むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

何のため、誰のため

2009年03月15日 22時13分03秒 | Weblog
フィリピン人一家3人をめぐる東京入国管理局の判断は、何とも中途半端なものだった。
マスメディアや弁護士が騒ぐから、せめて子どもだけでも滞在を認めてあげよう……。そんな感じだ。
◆毎日新聞
http://mainichi.jp/photo/news/20090314k0000m040090000c.html

不法滞在を厳格に解釈して、既に中学生になった子どもの人生をひっかき回すことにどれだけの意味があるだろう。
国連人権規約や子どもの権利条約などをふまえれば、実態として成立している家族生活を壊すのは不当だとの解釈もある。

難民や外国人問題には明確な正解はない。
いくら頑張っても世界中の不平等や貧困の解消にはつながらない。
けれど、少しでも前に進めることは可能だ。
そこにこそ、国の「器」の大きさが問われる。

日本は、多くの難民を長期間の強制収容したり、迫害を受ける恐れのある国への送還を続けてきた。
法律は、人を幸せにするためにあるのではないのか。

違和感

2009年03月15日 03時18分06秒 | Weblog
麻生太郎首相がホワイトデー前日の13日、女性記者にお返しをしたそうだ。
ICレコーダー4000円なり。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090314ddm005010027000c.html

意地が悪いのか、これって本当にポケットマネーから出ているんだろうか、とつい勘繰ってしまう。
たとえ「給料」から出しているとしても、もとをたどれば税金だし、なんだか腑に落ちない。
そもそも毎年チョコを渡し、話題作りに努める女性記者も一体どうなんだろう…???
まあ、目くじらたてるほどのものではないかもしれない。
けれど、普段、そんな記者たちは、読者に応えるだけの緊張関係を保っているんだろうか。
首相官邸の記者クラブにたま~に出入りした経験でいうと、そんな雰囲気はあまり感じられない。

  ×   ×

米ホワイトハウスには、超名物記者がいる。
イラク戦争の不当性を真っ向から問い、最近でもイスラエルのガザ攻撃を放置する米国の姿勢を追求したヘレン・トーマスさんだ。
半世紀にわたり歴代大統領をウォッチしてきた恐るべき88歳。
格好いい存在は、きっと次世代を育てる。

大学出たてのきれいな女性が集まる官邸記者クラブ。
80歳どころか、30歳を超えるとその数は極端に減り、40歳以上は???
若い記者に責任は全くない。
けれど、これって単なる文化の違いで済ませていいんだろうか……。

◆ヘレン・トーマスの記者魂
http://www.the-journal.jp/contents/ny_kanehira/2009/01/post_2.html

◆Wikipedia ヘレン・トーマス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9