こんばんは
次の週末は遊びに行こうと計画していたら、急ぎの仕事が発生したKボーイです
どうしたものか…
さて、今日もNゲージのお話、正確には過去記事のリニューアル版になります。
お題は京浜東北・根岸線E233系を除くと、最もお世話になっている電車です
白いマスクに黄色帯の総武線(209系500番台ではありませんよ)。
KATO E231系500番台 中央・総武線になります
模型は2018年2月発売で、その頃は山手線からの転入車が増えつつも、まだまだ0番台が多数在籍していて、209系500番台もいましたね。今ではすっかり500番台が中央・総武線の顔になりました
入線から2年以上が経過し若干内容が古いこと、また今週末にはTOMIXがE231系0番台更新車が発売予定につき、いい機会なのでこの記事を修正いたします。
◎模型の概要◎
模型は三鷹車両センター所属のA507編成がプロトタイプです。
(実車 A507編成 平井にて)
製品構成は、
・品番10-1461「E231系500番台 中央・総武緩行線 6両基本セット」
・品番10-1462「E231系500番台 中央・総武緩行線 4両増結セット」
の2つです
基本セットの車種構成は、
・2号車 モハE231-519
・3号車 モハE230-519
・5号車 モハE231-520(動力車)
・6号車 モハE230-520
・10号車 クハE230-507
になります。
増結セットの車種構成は、
・7号車 サハE231-507
・8号車 モハE231-521
・9号車 モハE230-521
になります
付属品は基本セットに2種類あります。
一つはE231系シリーズではお馴染みの先頭車用アンテナです。
内訳は列車無線アンテナと信号炎管が2本ずつ、予備はありません
もう一つは行先表示シールです。
収録されている前面表示は、
「1112C 中央・総武線」「2119B 立川」
「1309C 三鷹」「1219C 中野」
「706B 西船橋」「1526C 津田沼」
「2024C 千葉」 です。
その他、前面表示に対応する側面表示、優先席表示、女性専用車表示が収録されています。
実車E231系500番台は2002年の登場以来、山手線で活躍してきましたが、E235系投入に関連して中央・総武線への転用が開始されました
中央・総武線への転用に際しては、帯色の変更の他、
(1)先頭車前面下部にホーム検知装置を設置
(2)VVVFインバータ装置の機器更新(ただし、A520・A540は転属後に機器更新)
(3)車外スピーカーの本設置
がなされました。
(実車のホーム検知装置)
(実車の機器更新されたVVVFインバータと本設置された車外スピーカー)
模型も以上3つを踏まえております。
こちらは山手線仕様(2008年ロット)との前面の比較です。
前面ステップ下に2つ追加された突起物がホーム検知装置です。
「A507」の編成番号表記ですが、山手線仕様と文字サイズが一緒なのはミスだと思います
そして、こちらはモハE231形の比較です。
機器更新により交換されたVVVFインバータ装置を再現されております。また幕板部の車外スピーカーも、準備蓋の状態から本設置表現に変わっております。
概要は以上です
◎入線整備の話◎
続いて、付属品の取り付けなど入線整備のお話です。
アンテナと行先シールは説明書通りに取り付けます。
その他。追加メニューとして製品状態ではダークグレーで成形されている運転台を塗装します。
全体をGMカラーの灰色8号、パネル部分をタミヤエナメルのつや消し黒、座席を青で塗ります。ついでにスカートの足部分も黒で色差しします。
前面表示は「1219C 中野」をチョイス。ただし、両側共「中野」だと面白くないのでクハE231側はシールを組み合わせて「中央・総武線」表示にします。
整備後はコチラ。運転台の塗装とスカートへの色差しだけでも効果はかなりあります
◎細部のお話◎
整備が終わったところで、細かい所を見ていきましょう。
まずは先頭車のライトの具合を確認します。
ヘッドライト、テールライト共に程よい明るさで点灯します。
光源は白色LEDで、着色されたプリズムで電球に似せています。
各車とも帯色も鮮やかに再現されています。
なお床板は機器更新を再現したモハE231形を除き山手線仕様と同じ部品です。
クハE231-507の先頭部。所属標記は「八ミツ」、ATS標記は「P」です
側面の次は屋根上です。
10両編成中、4号車のサハE321-607は屋根板は他車と異なります。
画像手前の車両がサハE231-607で、屋根上のビードが太く、本数の少ないのがわかるかと。
これは実車が山手線ホームドア設置による6ドア車置き換え用として後から製造されたためで、新津製E233系と同一仕様です
今回の500番台総武線では2種類のクーラーが使われています。
「最近のKATOはクーラーフェチ」と勝手に思ってますが、このE231系500番台総武線仕様辺りから、通勤形でも複数のクーラーを使い分けるようになりました。
10両編成中8両は、手前のAU726形クーラーが取り付けられています。
そして、7号車・サハE231-507と8号車・モハE231-521は、奥のAU726B形クーラーが搭載されています
もちろん実車のクーラーは換装される場合がありますので、現状と必ずしも一致しません
パンタグラフはお馴染みPS33です。
細部の話は以上です
ここからはお馴染みの車両紹介
1号車 クハE231-507
千葉方先頭車です
2号車 モハE231-519
実車はパンタグラフやVVVFインバータを搭載する中間電動車で、模型では動力のないトレーラー仕様です
3号車 モハE230-519
実車は補助電源装置(SIV)やコンプレッサーを搭載する中間電動車です
4号車 サハE231-607
実車は6ドア車の置き換え用として登場した車両で、屋根上のビードの形状が他車と異なります。また弱冷房車ステッカーが印刷済みです
(ここから車両の向きを変えてます)
6号車モハE230-520は画像省略
7号車 サハE231-507
実車は500番台オリジナルの中間付随車です。AU726Bクーラーを搭載しています
8号車 モハE231-521
こちらも模型ではT車仕様です。7号車と同じくAU726Bクーラーを搭載しています
車両紹介は以上です
◎まとめ◎
実車は山手線からの転用が完了し、従来のE231系0番台に代わって総武線の顔として定着しました。
NゲージとしてはTOMIXが先行していましたが、ホーム検知装置が再現されていないのと、早い段階で模型化したために未更新車となっています。その点、KATOは機器更新やホーム検知装置を再現していて、出来は大変に良いものなっております。
発売から2年半経過し市場在庫が枯渇しているので、再生産に期待したいところです。
(おまけ、山手線時代のA507編成)
以上です
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205系総武緩行線色→コチラ
◎修正記録
2018年2月10日:投稿
2020年9月23日:一部文章修正、画像高画質化
2020年9月24日:記事リニューアル
2021年10月28日:リンク修正