くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

五高記念館は地震の影響でしばらく館内には入れません

2016年12月30日 | 夏目漱石ゆかりの地

おはようございます。

くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

 

昨日の五高の正門に続き、今日は五高記念館(旧第五高等中学校)です。 

(2016年12月6日撮影)

 

(2010年7月撮影)

 

地震で煙突が落ちました。

外観は煙突がなくなったぐらいで、それほど影響はないようにみえるんですが、建物の内部は結構被害があったようで、当分閉館が続くとのことです。 

ここで講座であると、結構通っていたので、中に入れないのは寂しいです。

 

 

正門はフランス積ですが、この五高記念館はイギリス積です。

早く近寄れるようになってほしい。地震前まで当り前のように中に入っていたのに、今は入れないなんて・・・。

 

外観だけを見ると、4月に大地震が起きたなんて思えません。

それぐらい煙突以外は変わりがないのに・・・。中はひどいそうです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこから見ても本当に素敵な建物です。

赤煉瓦ってロマンがありますよね。 

 

 

 

シートの中はもしかして煙突?

 

この五高記念館で当分講座は開催されないでしょう。

それはとても寂しいですが、元に戻れば、また講座も開催されると思うので、それまで首を長くして待つことにします。 

熊本大学五高記念館
熊本市中央区黒髪2-40-1

 

 

年内のブログの更新は今日で終わりです。

今年は4月の地震で、当会の活動も一時は休止になりましたが、地震から2か月後には再開できました。

それ以降は毎日お客様が当会を利用してくださり、私たちガイドはたくさんの優しさ、思いやり、励ましを頂きました。本当にありがとうございました。

来年は4日よりガイド、ブログより始動します。来年も本年同様よろしくお願い致します。

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333


五高の正門は大丈夫でした

2016年12月29日 | 夏目漱石ゆかりの地

おはようございます。

くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

 

地震後、やっとやっと五高(熊大)を散策してきました。

前を通ることはあっても、なかなか校内をゆっくり散策する時間がなく・・・。

(2016年12月6日撮影)

 

熊大といえば五高ですが、最近では五高といってもピンとこない人も多いようで・・・。

五高とは旧第五高等中学校です。 明治20年(1887年)に創設されました。

現在も開校時に建てられた明治、大正の建造物が残っています。

 

五高の正門、これは明治22~23年(1889~1890年)に建てられた赤煉瓦の門です。

赤煉瓦は幕末に西洋より導入され、明治、大正期に全国で流行。日本の近代化の象徴でもありましたが、関東大震災以降、耐震構造の弱さが浮き彫りとなり、現在はほとんど造られなくなりました。

だから、この五高の建造物はとても貴重なものであり、未来に残さなくてはいけないものです。

 

正門は地震の影響は特にみられません。

この正門はフランス積です。レンガを小口と長手を交互に積んでいます。

これはイギリス積(一段ごとに長手と小口わ積む)よりも耐震構造上弱いそうです。

でも、なんともなくてよかったあー。

あっ、地上はフランス積ですが、熊本大学埋蔵文化財調査センターの方の話しでは、地下はイギリス積だそうです。

見た目は美しく、そして土台はしっかりの造りとなっており、これが今回の地震で活きましたね。

 

レンガの積み方についてはこちらに詳しく書いてあります。

煉瓦の積み方(全愛知県赤煉瓦工業協同組合)

 

 

 

 

 

地震の影響で赤煉瓦の建物はすべて規制線が張られ、近寄れるのは、この正門のみでした。

だから、思いっきりドアップで撮影しました。

そして、いっぱい手で触れてきました。

 

 

 

いかめしき門を這入れば蕎麦の花

 

この正門を這入ると、あたりは蕎麦畑でした。

この句誰のかわかりますか? 

 

夏目漱石先生です。そうです、漱石先生の句です。

先生が五高で教鞭をとっていた頃は、正門から校舎のある中門の間に畑がありました。

一面に蕎麦の白い花が広がっていました。それを詠んだものです。

 

漱石先生の在職期間は明治29年(1896年)~明治36年(1903年)ですが、それ以前はこの方も居ました。

 

この方です。この方ですよ

解りますか?  ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)先生です。

 

八雲先生は松江のイメージが強く、漱石先生は松山のイメージが強いんですが、お二人とも五高で英語を教えていました。

 

 

長くなりましたので、明日、現在の五高記念館について書きますね。

 

熊本大学五高記念館
熊本市中央区黒髪2-40-1

 

  

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333


夏目漱石の草枕の舞台『前田家別邸』

2016年12月23日 | 夏目漱石ゆかりの地

おはようございます。

くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

 

夏目漱石先生が小天の旅で泊まった前田家別邸。

  

 

 

 

 かんてらや師走の宿に寝つかれず

 

宿に着いたものの、なかなか寝付かれなかったようですね。漱石先生は・・・。

『かんてら』って何かわからず、調べたら石油を燃料とする携帯用のランプでした。

 

 

浴室です。この建物を見ると新しく感じますが、中は当時のままです。 

 

 

『草枕』で、画工が入浴しているとき、湯煙の中に那美さんが手拭を下げて階段を下りてきます。

この階段です。小説と現実を一緒にしていいのかわかりませんが、ちゃんと階段もあります。

草枕って本当に難しいので、 現地を自分でみて、小説の中に入り込まないとなかなか読めません。

そういう意味でも、今後も何度も足を運び、そして何回も何回も草枕を読み込みたいと思います。

 

 

 

ここの浴室大きいです。

ゆったり入れるけど、真冬は浴室全体が温まるのも時間がかかったことでしょうね。 

 

 

こちらも地震以降、観光客が減ったそうです。

でも、秋ぐらい徐々に漱石ファンもやってくるようになったそうです。

今年来年は漱石イヤーなので、たくさんの人に訪れてほしいです。

小天に行ったら、まずは草枕交流館に寄り、漱石先生と小天の関係をじっくり見てください。

その後、前田家別邸を訪れると、漱石先生の小天の旅や草枕のことがより解りますよ。

漱石・草枕の里
熊本県玉名市天水町小天735-1

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333


明治元年創業の小天温泉 那古井館でランチ

2016年12月22日 | 夏目漱石ゆかりの地

おはようございます。

くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

 

温泉や水滑らかに去年の垢

那古井館の中庭に立つ夏目漱石先生の句碑です。

今まで、数回、ここのお庭でこの句碑を見ましたが、句碑を見ただけで、一度も旅館には入ったことがありませんでした。

今回ははじめて、中に入り、ランチをいただきました。

 

 

那古井館は明治元年創業です。

漱石先生が小天に訪れたのは、明治30年です。だから、この那古井館の存在も知っていると思います。

当時、漱石先生が泊まったのは、 小天の名門・前田家別邸です。こちらには泊まっていません。

 

 

ランチは2,000円で温泉付きです。

お料理の内容は毎月変わります。

これは11月のお料理です。品数も多く、豪華なランチを楽しんできました(^○^)

そして旬のお料理も!!! 土瓶蒸し美味しかったぁー。 

 

 

色鮮やかな鍋。これはサフランでお出しを作っています。

あっさりしていて、それでいて奥深い味で美味しかったです。

 

 

メインはパイ包みのシチュー。

那古井館のイメージからして、てっきり和食オンリーと思ったら、和洋折衷のバランスのとれたお料理で最高でした。

 

 

 

デザートはちょっと小ぶりの濃厚ケーキ。

でも、この量がちょうどいいんですよ。お料理でおなかいっぱいで、これ以上大きかったら食べれなかった。

 

今度はもっとゆっくり行きたいな。

温泉にゆっくり入り、冷えたビールを飲みながらのランチも最高でしょうね(笑)

 

小天温泉 那古井館
熊本県玉名市天水町小天8277

 

  

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333


夏目漱石の草枕の舞台『石畳の道』

2016年12月21日 | 夏目漱石ゆかりの地

おはようございます。

くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

 

今日も夏目漱石先生の小説『草枕』の舞台です。

鳥越の峠から野出の峠に向かう途中にあるのが、石畳の道です。 

 家を出て師走の雨に合羽哉

石畳の道の入り口にある漱石先生の句です。

これを読むと、この時、雨だったんだなーって想像がつきますね。

 

 

竹林に囲まれ、とても雰囲気があります。

 

 

木漏れ日の中、歩を進めます。

あっ、でも、漱石先生は雨の中歩いたんですよね。

歩きにくかったじゃないでしょうか?

 

ここを漱石先生が歩き・・・

源さんも歩き、志保田のお嬢様は馬に乗り通り・・・

 

草枕の道は草枕を読んでから歩くのが一番です。

そして、帰ってきて、もう一度読む。すると面白いぐらい情景が浮かんできますよ。

 

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333