むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

立ち位置

2009年03月28日 01時34分59秒 | Weblog
同期入社の記者が中東から帰ってきた。

4年間の任期中、たびたび紛争現場にも入り、もがいてきた。
ずっと、大事にしていたのは、「撃つ側にいるより撃たれる側にいる方いい」ということだという。
いろいろ文句をつけるのは簡単だけれど、この仕事をしていく上で、大事な柱だと思う。


東京に来てから、全く「立ち位置」が違う記者に会うこともあり、一時期なんだか人間不信に陥った。
霞が関や永田町で話を聞いただけで全てをわかった気になった記者がいかに多いか……。


どんな記者でも、それぞれ役割がある。
けれど、やっぱりしんどい「現場」で闘っている人が一番尊いのではないか。
それを忘れたら、新聞社はいらない。