むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

社内抜かれ

2008年10月28日 17時02分28秒 | Weblog
「抜かれ」や「特オチ」
一般社会では全く使われないのに、この仕事をしているうちは、嫌~な言葉だ。

他社と一緒に追っている事件や話題で、他紙の1面や社会面に大きく記事が出てしまうことだが、本音をいうと、いまだにそうした争いにあまり興味がわかない。

ものすごいスクープも確かにある。
けれど、それ以外の大半は、実は業界だけの「内輪の争い」であることが多いからだ。
社内でほめられても、全く読者に読まれない・・・。そんな記事って実はたくさんある気がする。

むしろ、本当に読ませる「ひと」ものや、独自の視点でのルポを見つけると、なんだか嫉妬心がわいてくる。
先日、朝刊を開くと、自分のところの新聞の「ひと」欄で“抜かれた”!
ずっと気にかかっていて、「取材したい」と思っていた人が登場していた。
怠けて放置していたことへの自己嫌悪、「自分ならもっとうまく書ける」という(思い込みの?)悔しさが募った。

なんだか身近な人から、自分の腰の重さをつかれているようだった。
「社内抜かれ」は痛い!