くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

1633年の地震、藩主・細川忠利公も恐れる

2016年10月22日 | 熊本城 

おはようございます。

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昨日、細川忠利公について少し書きました。

今日も忠利公について書きます。忠利公が体験した1633年の地震について。

1632年、細川忠利公は熊本城に入城します。

その翌年、 熊本は大地震に見舞われます。

 

『少も庭無之候上、度々地震陶申候故、本丸ニ居申様無之候て、下二花なと作候て事之外廣屋敷御座候間、先それニはいり候て居申候』

(庭がない上に、度々地震で揺れるので、本丸には居ようもなくて、下におりて広い花畑屋敷に住んでいる)

 

1633年の地震も度々揺れていたようです。今回も4,000回以上揺れました。

そして、忠利公は本丸から花畑屋敷に避難。私たちが避難したように、いつの時代も地震が起きれば避難します。

この後、忠利公は熊本城の修理のために、複数の老中に申し出をし、修復していきます。

でも、その後も大雨や大風などで建物や石垣は破損。その度に幕府に申し出て修復していきます。

熊本城は築城以降、何度も何度も被災し、そのたびに修復してきました。

忠利公がはじめて熊本城を見たとき、 『江戸城のほかにこれほど広いをみたことがない』と語っています。

大きな大きな熊本城は、被災と修理の繰り返しであり、常にメンテナンスをしなければ保てませんでした。

今度は私たちが元に戻す番です。きっと忠利公は空から見ていると思います。

忠利公に『頑張っているな』と言ってもらえるよう頑張ります。

    

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