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跡地だったけど別の用途で使ってみよう

ONKYO Liverpool CDプレーヤー C-200

2014-11-21 00:08:42 | ジャンク オーディオ

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ブログ人閉鎖が迫って引っ越ししないとまずい状態ですが気にせずせっせと更新です。

数が少なくて貴重なONKYOブランドの単品デッキサイズなCDプレーヤーです。例によってドフのジャンク品ですがジャンクオーディオコーナーにはなくレジ横に1つだけ置かれていました。315円で「トレー出ません」という非常に安いながらも直せそうなコメントに惹かれて購入したのは良かったのですが思ったより重く、片道20Kmの道を自転車で片手で担ぎながらの輸送は非常に辛い物でしたwおかげで当日は腕が痺れて翌日以降は筋肉痛に…
よくあれだけ自転車での振動が加わったのに壊れなかったものです。

ミニコンポ幅なオンキョーCDプレーヤーは珍しくないのですが、このCDプレーヤーは普通の単品デッキと同じサイズでかなり重いです。調べてみるとどうやらLiverpoolというコンポのCDデッキ部らしく音声出力端子の他にコントロール端子も付いています。コンポのデッキという性質故に販売価格や仕様、セールスポイントなどは不明です。
しかし全面金属製なボディ、内部に多数使用されているオーディオ用部品、このコンポシリーズそのもののグレードを考えるとかなり高価だったのではないのでしょうか。

デザインは非常にシンプルであり、見えているボタン数が少ない事や金属製ボディのチタンカラーなど非常に高級感のあるものとなっています。これならば単品CDデッキとして販売されても十分通用しそうです。

 

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鋭利な角での怪我防止のマスキングテープが張りっぱなし…

ONKYO OPTO-DRIVE COMPACT DISC PLAYER C-200

ディスクトレイ部やボタン類を隠しているカバーを含めすべて金属製ボディという豪華さです。ボタンは押しやすい大きさなので誤操作なども起こりにくいです。

 

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こちらは再生・停止ボタン、ディスプレイが配置されています。

 

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操作ボタン類を隠しているカバーをあけたところです。
リモコンでの操作にも対応していますが、大半の操作は本体のみでも可能という普通のCDデッキと同じ仕様です。ちゃんとダイレクト選曲ボタンやランダム再生用ボタンまで搭載していますが、これらのボタンはタクトスイッチなので一部劣化が進んでいるみたいです。

 

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裏面まで含めてすべて金属製なのです。裏面のカラーも非常に高級感あるものとなっています。

 

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ONKYO
COMPACT DISC PLAYER  C-200
MADE IN JAPAN

AC100V  50/60Hz  17W
オンキョー株式会社   

オンキョー株式会社名義の日本製です。乙種電気用品マークの隣にONKYOの略と思われるONKの文字があることから自社製と思われます。
見えていますがRCと書かれたリモートコントロール端子が見えることからデッキの一部分であることが分かりますね。消費電力は17Wと先日紹介したLo-DのDA-009と比べると2倍近いのは仕方が無いのでしょうか。

 

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ピン出力端子ですが赤白の色分けが無く金メッキではありません。コンポとしてはデジタル出力端子が使われると思うのでコンポとして使っている場合はあまり使われない端子でしょう。

 

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デジタル出力は同軸と光のどちらにも対応しています。コンポ接続時はデジタル端子が使われていることでしょう。
光デジタル端子のキャップは形状が変わったものでしたが、一般的なキャップでも普通に使えました。これでMD録音がはかどりそうです。

 

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ディスクトレイ
ディスクトレイは結構最近の製品なのか8cmCDにもちゃんと対応しています。分解してみれば分かりますがディスクを抑えるクランパーのバネが結構強く、機構を動かすためには結構な力が必要になることからゴムベルトが緩んでしまうみたいです。この個体のベルトも見た目は良かったのですが実際はクランパーの機構を動かし切れずにモーターが空転するという状態まで緩んでおりトレイが開きませんでした。ネットでも評判が悪いみたいです。
適合するベルトが無かったのでとりあえず輪ゴムで誤魔化しましたがいつまで持つのやら…
輪ゴムに換えたらかなりゆっくり開閉なトレイになってしまいましたw

 

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Liverpoolというコンポの一部なのでディスプレイにも大きくLiverpoolという文字があります。iの帽子部分は再生などのボタン入力時に飛んだり、うごいたりと面白いです。ミュージックカレンダーもちゃんと表示されます。

ディスプレイは青緑に光っていますがLEDなどではなく普通の白熱電球で光らせているタイプなのでいずれ球切れが起こりそうです。

 

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電源コードには自社ロゴなどはなし
ケーブル途中に1990の数字があったので本体も1990年製造でしょう。もっと古い機種かと思っていたら、実際は思ったより最近の機種でした。それでも24年前の機種ですが。

電源ケーブルは普通の大きさでオーディオ機器用のケーブルではなさそうです。

 

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底面
こちらは重たいためかお高いためか輸送モード用のネジがありました。工場出荷時は輸送モードになっているのでネジを緩めて解除する必要があります。
銅メッキのシャーシなどではありません。 

 

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インシュレーターはプラスチック製ですが大半の面積がコルクであり、これも耐震性に役立っていると思われます。ここまで広いコルクならば効果も高いでしょう。

 

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本体基盤を覗いてみるとコンポの一部分にも関わらず音響用コンデンサであるMUSE(緑色)が一部使われていることが分かります。見えているNEC D4053BCはサンプル&ホールド回路だそうです。

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電源トランスは自社製なONKYO NPT-1014というものが載っていました。基盤直付けではなくちゃんと独立しています。
かなり大きなトランスなので音質効果もあるのでしょう。

 

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DAC部は壁にくっ付いており、使われているのはバーブラウン(BB) PCM56Pが2個使われています。よくみるとここにも緑色のMUSEが使われていますね。

画像には写っていませんが、他にもかなりの東芝製チップが多用されています。オンキョーは1993年まで東芝グループだったので当然と言えますが。具体的にはデジタル出力回路のTOSHIBA 74HCU04AP、TOSHIBA 74RCU04APなど多数です。もちろん他社のチップも使われておりオペアンプはJRC 4558D、フォトカプラはSHARP PC713Vです。
MUSE以外の多用されているコンデンサはニチコンの青色なVX(M)でしょうか。

デジタル光出力端子住友電気工業製、リモコンの赤外線受信ユニットはソニー製です。


 

ちゃんと聞けるシステムが無いので音質評価はできません。光デジタルケーブルでMJ-N901と接続してCDを録音してみましたが、ちゃんと録れていました。デジタル接続の音質までは?ですが。
レアなONKYOブランドのCDデッキということもあり安価で入手できて幸運でした。良い意味でも悪い意味でも愛着が付きましたが。 

オンキョーのCDプレーヤーで再生したCDをパイオニアのMDデッキで録音してオンキョーのポータブルMDで聴くという状態ですw

価格 : 315円
故障 : なし


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