くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

2017年、熊本城の桜

2017年04月21日 | 熊本地震後の熊本城

おはようございます。

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今年の春はなかなか桜が咲かなかった。

多分、桜自身が咲いていいのか迷ったのだと思う。

一年前とあまりにも変わり果てた熊本城。ここで花開いていいのか、何度も何度も桜たちは話し合ったんでしょうね。

ちょっと遅れたけど、いつも通り美しく咲き、私たちを楽しませてくれました。

 

加藤清正像千原桜

ここは千原桜と長塀通りのソメイヨシノが楽しめる場所です。

 

熊本城の自慢のひとつ242メートルの長塀ですが・・・

すでに撤去され、石垣と桜のコラボ。初めて見る光景です。 

 

 

石垣の上には関係者が・・・。

この光景は来年はきっと変わっていることでしょう。

桜も毎年どんどん変わっていくから、びっくりするでしょうね。 

 

 

桜と重機。

桜満開の中、修復工事はどんどん進み、毎日何台もの重機が城内に。

桜たちは工事、工事で落ち着かなかったでしょうね。

 

 

桜と栗石。 

桜の木の下にお花見客。これが今までの光景だったのに、ここは桜の下に栗石。

これには桜もたまがったでしょうね。

桜と栗石はどんな会話を交わしたんだろう。聞いてみたかったなー。

 

 

桜と地割れ。

ここは桜の花びらで地割れが隠れると思っていましたが、地割れはしっかりわかりました。 

 

 

桜のじゅうたん。

桜の季節、蕾から満開、そして花が散り桜のじゅうたんができるまで、いろいろな桜を楽しめるのが熊本城です。

昨年はこの桜のじゅうたんを歩きました。でも、今年は規制線があり、遠目で見るだけ。

それでも、いろいろな表情の桜を楽しませてもらいました。桜さん、ありがとう。

熊本城は一年前の地震で傷つきました。でも、一年たち桜はいつも通り美しく花開きました。一年後、どこまで復旧が進んでいるのかわかりませんが、また一年後ここで桜を愛でることを楽しみにしています。 

 

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333


行幸坂の鉄骨のトンネルと奉行丸南東石垣の崩壊

2017年04月20日 | 熊本地震後の熊本城

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今年の春、期間限定ではありましたが、行幸坂の一部が通行可能となりました。

(2017年3月25、26日、4月2、3、9日のみ通行可能でした)

現在は通行止めになっています。

(2017年3月26日撮影)

行幸橋から行幸坂を登っていくと、その先には南大手櫓門があります。

でも、今回はそこまでは行けず。でも、今までは鉄骨のトンネルがずこく小さくしか見えなかったので、少しですが近づけました。

 

赤いトンネル、鉄骨のトンネル

これは熊本城には全然合わない光景です。でも、地震で南大手門の石垣が崩れ、石材や栗石が道いっぱいに広がりました。

そのような状態では関係者も中に入ることができず、ここは昨年2016年6月に石材を撤去。そして南大手櫓門を支えるために鉄骨が組み立てられ、行幸坂に赤いトンネルができました。

このトンネルができたことで、人も車両や重機も通行可能になり、復旧工事が進みました。

 

奉行丸南東の石垣です。

ここも地震で崩れたのは知っていましたが、自分の目で間近で見るのははじめて。

 

 

 

南東隅が完全に崩れ落ちています。

ここは車も人も通っていたので、もし昼間なら大変なことになっていました。

そういう意味では夜でよかった。地震で熊本城は傷つきましたが、熊本城は誰一人傷つけなかった。その点は本当によかった。

 

 

奉行丸の前を通り、未申櫓のほうへ。

このときは一歩、一歩踏みしめて歩きました。何しろ一年ぶりですからね。まるではじめて来たお城のように一歩一歩を大切にし、そして石垣をじっくり見ながら歩を進めました。

 

 

 

(2017年4月2日撮影)

一週間経つと桜もちらほら咲きはじめました。

桜と赤いトンネル、すごく不思議な光景でした。

今まで見たことがない光景。地震後はそんな光景ばかりですが、復旧に当たっては仕方ないですね。

だから、変わりゆく光景を、変わりゆく天守や櫓、石垣のことをしっかり記憶に残したい。

 

崩れた石垣と桜。

この光景も永遠のものではありません。一時的なものです。

ここがすべて元に戻ったら、石垣にも桜にも『よく頑張ってね。ありがとう。』って伝えたいです。

 

 

 

【お知らせ】 

ブルーインパルス熊本地震復興支援特別飛行

平成29年4月23日(日曜日)午前11頃から約20分間

※前日、22日(土)も同時刻にテスト飛行が行われます。

※悪天候や、ドクターヘリ飛行時などの緊急時の際は、飛行時間が変更または中止となる場合があります。

 

 

 

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2017年春、行幸坂から見た飯田丸五階櫓

2017年04月19日 | 熊本地震後の熊本城

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熊本城は一年前の地震の影響で、現在も立ち入り禁止区域があちこちにたくさんあります。

行幸坂もそのひとつで、地震以後通ることができなくなりました。

でも、桜の季節だけ期間限定で通行できることに。このときは本当に嬉しかったです。 

(2017年3月26日撮影)

3月25、26日、4月1、2日、行幸坂が通行可能になりました。

(桜の開花が遅れ、実際には4月9日も通行可能になりました)

でも、今年は桜の開花が遅れ、3月末でもまだ咲いていません。

桜を楽しみにお越しになったお客様には申し訳なかったんですが、私個人は飯田丸五階櫓がよーく見えるので嬉しかったです。

地震以降、飯田丸には近づくことができないので、行幸坂から見ると本当に近く感じ・・・。

 

 

この角度で、こんなに近い距離から見ることができ、飯田丸五階櫓と石垣の頑張り、踏ん張りを改めてすごいと思いました。

今年度から石垣の修復工事がはじまります。この光景もしばらくすると変わります。

今は飯田丸五階櫓を緑の腕で支えています。この光景も当たり前になりつつあります。でも、今後は復旧のためにどんどん変化していきます。

だから、行幸坂からじっくり見ることができて本当によかった。この光景は絶対に忘れません。

 

 

飯田丸五階櫓の西側の石垣は見た感じ、大きな被害はないようです。

飯田丸五階櫓が大きな櫓なのは知っています。中にも数えきれないぐらい入りました。

でも、改めて真横から見ると、立派な、本当に立派な櫓だということを再認識しました。

 

 

備前掘の石垣は崩れ・・・。

ここは南側から見ることができますが、やはり崩れた石垣の横を通るのは胸がしめつけられます。

 

お城というと天守閣がメインになりますが、熊本城は櫓自体も大きく、そしてどっしりと構えており、この櫓が崩れなくて本当によかった。

熊本城の築城は通説では1607年に完成しました。そしてその4年後に加藤清正公は亡くなります。

現在の飯田丸五階櫓は2005年に復元されたもので、当時の工法を駆使した木造建築。

まだ新しい櫓で、この中に入ると、『清正公は新しい天守や櫓でどんなことを思い考えたんだろう』とよく頭を巡りました。

飯田丸五階櫓⇒数寄屋丸二階御広間⇒宇土櫓、この順番に櫓に入るのが好きでした。

柱や板の感触が違うんです。それを自分の体で体感できるので、私の中でスペシャルコースでした。

 

 

石垣の復旧工事は決まりました。

株式会社 大林組 九州支店 技術提案書

飯田丸五階櫓についてはまだ決まっていないので、いつ元に戻るのかわからないけど、また中に入れる日を楽しみに待っています。

 

 

 

 

 

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熊本城二の丸駐車場に休憩所ができました

2017年04月18日 | 熊本地震後の熊本城

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2016年4月の熊本地震で、熊本城二の丸にありました休憩所や売店が使えなくなりました。

地震から一年経ち、やっと新しい休憩所(お休み処)ができました\(^o^)/ 

休憩所は二の丸駐車場の一角にあります。

この建物、目立つのですぐにわかると思います。

イスがありますので、熊本城見学で疲れたら、ここでひと休みしてください。

あと、授乳室もあります。ご利用ください。

それと、熊本城関連のグッズも売っていますので、お土産にどうぞ。

 

 

100名城スタンプもあります。

地震後、城彩苑の観光案内所に100名城スタンプを置いていましたが、休憩所ができたことで、ここと城彩苑の観光案内所の2か所に設置しています。

 

あと、二の丸駐車場のトイレ前に自動販売機もあります。

これから熊本は暑くなります。水分補給、休憩は二の丸でどうぞ。

 

 

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2017年4月12日 天守閣に足場を支えるための鉄骨が差し込まれる

2017年04月17日 | 熊本城・復旧復興

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2017年4月13日の朝、天守閣を見てびっくりした。

いや、びっくりよりもショックを受けた。

 (2017年4月13日撮影)

千葉城址下の坪井川から写した一枚です。

朝、いつものように当よかとこ案内人の会の事務所に行こうとすると、何やら赤ものが目に飛び込みました。

よーく見ると天守閣最上階に赤い鉄骨が差し込まれているではありませんか!!!

えっ、何!  どうしたの? と戸惑い・・・。

 

 

 その後、ガイド仲間からどんどん工事が進んでいると報告を受け、二の丸広場に行って見ると、朝は南北方向に差し込まれていた赤い鉄骨が、今度は東西方向にも差し込まれ・・・。

 

 

 

 

天守閣の復旧工事のことは知っていました。

でも、まさか天守閣に鉄骨が差し込まれるとは思っていなかったので、ドキドキしたり、戸惑ったり・・・。

この日の私の心臓はバクバク状態でした。 

 

 

 

 

 

 

 加藤神社まで行くと赤い鉄骨もよく見え、これが修復過程のひとつだとわかっていても、天守閣に鉄骨を差し込むのは衝撃過ぎて・・・。

 

【足場を支えるための鉄骨差し込み工事】

2017年4月12日、鉄骨の差し込み開始。

6階(最上階)、東西方向に4本、南北方向に4本差し込み。

3階は東西方向に4本、南北方向に8本差し込み。

足場の完成後、ゴールデンウィーク明けにも大天守の上部から順次、工事用のシートで覆っていく。

 

完全にシートで覆われるまで、私がいつも当たり前に見ていた天守閣がどんどん変わっていく。

しっかり、この目で見て、応援したいと思う。

一年前の地震で大けがをし、その後応急手当もろくに受けないまま一年間本当によく頑張った。

今からいよいよ手術が始まります。時には痛いこともあるかと思うけど、それは完治のための通過点だから、ちゃんと近くにいて、見守りたい。 

地震後の姿とはまた違う姿になる。これは今まで以上に強い、強い天守閣に生まれ変わるための通過点。

シートで覆われたら、地震前の強くて美しい天守閣が戻ってくる。それまで、ちょっとした変化も見逃さないようにしたい。

 

 

 

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