くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

【日向往還】薩軍が通った八瀬の石畳

2017年02月28日 | 熊本いろいろ

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昨日の八瀬眼鏡橋の先には見事な石畳があります。そう、八瀬の石畳です。

幅が約4メートルあり、石段が150段ほど続いています。

この中に入ると空気が清らかで気持ちいいです。 

 

 

 割れなかった石?

 

 

 

 

でも、現在はこの状態です。地震で巨大な石が崩れ落ちました。

改めて夜でよかったです。地震が起きたのが・・・。

もし、昼間だったら 大変なことになっていたと思います。

 

 

御船といえば西南戦争。明治10年の西南戦争の舞台になった地です。

田原坂で不利になった薩軍は御船へ。そして八代から上陸してきた政府軍との戦いに。2度の激戦がありましたが、ここでも薩軍は追いつめられ、この石畳を通り、山都町に向かいました。

来年の大河ドラマは『西郷(せご)どん』です。ここもテレビに出るのかな?

それまでに石は撤去されるかな?  もし、大河の効果で復旧が進むなら、それはそれでありがたいかも。

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

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城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
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熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333


【日向往還】八勢眼鏡橋(やせめがねばし)は実際に見ると被害が大きい

2017年02月27日 | 熊本いろいろ

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今日は御船町にある八勢眼鏡橋(やせめがねばし)です。

ここはこの眼鏡橋ができる前は日向往還最大の難所でした。それ以前は木の橋でしたが、川が増水するたびに流れてしまい、行き来に難儀していました。

でも、年貢は納めなくてはいけないので、無理して渡り亡くなった人も。そこで御船の豪商・林田能寛(はやしだのうかん)さんが私財を投じ頑丈な石橋を造りました。おかげでその後は安心して往来できるようになりました。奥の水路橋まで入れて長さ62mで県内最長の石橋です。

 

 

熊本には石橋の中でもアーチ型石橋(眼鏡橋)が多いです。その数は250以上(江戸期~明治期)あり、全国でも最多を誇ります。

石橋が多い理由は、石材として適当な硬質凝灰岩が豊富にあること、岩永三五郎や橋本勘五郎なで優れた技術をもつ石工が多かったからです。 

 

 

地震の影響で眼鏡橋は渡れなくなりました。 

 

 

【被災状況】
※左岸側の壁石垣部が半分崩落
※過去(昭和63年3月)に左岸側の壁石垣部が崩落し、修復した箇所とほぼ同じ箇所

 

  

左岸側の壁石垣部が半分崩落しています。これ実際に見るといかに悲しくなります。

 

 

崩れた石材はよけられていました。そして中の栗石もまとめて置いてありました。

栗石は割石なんですよね。川があるからてっきり川の小石を使っているものと思っていましたが・・・。

昭和63年の修復のときに割石を入れたのかな? 

 

 

 

 

 

  

 

 ここは桜の名所です。今年も桜はきれいに咲くことでしょう。

眼鏡橋は傷んでいますが、これも歴史の1ページ。ちゃんと目に焼き付けたいですね。 

 

 

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【日向往還】宮部鼎蔵(みやべていぞう)の鼎春園(ていしゅんえん)

2017年02月26日 | 熊本いろいろ

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御船といえば真っ先に思い出すのが、幕末の志士・ 宮部鼎蔵(みやべていぞう)です。

宮部鼎蔵は、文政3年(1820年)現在の御船町に生まれました。代々医家でありましたが、叔父に就いて山鹿流兵法を学び、30歳の時に肥後藩の軍学師範となりました。

現在、御船町には鼎蔵と弟の春蔵の二人の名を一字ずつとった公園『鼎春園(ていしゅんえん)』 があります。

園内には宮部鼎蔵の銅像と顕彰碑、二人の歌碑があります。

 

 

 

銅像は大丈夫でした。でも・・・

 

 

顕彰碑や歌碑は地震で倒れてしまいました。

地元住民でつくる宮部兄弟顕彰会の方々の想いや働きかけで募金も集まり、この春には修復に取り掛かることができるようです。

宮部鼎蔵と交流のあった吉田松陰ゆかりの山口県萩市の住民の方々からは100万円もの支援金が届きました。ふたりが亡くなり150年以上の時間が経っていますが、本当にありがたいです。 

あぁぁぁ~ なんか萩に行きたくなった。久しぶりに萩の街を歩きたくなった。そして萩の人たちに御礼を言いたいから萩に行こう。うん、萩に行こう。

 

  

宮部鼎蔵生家跡です。ここには鼎蔵が使ったと思われる井戸も残っていますが、私が行ったときはここのお宅が取り壊されておりまして・・・。 

ここはこの後どうなるんだろう? 

 

 

 

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【日向往還】五里木の跡碑と凱旋門

2017年02月25日 | 熊本いろいろ

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昨年4月の熊本大地震後、あちこちを回りたいと思うもなかなかできず・・・。 

御船町は益城町に隣接し、ここも甚大な被害を受けました。町全域で土砂崩れや道路の崩落、家屋損壊など多くの被害をもたらしました。

また、6月は梅雨前線の影響で激しい雷を伴う猛烈な雨が襲い、町内各地に河川や用水路が氾濫し、冠水や床上床下浸水の被害や土砂崩れも発生し、甚大な被害が出ました。

先日、街なかを少し歩かせてもらいましたが、家も田んぼも畑も想像以上の被害で何度も言葉を失いました。 

 

御船町には日向往還が通っています。

日向往還は現在の熊本市と宮崎県延岡市を結ぶ旧藩時代の古道です。ここは参勤交代の道とは違い、一般の人々が生活物資を運ぶために切り開いた道です。 

日向往還歴史ウォークin山都町
毎年3月に開催されています日向往還歴史ウォーク。今年も開催されます。
締切3月11日(土曜日)

 

この五里木の跡碑は日向往還歴史ウォークのコースには入っていないようです。

ここは熊本市新町一丁目のある清爽園のところにある里程元標(辻の札)から五里(約20キロ)の地点です。

細川斉護(なりもり)公が七滝見物に訪れたときに休憩したところです。

斉護公は幕末のお殿様です。
横井小楠が松平慶永(春嶽)の福井藩に招聘されるんですが、肥後藩は要請を断ります。春嶽は何度も要請を出し、やっと肥後藩も小楠の福井行きを認めるんですが・・・。
春嶽の正室は斉護公の三女・勇姫なんですよね。きっと勇姫もその時は気苦労が絶えなかったでしょうね。

 

凱旋門。凱旋門というとパリのエトワール凱旋門が浮かびますが、ここにもあります。

でも、地震で倒れてしまい・・・。地震前に行き、自分の目でちゃんと見ておけばよかった。

 

  

 

凱旋門とは戦争勝利を記念して作ったものであり、日本では日清戦争の終結時に日比谷や三越百貨店の前などに大型の凱旋門が作られました。そして日露戦争の終結時には最高潮を迎え、日本各地に多くの凱旋門が作られましたが現在残っているのは数基のようです。

ですから、それは貴重なものなんですが・・・。なんとかして元に戻してほしいですね。



 

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熊本地震前の小天守からの眺め

2017年02月24日 | 熊本城 

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熊本城はありがたいことにたくさんの観光客の方々がお越しになります。地震後もたくさんの方々が足を運んでくださり、中には過去にお越しになった方々も。本当に嬉しいです。

でも、ほとんどの方が大天守の上には登ったけど、小天守は行っていないという方が多いです。

熊本城の天守閣の入り口は小天守にありますが、階段を登ると大天守と小天守にルートが分かれます。大半の方が大天守を目指すんですよね。

小天守からの眺めもいいんですよ。今は入れないので見てもらいないのが残念ですが。

この眺めは大天守からも見えます。地震で宇土櫓の続櫓が倒壊してしまい、この光景も変わってしまいましたが・・・。

 

 

 

 

 

小天守からのおすすめはコレです。

現在、小天守の向え側にはトイレがありますが、往時はここに裏五階櫓があり、その脇の石段を下り、石垣間の底まで下り、そして小天守に向かって登っていきました。ここは地震前も入ることができませんでしたが、上からだとここの様子が見え、これを見たさによく行ったものでした。

地震でここも崩れてしまい、悲しいです。 

 

 

 

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