K巨匠のいかんともなるブログ

K巨匠:英国から帰国後、さらに扱いづらくなった者の総称。
また常に紳士的ぶりつつも、現実には必ずしもその限りではない。

自分アセスメント

2009-07-23 08:05:17 | 能力
帰国まで二週間をきり、何となく英国が名残惜しい今日この頃です。
さて、このblogも帰国に伴い終了するので、
これから帰国までの期間は今までのことを振り返りつつ、
最後のまとめをしたいと思います。

その第一弾は、具体的に自分がどう変わったか、ということ。
項目別に振り返っていきたいと思います。

1.研究・地頭

全体的にどうでしょう、70点といったところでしょうか。
その場その場において、やれるだけのことはやったつもりだし、
将来の目的に整合性のある研究ができたと思う。

ただその反面、自分の不甲斐無さにずっと悩まされ続けてきた。
めちゃくちゃ努力したつもりなのに、全然評価されなかったこともある。
とにかく成果を上げることを最優先としてきた俺にとって、
それがものすごく心に痛かった。
「なんで?俺ってここまでなのか?」って、何回も何回も心の中で思った。
一人で葛藤しながら、何もかも投げ出したいと思ったこともあった。
ただそれでも、不細工に目標に執着してきたことに、
きっと意味があったのだと、今では思う。

「どうすれば、もっとよくなる?」
「どうすれば、あいつみたいにスマートにこなせる?」
「どうすれば、もっと上を目指せる?」

そういうことを毎日のように考えていくうちに、
自分の論理思考力も計画遂行能力も、帰国前と比べて格段に上がったと思う。

だからこそ、今となっては、
「なんて昔はバカだったんだ」とか、
「なんであの時、こうしなかったんだ?」
とか思って、やりきれなくなる時もあるけど、
それはきっと後悔じゃなっくて、成長なんだと思うようにしている。
毎日できる限りのことをやった成果なんだからね。

研究も、それに伴う地頭も、もちろんパーフェクトとは程遠かった。
でもパーフェクトじゃなかったことに、きっといつか意味を見いだせるんじゃないかと思う。

2.語学

これは、80点くらいかな。
基本的には当初の目的は達成できた。
今は人とあまりコミュニケーションをしていないので若干落ち気味ですが、
ノンネイティブとして英語力は可能な限りまで上げたと思います。

リーディングやライティングはネイティブと同程度にできるようになったし、
スピーキングやリスニングも、ノンネイティブとしては納得のレベルまで達した。

ただ気がかりなのは、当初の目的に挙げていた中国語が最近全然できていないこと。
さすがに、今は他のことを優先しなきゃいけないので。
でも、友人とも約束したので、いつかは使いこなせるようになればと思っています。
これは帰国後の課題として取っておくことにします。

3.人間

これは最も抽象的で分かりにくいけど、
どこまで自分とその目的のために好ましい方向に変わったかという観点からすれば、
100点あげてもいいんじゃないかと思います。

これに関しては、上記の二項目と違って、変わろうと意識していたわけじゃありません。
でも英国という環境の中で、ずっと一人で戦っていくうちに、
自分の器とキャパシティがものすごく変化していくのが分かった。

自分のコアがぶちのめされて、また再構築して、また壊されて・・・
ってやっていく内に、自己の本質に近づき、
また同時に他人を心から認められるようになった。

今までそれは自信がついたからじゃないかと思っていたし、
それはこのblogでもたびたび言ってきたけど、
それは半分当たっていて半分はずれているように思う。

自信というのは本質的に相対的なもので、
基本は他人との比較によって生まれるものだと思ってきたけど、
今の俺の「それ」は何となく違うからだ。

う~ん。

すまぬ。これ以上はうまい言葉が見つからない。



とりあえず、明暗あったけど、結構頑張ったんじゃないかなって思います。

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