.3V
素子 : 131万画素 1/2.7型CCD
レンズ : FUJINON LENS 1:4.5 f=5.8mm 通常70cm マクロ8cm
モニター : 1.6インチ 5.5万ドット
電源 : 単3形電池×4 外部電源5V
手ブレ補正 :
電源が入らないのが残念です
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