むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

どうでもいい人

2009年03月05日 23時50分34秒 | Weblog
定額給付金の支給が始まった。
何食べよう? 久々にCDでも買おうか?……と軽口でもたたきたいけれど、やっぱりおかしい。

最も困っている人たちが1銭ももらえず、何も苦労のない首相に金が回るという不思議な「公共」政策。
街の片隅でこごえそうになっているホームレスの人たちにはお金は届かない。
難民申請者ら身分が不安定な在日外国人ももらえない。
金が支給されない人たちって、果たして社会にとって、「どうでもいい」存在なんだろうか……。

  ×   ×

もうすぐ春の異動。
新聞社の職場は幅広い。希望がかなうのはほんの一握り。
他業界に比べ、転勤範囲も広いし、頻繁に人が動く。
組織にいる限り、つきまとう半年ごとの悲喜こもごも……。

「いい人」「要領いい人」「どうでもいい人」
ほんの少し評価が違うだけで、大違い。
組織で生きるのも、また難しい。

遠いアフリカ、近いアフリカ

2009年03月05日 00時39分11秒 | Weblog
昼から、久々に映画の試写会へ!
ケニアのストリートチルドレンに迫ったドキュメンタリー「チョコラ」。
重い現実と、それをはねのけようとする子どもの力。
何が正しい、何が悪いを押し付けることのない作りで、「現実を直視して、1人1人が考えるしかない」という結論に落ち着く。
距離は遠くてもアフリカが持つテーマには広がりや普遍性が十分ある。


日本の中心にある政府官邸や警視庁などといった大きな記者クラブには、毎日軽く100人以上の記者が詰めている。永田町、霞が関周辺を全員カウントすれば1000人は超えてしまう。

日本の新聞だから日本に……。国の中心だから東京に……。
単純な比較が無意味なのは百も承知だけれど、アフリカ大陸には、日本の全国紙の新聞記者は合わせてもわずか10数人程度しかいない。
一方で、アフリカ大陸のレアメタルがないと携帯電話は使えないし、コーヒーやチョコレートなどもアフリカに頼っている。
その経済構造の背景に何があるのか……。
本当はもっとニュースが届いて、考えるきっかけがあってもいい。