くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

横井小楠旧宅『四時軒』も甚大な被害

2017年03月28日 | 熊本市内の史跡、観光施設

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おれは、今まで天下で恐ろしいものを二人みた。それは横井小楠と西郷南州だ。

これは勝海舟「氷川清話」の一文です。すごい人なんです、横井小楠という人は。

でも、なぜか熊本ではあまり知られていない。歴史に興味がない人はほとんど知らない。

福井や京都の人たちのほうがよく知っている。

(2016年5月19日付   熊本日日新聞)

横井小楠旧宅『四時軒』も2016年4月の熊本地震で大きな被害を受けました。

ここは坂本龍馬も訪れたことがあります。そんな縁で全国の龍馬ファンも地震前はたくさん訪れました。

 

 

 

 

 

ただ、四時軒のことは本当にショックでしたが、毎年2月15日に行われている墓前祭は今年も行われました。

小楠公園の横井小楠の銅像も地震で倒れました。小楠の遺髪を埋葬したとされる「遺髪墓」も被災しました。でも、墓前祭までに修復し、今年も例年通り開催されました。本当によかった。

そして市はこの春、四時軒の解体を始め、使用可能な部材をもとに2019年度までに再建すると決定しました。

ここも修復に向かって進みだしました。四時軒に入れるようになるまで、少し時間はかかりますが、それまでは過去の写真を見ながら、その日を楽しみに待ちます。

 

 

土佐の龍馬、肥後の小楠

2017年4月8日(土)~2017年5月14日(日)

熊本県立美術館にて開催

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333


熊本地震後も白い花を咲かせたカタルパ

2017年03月27日 | 熊本市内の史跡、観光施設

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2016年4月の熊本地震後、嬉しかったニュースのひとつが徳富記念館のカタルパが咲いたことです。

個人的に徳富記念館は何度も歴史講座を受けた場所で思い出がたくさんあります。

ここでいろいろなことを学び、大河ドラマ『八重の桜』が放送時は新島襄、八重夫妻のことも勉強しました。

(2016年5月11日付   熊本日日新聞) 

 

新島襄が徳富蘇峰に贈ったカタルパ。現在のカタルパは2世、3世ですが、ちゃんと繋がっています。

昨年はこの徳富記念館から、蘇峰の母の実家で、蘇峰が生まれた益城町杉堂へカタルパの苗木を贈る予定だったそうです。

地震でそれは延期となりましたが、いつの日が益城町杉堂にもカタルパがきれいに花咲かせることでしょう。

 

私が地震後、徳富記念館に行ったのは8月の終わり。

近いのに、なかなか行くことができず、自分の目でこの徳富旧邸が建っているところを見れ、少しだけホッとしました。

地震の被害で建物を外から支えていますが、倒れなくて本当によかった。

ここは徳富蘇峰・蘆花の父・一敬が熊本藩庁勤務を命じられ、一家が水俣から移り住んだところです。

そして、ここに蘇峰は大江義塾を開校し、たくさんの若者たちが学びました。

きっと、空の上から徳富一家やここで学んだ人たちが、『頑張れ』と支えているのでしょう。

 

 

これらは益城にある徳富蘇峰誕生地の碑。

潮井水源の中あり、ここで徳富蘇峰が生まれました。

蘇峰の母・久子は水俣の郷士・徳富一敬に嫁ぎ、実家に戻り蘇峰を出産。
蘇峰は第五子・長男である。徳富家では女子ばかり出産する久子を離縁することを考えていたが、蘇峰の誕生により離婚は免れました。

益城の四賢婦人記念館は甚大な被害を受けました。個人的に矢嶋楫子先生が好きなので、四賢婦人記念館の被害状況を見たときはあまりのショックで・・・。

この峰誕生地の碑に関しては報道されないので、大丈夫かな。大きなどっしりした石碑なんですが・・・。

 

 

こうやって改めて熊本地震を振り返るとまだまだわからないことが多いです。

 

 

 

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県内最古の洋館・ジェーンズ邸も本震で全壊

2017年03月12日 | 熊本市内の史跡、観光施設

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地震後、何度も何度も思ったのが、4月14日の前震だけで終わってくれれば、

16日の本震が起きなければ、こんなに被害も拡大しなかったのにと・・・。

 

 熊本県内最古の洋館・ジェーンズ邸も前震では1階部分の外壁が落ちたり、扉が開けれないなど被害は出ましたが、それでもちゃんと建っていました。それが本震で無残にも全壊。

前震で終われば・・・。

前震だけで済めば・・・。

このときも強く思いました。

 

 

2016年5月16日の記事

熊本洋学校教師ジェーンズ邸はブルーシートに覆われています

2016年7月20日の記事
風通しをしないと崩れた建材がダメになる

 

少し落ち着いてから、自分の目で確かめたくて行きました。

ジェーンズ邸はブルーシートに覆われ、私の知っている建物ではなくなっていました。

 

 

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一年前(2016年10月27日)の細川刑部邸(3)

2016年10月28日 | 熊本市内の史跡、観光施設

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旧細川刑部邸を書き出したら、長くなり、ついに三日目に突入です。

これでも写真はかなり減らしましたが・・・。長いですね。

地震以降、半年以上も刑部邸に入れないので、寂しさから長くなっています。

もう少しお付き合いくださいm(__)m 

 

 

 

 こちらの部分は二階建てになっています。

この建物が『春松閣』です。

刑部邸は別名『春松閣』ともいいましたが、正式にはこの建物の指します。

 

 

 こちらは一般開放していない『茶室・観川帝と書斎』です。

 いつか、ここが公開されるといいなーと思っていたんですが・・・。

今は刑部邸の一部公開でもいいから、敷地の中に入りたい。

 

 

 

 

 

 ここから先はお屋敷の『裏』、つまり私的な空間となります。

当時のお屋敷や御殿は『表』と『裏』の空間があり、公的空間、私的空間に分かれていました。

私的空間には台所や納戸、使用人の部屋などがありました。

 

 

早く、一日も早く、刑部邸にお客様をご案内したいです。

その日まで写真見ながら、刑部邸に浸りまーす(^○^)

 

旧細川刑部邸(きゅうほそかわぎょうぶてい)
熊本市中央区古京町3−1
※2016年10月現在、熊本地震の影響で休園中

 

 

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一年前(2016年10月27日)の細川刑部邸(2)

2016年10月27日 | 熊本市内の史跡、観光施設

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今日は昨日の続きで、旧細川刑部邸です。

お庭だけで写真がいっぱいになってしまい、昨日は玄関で終わりました。

さぁ、いよいよお屋敷の中に突入でーす(*^^*) 

長屋門をくぐり、玄関に行くのですが、その距離約20メートルあります。

門の写真がなくて、距離感を伝えられないので分かりにくいと思いますが・・・。

 

なぜ、門から玄関まで20メートルあるかわかりますか?

この刑部邸は藩主の弟の御屋敷ですので、兄である藩主も来訪することがあるので20メートル必要なんです。

駕籠回しと言われるもので、6人で担いだ駕籠が時計回りしながら、式台に着くための距離が20メートルなんです。

 

刑部邸が再開した折りには、当よかとこ案内人の会も事前ご予約いただけば、こちらもご案内できます。

20メートルの距離の話をはじめ、武家屋敷のつくりをわかりやく丁寧にご説明しますので、その節は当会をご利用くださいませ。

 

御玄関

正面の扁額は光って見にくいですが、『松春閣』 と書かれています。

舒文堂の屋号の揮毫は落合東郭氏によるもの  (この記事の扁額がはっきり見えます)

これは落合東郭氏の書です。落合東郭氏は宮内庁に入り、大正天皇の侍講を務めました。

この人の自宅を借りていたのが、夏目漱石です。

ジェーンズ邸の横にある夏目漱石第三旧居は一般開放しています  (こちらの家が東郭氏の家です)

 

 玄関の間のすぐ右にある『御広間』。

こちらは普段のお客さんや親戚の来客に使用しました。

 

 女性の応接間として使われた『円窓の御間』。

こちらは脇玄関から板廊下を通れば、広間の男性客と顔を合わせずに済む仕掛けになっています。

これを知ったとき、細かい作りにしびれましたね。

 

 細川家の家紋、九曜紋です。

これは古いものです。九曜紋はずっと変わらないんですが、後々距離感が変わります。

というのも、細川家の「九曜」紋が板倉家の「九曜巴」紋とよく似ていたことから、細川宗孝公が板倉勝清と勘違いされて、背後から斬りつけられ絶命すると事件が起こるんですね。

宗孝公はこれで亡くなってしまうので、とんだ災難ですよ。

この続きはまたあとで・・・。 

 

 

 

 

 

 重臣たちを迎えた格式ある『表御書院』。

こちらの部屋には細川家の直臣は入ることができますが、高禄であっても陪臣(家臣の家来)は入ることができませんでした。

 

 先ほど、九曜紋のことを書きましたが、前の九曜紋とこの九曜紋の違いがわかりますか?

これらは『離れ九曜(細川九曜)』です。1747年の細川宗孝殺害事件以降に図案が変更されました。

 

 

またまた、長くなってしまったので、この続きは明日にします。長くなってすみません。

 

旧細川刑部邸(きゅうほそかわぎょうぶてい)
熊本市中央区古京町3−1
※2016年10月現在、熊本地震の影響で休園中

 

 

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