※2024年4月11日追記:
更新車ですが、リニューアル品の発売が発表されました。
なお価格がとんでもないことに…。
ようこそお越し下さりまして厚く御礼申し上げます
毎度お馴染み流浪のKボーイでございます
大型連休も最終日になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は家でまったりとNゲージを弄りながらブログを書いたり、過去記事を直したりと過ごしております
さて、今日は過去の入線記事の修正版です。
お題はピンク帯のワイドボディ209系、
TOMIX 209系500番台 京葉線のお話です
ベイエリアを走る京葉線209系500番台のNゲージになります。初回生産は2009年で、2018年6月に再生産していて、今手元にあるのは再生産のロットになります。
その再生産からも約3年経過し、その間に兄弟製品であるE231系がリニューアルされ始め、209系500番台もリニューアルを受ける可能性があることから、それを念頭にした内容になります
◎模型の概要
この製品は両先頭車とモハ4両の6両セットと、増結用の単品サハ209の2つで構成されています。
仕様としては機器更新前・強化形スカートの時代になります
セットの内容は以下の通りです。
□商品名:92807「JR209 500系通勤電車(京葉線)セット」
□車種構成
●モハ209-500(トレーラー車)
●モハ208-500
●モハ209-500(モーター車)
●モハ208-500
●クハ208-500
□付属品
●アンテナ(列車無線アンテナ・信号炎管)
●避雷器
●前面方向幕シール
●転写シート(インレタ)
以上セットの内容です
単品のサハ209は
品番8905「JR電車 サハ209 500形(京葉線)」
になります。こちらに付属品はありません。
〇付属品について
基本セットに4種類ある付属品ですが、
転写シート(インレタ)はコチラです
転写シート収録内容は、
ケヨ31~34編成の車両番号、
ATS標記、号車番号、弱冷房表示、
車椅子対応マーク、ベビーカーマーク
になります
転写シートは初回生産は総武線・京浜東北線仕様と共用でしたが、再生産分からはベビーカーマークが追加された専用品に変更されています
前面方向幕シールはコチラです。
シールは初回生産分から変更ありません。
行先表示は京葉線内完結のみで、運行番号も201系や205系がいた頃の内容です
元々初回品が発売された2009年頃、京葉線209系は外房・内房線直通運用に入らない50・60番台運用および95運用に入っていました。そのため、このシールは当時の実車に即した内容でした。なので201系や205系がいた頃を再現する分には支障はありませんが、今の姿を再現したい人には多少不都合かな?
残りのアンテナと避雷器はコチラ。
TOMIXの209系・E231系シリーズでお馴染みの部品です
取り付けるとこんな風になります。
アンテナはかなり細いので、よく紛失するのよね
模型の概要は以上です
◎実車について
実車は2008年から翌年にかけて京浜東北線から転入した電車で最大で4編成(ケヨ31~34)40両が在籍しました。転入時は原形スカートでしたが、すぐに強化形スカートに交換されています
その後、E233系5000番台投入に伴い2011年1月までにケヨ34編成を除いて武蔵野線(所属区は不変)に転用。残ったケヨ34編成は2016年12月に機器更新を受け、宙ぶらりんな状態ながらも未だ京葉線で活躍中です
◎模型の細部の話
さて、模型の細かい所を見ていきましょう。
適宜KATO製209系500番台と比較します。
まずは前面からです。
ステップ下のホーム検知装置が無いのは仕様です。
実車の運行番号は3桁表示ですが、
模型はE231系の流用で横に長い5桁表示サイズです
KATO製の武蔵野線仕様と比較してみましょう。
KATO製はホーム検知装置を再現しています。
一方で強化形スカートは、TOMIX製の方が実車に近い印象です
斜め横からです。
この角度ではKATOの運転台シースルーの効果は絶大。
なお、KATOの前面FRP部分はボディとは別パーツで若干アイボリー色、TOMIXはボディと一体で真っ白です。
ところで、よーく見るとピンクの帯にズレが生じています
(拡大画像)
個体差かなと思ったら、再生産ロットは全部こんな状態らしい。
最近のTOMIXは塗装・印刷の信用がないからなあ…
先頭車のライトユニットは白色LED基盤を採用しています。
でもプリズムに着色がないので、
ヘッドライトも白色点灯します
これはこれでカッコいいのですが、
やっぱり電球色にしたい
そこで、ヘッドライトのプリズムに
マッキーの黄色と茶色を重ね塗りをして、
電球色にしております
ところで、帯色はどうでしょうか?
KATO製205系京葉線と比較するとこんな感じです。
TOMIXは鮮やかなピンク色で、KATOは赤に近い。
この辺りは好みによりますが、私はTOMIXの方が好きです
立ち姿はTOMIXの方がいい感じ。
そういえば初回生産のPS33Bパンタは
もっと明るい灰色だったと記憶しています
コチラは屋根上のクーラーです。
どういう訳が妻面が違います。
TOMIX製はビードが省略されています。つまりKATO製が正しいように見えますが微妙に違うようです
細かい部分は以上です
◎リニューアルの可能性は?
正直KATO製に比べて見劣りするTOMIX製ですが、2020年にE231系0番台がリニューアルされたことで、209系500番台もリニューアルが期待できます
E231系0番台リニューアルによる改良点として、
●新型M-13モーター採用
●ホーム検知装置表現の追加
●前面FRP形状の見直し
●遮光ケースの新規製作、前面表示の交換式に変更
●運転台シースルー構造
●前面窓ガラスの日よけ表現の追加
が挙げられます
これが209系500番台に反映されれば、よりよい製品になると思います。
(ただし粒子の粗い銀塗装は、正直好みではありませんが)
(リニューアルされたE231系と)
楽しみに待ちたいところ。
◎その他の話
本来製品の転写シートには「千ケヨ」の所属標記が含まれておりませんが手持ちに模型には、
トレジャータウンのTTL801-65「209-500系標記」で所属標記を再現しています
車番も収録されていますが、そちらは付属品を使った方が無難かな
小さい文字だから「千ラシ」でもばれないと思います(苦笑)
付属する転写シートで一番貼るのが難しいのは
ドア上の弱冷房表示です。
ドア枠部分の出っ張りがあるので転写シートが密着し辛く、転写したらずれていたこともしばしば。こういう所には手を抜かず、適宜切り出してセロテープで固定して貼りましょう
今回は車両番号はクハ209-515以下のケヨ33編成にしました
また
実車は登場時から2009年の春頃までの短期間原形スカートでした
TOMIXでは登場時のスカートが分売されております。
※品番Z628「 スカート(E231系総武線登場時A/B)」
これに交換すれば登場時を容易に再現できます
◎いつもの車両紹介
2号車 モハ208-530
実車はSIVや空気圧縮機を搭載する中間電動車です
3号車 モハ209-530
実車はパンタグラフ・VVVFを搭載する中間電動車です。
モーター車に設定されていますが、線路条件によって8号車の床板と交換してもOKです
(5号車 サハ209-559と6号車 サハ209-558は省略)
7号車 モハ208-529
2号車のモハ208と同仕様です。
車両紹介は以上です
◎まとめ
さて、ここまでいろいろとお話しました。
またなんか文句ばかりで申し訳ございません。
繰り返しになりますが、E231系がリニューアルしたからには、209系500番台のリニューアルにも期待したいところ。ただその時は機器更新車になるかなと。
我が家にはE233系5000番台の旧製品もありますが、
こちらも新モーターになった改良品が発売されており、買い替えようか検討中であります
以上です
関連記事
209系500番台シリーズ
京葉線になる前の京浜東北線仕様
KATO製→コチラ
マイクロエース製→コチラ
最初の所属先、中央・総武線仕様
KATO製→コチラ
2018年7月4日 文章修正
2021年5月5日 大幅修正
コツはあまり濃く塗らないことですかね。