こんばんは
増税まで約2週間ですね
増税したからNゲージの購入を控える、
ということはありませんが、
新製品の9月30日出荷、だけは
避けてもらいたい
まあ、9月30日は月曜日なので、
有り得ないと思います、多分…
それはともかく、
今日は、先日の旅行の際に購入した、
レモンイエロー(苦笑)の205系、
KATO 205系「総武緩行線色」のお話です
模型は2007年夏発売で、
品番は10-524、そして
実車通りの10両セットになります
プロトタイプは
三鷹電車区に所属した第21編成で、
先頭車の番号は-104です
この編成は元を辿れば、
京浜東北線・浦和区への新製配置車で、
209系投入により三鷹区へ転入
そして、
中央・総武線へのE231系投入により、
10両中8両は武蔵野線へ転属しM1編成、
残り2両は南武支線のワ1編成となり、
現在に至ります
時代設定としては、
八王子支社発足後の1998年から
三鷹区の全編成番号が一新される
2000年12月までのようです
(※編成番号一新後は第15編成)
パッケージは、
小形ブックケース2つ
(セットA・B)に分かれています
5両ずつ入っており、
セットAには1号車から5号車、
セットBには6号車から10号車が
含まれています
付属品は
KATO製の205系でお馴染みの
屋根上部品のランナー×3
収録されている行先は
「27B 三鷹」「07B 中野」
「29B 西船橋」「37B 津田沼」
「21B 千葉」「15B 武蔵小金井」
と一般的な内容です
模型の仕様としては
・動力ユニット→非フライホールで、
・車輪→黒染めタイプを
・中間連結部→台車マウント式KATOカプラー密連形
・パンタグラフ→PS16Bタイプ
端的に言うと、後述する
パンタグラフとクーラー以外は
最新仕様と差異はありません
それだけ、KATOの205系は
安定した製品ということです
あえて言うなら、
ライトは白熱電球で暗いですね
これでもコントローラーを
半分以上回しています
所属標記は八ミツ、ATS表記はP・Bです
さて、KATOの205系は
様々なカラーバリエーションが
繰り返し発売されています
それぞれに特徴あるわけですが、
この中央・総武線仕様に関しては、
黄色がとっても濃い!
209系500番台の初回品と同じく
とっても濃い黄色です
どのぐらい濃いかは
下の画像を見ればわかります
左から、最新製品のE231系0番台、
真ん中が元凶とも言える
209系500番台初回品、
右が今回の主役の205系です
E231系が現在の
KATO製品における黄色1号です
比較すると
明るさと鮮やかさが違います
現在のKATOの色解釈でも、
TOMIX製品と比較すると
「濃い」のですが、
昔のは「濃い」を通り越して、
こんな色でよくもGOサインを出したな
とあきれ果てる色合いです
209系500番台は2006年の発売で、
205系よりも発売が先行します
209系500番台で失敗しなければ、
205系もまともな色だったでしょう
(左・E231系0番台、右・205系)
それで、この濃い黄色、
103系や201系の黄色5号、
カナリア色と同じかと言えば…
カナリア色よりも濃くないか?
レモンイエローも、
カナリア色も超えた何かですよ、本当に
考えれば考えるほどに
謎が深まるこの色味
もしかすると、曇天時に見た色を
デフォルメせずに採用したのかもね
そのせいか模型を日なたや
明るい光源の近くに置くと、
割と良い色に見えます
本当、色って難しいよね
でも、幸いにも205系は
209系500番台よりも帯が細く、
銀色もあっさりしているから、
濃い目の味付けでも違和感が少ないです
209系500番台は悲惨です
後にPS28仕様で、
『より実車の色味に近い色に変更』
と宣伝する辺り、もうね
さて、買った以上は整備を行います
ついでに、現行水準に近づけよう
ということで、
パンタグラフとクーラーは
最新のものに交換します
用いるのは、
品番Z04M1276「クーラーAU75(ステンレス色)」
品番4132-LF「モハ205武蔵 パンタPS16D」
の二つです
クーラーは銀色の質感がアップしたもの
パンタはすり板の先端が細くなった改良品です
交換方法は従来品を外して、
交換するだけです
行先シールも貼りつけていきますが
前面だけは鳳車両製造の
総武線用方向幕を用いています
側面は製品のものを使いますが、
下に白い紙を貼ることで
過度に透けるのを防ぎます
行先はネタで「武蔵小金井」をチョイス
現在も夜遅くになると出現する
仕事帰りに見ると、嫌になる行先です
例によって、
主要形式だけ車両紹介
千葉方先頭車です
現在はVVVF化改造の上、
モハ205-5001になっています
相方と同じく、
現在はモハ204-5001に
改造されています
弱冷房車表示は印刷済みです
※5号車 モハ205-279は省略
模型ではコチラが動力車です
なお、実車は現在は南武支線用の
クモハ204-1001に改造されています
なお、元々電動発電機が非搭載ため、
改造時に新たにSIVが設置されました
※サハ205-169、
モハ205-280、
モハ204-280は省略
三鷹方先頭車です
車両紹介はここまでです
何気なしに買ってしまった
中央・総武線205系ですが、
色の件を除けば良い製品です
可能なら帯色の改良の上で
再生産して欲しいですね
以上です
関連記事(総武線フレンズ)
この総武線の黄色帯、私も余りに色合いが違っているのを模型店のケースで見て「えっ…」っとなった記憶があります。
これらに限らず、帯色の印象はかなり重要な要素なので、メーカーにはしっかりと調整して欲しいですね・・・。
確か発売当時の『RM MODELS』のレビュー記事でも、色が濃いというコメントがあったぐらい、かなり濃いめの味付けです。
KATOの色解釈の手法ですが、私がイベントでKATO担当者のトークショーを聞いた感じでは、実車を重視するあまり、「家の中で見た時にちょうどいい色具合」という視点が抜け落ちている印象でしたね。