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最近の分祀論や国立追悼施設建設の意見に関して

2006-06-20 21:26:22 | 靖国神社
最近、マスコミで首相の靖国神社参拝に関しての議論が増えてきた。これは次の首相を念頭に、中国などの戦略による揺さぶりから出発したものであるが、それに同調する議員がいることに驚くばかりである。
分祀論をいう議員も増えてきている。そもそも分祀という発言自体が、合祀もあるのだから分祀もあると言った発想の次元から生まれたものであると思われる。本来、分祀(分霊の方が正確かもしれない)は御霊分けで、御祭神はそのままに、別の所に更にその方々をお祭りする場を作る為の言葉である。議員などが言っているのは正確に言うと分祀論ではない。

分祀論であるならば、勿論靖国神社に法務死された方々も祭られ、更に別の所に特別にその方々だけを讃えるための神社を創建するという意味になる為、正しい意味での分祀論ならば、それらの方々の顕彰の為に多いに行っていただきたいものである。

そもそも、この分祀論や国立追悼施設なるものは中国・韓国から言われて考え始めた出自のいかがわしいものである。何故自国の先祖をどう祭るかを他国の人達から言われなければならないのか。ましてや宗教を否定する共産党が靖国神社にクレームをつけると言うのは冗談みたいな話である。彼らにとっては神も何もいないのであるから、そんなものに気に留めなくてもいいはずなのに、神様を信仰している人よりも過剰に反応し、政治利用する事に怒りを禁じえない。

最近は首相が八月十五日に参拝し、最後に公約を果たしてから辞めるのではないかと噂されている。色々物議をかもしてきたが、有言実行の多い首相だけに信憑性のある噂話である。是非首相には最後の花道を飾り、公約を果たして欲しいと思う。

とにかく、自民党の総裁選をにらみ靖国神社を政治利用する他国の姿勢には許しがたいものを感じる。九月の総裁選挙では、他国に配慮しない形で、「日本の将来は如何にあるべきか」という本質的課題の中から総裁を選んで欲しいと心から思う次第である。