14日開催された沖縄県石垣市「尖閣諸島開拓の日」条例制定記念式典に参加した人の話を聞いた。
<漁民の意識について>
尖閣海域は、波が荒く、魚は良質で、カツオ、マグロなどの豊富な海。
漁師は、行きたくてたまらないのである。ところが、漁場は30年以上のまえから、中国の漁船がくるようになった。270隻も来た日があった。
台湾からも漁船が来ているが、乗っているのは実は中国の出稼ぎ労働者、とか。
こちらの漁船は、はえなわ一本釣りで、中国の船は300トン、10倍もでっかい。はえなわを横断したり、我が物顔の航行で、危険極まりない。泣く泣く尖閣海域には行かなくなった。
現在、地元で出漁するのは、3隻ほど。九州では、宮古からカツオ一本釣り船、長崎からトロール船、時折熊本からも出て行っているらしい。
そこで、「なんとかして欲しい」と、政府に30年間訴え続けてきた。が、自民党政府から無視され続け、今では(見放されたという)諦め・無力感におちいってしまっている状態である。
その様な中での、 事件発生。
今、全国の反応(国会議員や、本土の有志の行動、世論)に驚いている。
本日(14日)全国で、署名活動しているとの報告に、悦んでいる。
漁民の要望は、安全安心操業のための灯台設置、避難港建設、違法外国漁船の取締り①
<警備にあたる船について>
中国の監視船は、軍艦を改造したもの。頑丈で、重装備していることが考えられる。先日のニュースでは、中国は36隻の監視船、45隻の高速船を新たに建造すると報じられている。
一方、尖閣領域を管轄する我が国の海保船は4隻、常時出港は2隻。
不審船があれば、2隻で追跡するのだが、その間他船が領海に入ってくるという状況である、という。
*このことから、我が国としては早急な海保、海自のための法整備、法制定が必要②
<石垣島の状況>
リゾートホテルが林立。閑古鳥が鳴いていた。
住民の意識は、「勿論、尖閣は日本領土なのだが、本土からの観光客は少なく、生活のためには、中国人(台湾)観光客を呼び込みたい。」
↓
<望む国の対策>
本土からの観光客、産業の誘致など。
①②は、署名の請願事項と一致。
八重山毎日新聞より(↓)
式典参加者 約300人。中山石垣市長、伊良皆高信議長、、川満栄長八重山市長会副会長、上里至県八重山事務所長、ほか たちあがれ日本、自民党、公明党、みんなの党の代表らもあいさつした。
日本会議国会議員懇談会(平沼代表ほか151人)は、式典の後今後の運動方針を発表した。(3月に尖閣を守る全国集会を予定)
また、日本大学[法学部教授百地章氏は、石垣市の上陸調査については、法的に全く問題ない」と指摘した。
中山市長は「賛同の声を心強く思っている」「先人が築いた歴史を紡ぐ中で今後も私たちが新しい歴史を作って生きたい。」「経済活動については不安を打ち消すような行動をしていきたい。」などを語った。