くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

2016年11月の熊本城(11) 城彩苑から二の丸へ(2)

2016年11月30日 | 熊本地震後の熊本城

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昨日は城彩苑の中の階段を上がり、未申櫓へ行きましたが、今日は城彩苑から坂を登り未申櫓へ向かいます。 

(2016年11月中旬撮影)

城彩苑の入口。奥に櫓が見えますが、これが未申櫓(ひつじさるやぐら)です。

はじめてのお客さんは、ここで『天守閣が見える~』と言われますが、これは未申櫓です。。。

 

 

城彩苑の門をくぐらず、横へ。 

 

銀杏並木がきれいです。 

この中を通って未申櫓に行きます。

最初のうちは平たんですが、途中から緩やかな坂道になります。

 

坂を登ると飯田丸五階櫓が見えます。

ただ、この先は階段になります。 

 

こちらがもうひとつの坂・慶宅坂(けいたくざか)です。 

この坂は駐車場の奥にあります。ここは最初から最後まで坂道です。

坂の途中から未申櫓が見えます。

なんかねぇ、未申櫓が、『よく来たね。待っていたよ。』と話しかけてくれているようで、この坂が好きです。

 

そして飯田丸五階櫓も見ることができます。

 

 

  

未申櫓、飯田丸五階櫓はそれぞれ本丸を守る重要な櫓です。

敵が攻めてきたとき、それぞれが戦います。

今は戦国乱世ではないので、 敵が攻めてくることも、戦うこともないと思っていました。

でも、地震が起き、それぞれの櫓が、自分の持てる力を発揮し戦っています。

この坂をゆっくり登るといろいろなことが頭の中を駆け巡ります。

 

関連記事

慶宅坂が通れるようになりました(^○^) 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
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熊本市中央区二の丸1番1-3 
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電話 096-356-2333


2016年11月の熊本城(10) 城彩苑から二の丸へ(1)

2016年11月29日 | 熊本地震後の熊本城

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2016年秋の熊本城ノロノロ散策中です。

今日は私たちの拠点でもあります城彩苑から散策しまーす。

(2016年11月中旬撮影)

桜の馬場 城彩苑です。

城彩苑にはお土産屋さんや飲食店、歴史文化体験施設『湧々座』のほかに、総合観光案内所や私たちよかとこ案内人の会の事務所があります。

ここに常駐ガイドも待機していますので、ガイド希望の方はお気軽に声をかけてくださいね。

  

 

入口を入るとくまモンが待機

運よくひごまるとツーショットが撮れました(*^^*)

 

 

湧々座で受け付けている復興城主。

復興城主がはじまり、もうすぐ1ヶ月になろうとしていますが、まだ行列ができることも。

たくさんの人の応援、本当に嬉しいです。

 

 

この先の階段を上がり、二ノ丸に向かいます。

 

さらに階段を上がります。

このふたつの階段、結構きついです。

階段はイヤー 楽して二の丸に行きたいという方は城彩苑から二の丸広場までシャトルバスが運行していますので、そちらをご利用ください。 

 

 

ひとつめの階段を上がったら、テラスから飯田丸五階櫓を見てください。

一目散に上まで上がる人が多いですが、ひと休みを兼ねて緑の鉄骨で支えられている櫓をみてくださいね。 

 

 

 階段を登りきると最初に目に入ってくるのが未申櫓です。

そのまま歩を進めるのもいいんですが・・・

ちょっと反対側も見てほしいです。

 

 

奉行丸の行幸坂側の石垣の角が崩れています。 

 

規制線の関係で近寄れませんが、肉眼でしっかり見ることができます。

行幸坂は明治35年に天皇行幸の際に改修された坂です。だから、この石垣は明治天皇もご覧になったと思うんですよね。

それが今は地震で崩れてしまい・・・。 

 

 

崩れた石垣を見たら、目線を上に。すると天守閣がひょっこり顔を出しますよー。 

 

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2016年11月の熊本城(9) 二ノ丸から見る天守閣、宇土櫓

2016年11月28日 | 熊本地震後の熊本城

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昨日もノロノロ散策となり、戌亥櫓から二ノ丸御門までしか行けませんでした(^^;;

いいんですよ。ゆっくりで・・・。今の熊本城をしっかり目に焼き付けたいから、このままノロノロ散策を続けまーす。

二ノ丸御門から県立美術館に向かいます。

ここからは本丸のほうをしっかり見ます。

写真でわかりますか? なぜ本丸のほうを見るのか。 

 

ズームにしますね。

天守閣、宇土櫓が見えてきました。

大小天守閣と宇土櫓がひとつの塊になってみえます。この姿好きですが、近くで見ると崩れた石垣も目に飛び込んできます。離れてみると建物だけ見えるから、ここから見るのが好きです。 

 

 

さらに歩を進めると今度は大小天守閣と宇土櫓が一列に見えます。 

 

天守閣と宇土櫓は見る角度によって一列になったり、ひとつの塊になったりします。

これは本当にすごいと思うし、こんなにすごいお城をいつも見ることができる私は本当に幸せです。

今は地震で天守閣も宇土櫓も傷ついていますが、それでも倒れることなく踏ん張っています。

これから先の私の人生、熊本城と共に生きたい。強い強い熊本城に寄り添い、見守り見守ってもらい生きていきたい。 

 

 

県立美術館はただ今休館中(~2017年2月10日)です。

地震の影響ではなく、開館40周年を迎え、施設や設備の老朽化が進んだため、改修工事を実施しています。

  

県立美術館の横にあるのが住江門です。

こちらは地震の影響で規制線が張られています。 

ここから宮内橋を渡り、護国神社や藤崎台球場に行くことができましたが、現在は通れないので遠回りしていくことになります。

 

 

大きな崩れはありませんが、ズームにするとあちこちボロボロになっているのがよくわかります。

 

 

  

 

ここもよーく見ると石が落ちている。

 

規制線が張られているので近寄れないところ、見えないところがたくさんあります。

目視できるだけでも石垣の崩落、膨らみ、緩みはとても多いです。

被害を調べるだけでもとても大変なことだったと思います。改めて被害の大きさを再認識しました。

 

【2016年4月熊本大地震の石垣被害】

崩落、膨らみ、緩み・・・約23,600平方メートル(全体の29.9パーセント)

崩落・・・約8,200平方メートル(全体の10.3パーセント)

この数字は知っています。でも大きさにするとピーンと来なくて(^^;;

 

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2016年11月の熊本城(8) 二の丸広場の紅葉

2016年11月27日 | 熊本地震後の熊本城

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昨日新堀橋から戌亥櫓まで散策したので、今日は戌亥櫓から二の丸広場を散策しまーす。

(2016年11月中旬撮影)

戌亥櫓です。地震で石垣が崩れ、現在は一本の角石で櫓を支えています。

この戌亥櫓は西出丸の北西にある櫓で、西大手櫓門と北大手櫓門が長塀で結ばれていました。

今日はここから二の丸広場の西側へ行きます。 

 

二の丸広場の歩道は秋色。 

去年もここを歩き、紅葉を楽しみました。それは今年も同じです。ただ規制線が・・・。 

 

二の丸広場の北側は規制線が張られ中には入れません。

というのも、ここはすでに撤去された石置き場となっています。 

 

栗石の山。 

 

崩れた石垣の石。

特別史跡なので石垣も元通りに戻さなくてはいけません。

並んでいる石たちを見ていると、これをひとつひとつ元に位置に戻すなんて想像できません。

撤去するだけでも大変なのに、それを元に戻すんですからね。世界一難しいパズルになるでしょうね。

 

 

歩道を西に進むと、規制線の向こうには二ノ丸御門が。

二の丸広場の中から見ると、道路側があんなにひどく崩れたなんて思えません。

 

これが道路側が撮ったものです。

 

 

 

 

近寄れないので、見えないところがどんな状態かわかりませんが、少しでも軽傷であることを祈るばかりです。 

復旧工事は本丸から行われます。だから本丸から離れたこの二ノ丸御門の復旧はかなり先になるかも?

ここが通れるようになるまで足腰が衰えないように鍛えなくては!!!

 

 

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2016年11月の熊本城(7) 愛染院から戌亥櫓へ

2016年11月26日 | 熊本地震後の熊本城

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今日は京町1丁目にある愛染院さんからスタート。

(2016年11月中旬撮影)

愛染院さんは新堀橋の手前にあるから前を通った方は多いと思います。

こちらも地震で被害がでましたが、すでに工事がはじまっています。

 

愛染院さんは十五体目の放牛地蔵があることでも知られています。

ここを通り過ぎるとすぐに新堀橋があり、 監物櫓がよーく見えます。

 

 

地震で外壁が落ちてしまいました。

あと、ここからではわかりませんが、建物に傾きもあるようです。

 

今回は外から見ただけです。

樹木園から見ていません。気になる方はこちらを。

監物櫓を間近に見てきました 

 

 

 

監物櫓のところも銀杏もきれい。 

 

 

今日は新堀橋から 戌亥櫓に向かいまーす。

前にいるのは、よーく話しをする警備員さんです。本日もみんなさん頑張っています。

 

 

 

私はここの石垣が好きです。

特別高いわけでも、凝っているわけでもありませんが、樹木と苔と石垣が一枚の絵のようで・・・。

ここを行ったり来たりして石垣を眺めるのが好きです。

ここだけ、本当に狭い空間ですが、ここだけ見ていると4月に大きな地震があったなんて信じられません。 

 

 

でも、ほんの数歩と進めば現実を突き付けられます。

大きな土嚢が嫌でも目に入り・・・。 

 

 

大きな土嚢の手前には埋門があります。 

 

 

埋門のむかえは石垣が崩れました。

もう撤去され、モルタルを拭きつけ、ネットで覆ってあります。

ここから坂を上がっていくと戌亥櫓なんですが、この坂が熊本城マラソンの最後の難所です。 

 

坂を登ると戌亥櫓が出迎えてくれます。

今は地震の影響で一本の角石で踏ん張りながら、城内に入ってくる人々を出迎えてくれます。

地震から半年以上も一本の角石で櫓を支えています。きついと思います。それなのに弱音も吐かず、ひたすら支え続けています。

この姿はいつも私を励ましてくれます。勇気づけてくれます。

 

 

 

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