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愛国心を条例に 佐世保市の決断

2006-06-27 14:33:12 | 教育
佐世保(長崎県)市議会総務委員会は、26日市が提案した子ども育成条例案について、基本理念に「郷土や国を愛し」などの文言を盛り込む修正案を賛成多数で可決した。28日の6月議会最終本会議で可決される見通しである。

教育基本法の改正論議が地方に影響を与えた一つの例であろう。佐世保と言えば、少年犯罪で日本中に大きな衝撃を与えた所である。「どう育って欲しいか」を考え文言を盛り込まれたそうであるが、教育改革が求められてきた佐世保が、その指針の中に愛国心を盛り込んだ事に注目したい。

市が作成した原案の第3条が「子どもが優しさやたくましさを身に付け、平和を愛し、自然を大切にする心(中略)を養うことができるよう支援されること」と掲げる育成の基本理念について、「平和を愛し」を「人を愛し、郷土や国を愛し、世界の平和を願い」と修正している。実に具体的な修正で、どちらが相応しいかは一目瞭然であろう。

これから、教育基本法改正が議論する中でこのような論議は全国各地で起こってくるだろう。教育基本法を変えても教育は変わらないと言う人がいる。しかし、教育基本法改正論議が、佐世保市の育成条例を変えたのは事実だろう。ぜひ、次の内閣では腰をすえて佐世保の議会のように「どう育って欲しいか」を念頭に、一部の勢力に流されないようしっかりと議論をしていただきたい。


<愛国心>長崎・佐世保市議会が条例可決へ(6月27日毎日新聞)

 長崎県佐世保市議会総務委員会(草津俊比古委員長)は26日、市が提案していた市子ども育成条例案について、基本理念に「郷土や国を愛し」などの文言を盛り込む修正案を賛成多数で可決した。28日の6月議会最終本会議で可決される見通し。「愛国心」の表現を巡っては、教育基本法改正案が国会で継続審議となっており、論議を呼びそうだ。
 条例案は、次代を担う子どもの育成について市民や保護者、学校、地域などの役割や市の基本的な施策を明らかにし、子どもが尊重され、幸せに育つまちづくりに寄与することを目的にしている。原案は18条から成る。
 修正案は原案の第3条が「子どもが優しさやたくましさを身に付け、平和を愛し、自然を大切にする心(中略)を養うことができるよう支援されること」と掲げる育成の基本理念について、「平和を愛し」を「人を愛し、郷土や国を愛し、世界の平和を願い」とすることなどを求めた。
 総務委員会は8人で構成。修正案は委員長を除く7人のうち保守系3会派と民主市民クラブ、公明党の5会派に所属する6人が23日提出した。26日の採決では6人が賛成し、社民党の委員が反対した。修正案の提案理由を説明した自民党市民会議の市岡博道委員は「どう育ってほしいかを、より分かりやすく明文化した。生まれ育った古里や国を愛することはごく自然なこと」と述べた。