Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

春のGⅠ ここまでのふりかえり

2023-06-06 | 競馬日記

(ダミアン・レーン騎手が初来日したときの写真。ルメール騎手㊧とともに。デイリースポーツ、2019年4月25日付より)

ダミアン・レーン短期免許で初来日 17年トーセンスターダムでG1・2勝 | 競馬ニュース - netkeiba.com

 昨日は早朝から忙しくて、ブログはお休みにしました。でも、更新していないのに、気にかけてくれる方がいて、ほんとに励まされます。いつもご覧いただきありがとうございます。

 さて、週明けは次の日曜の重賞の「予習」をしてきましたが、安田記念が終わって春のGⅠシリーズも一区切りで、今年のJRAの前半のGⅠレースは6月25日の阪神・宝塚記念がいよいよ最終戦となります。今日は、2月のフェブラリーSから始まった今年の一連のGⅠ戦をふりかえってみようと思います。

 以下に、ここまで行われた11レースの3着以内の騎手名(馬名でなく!)を並べてみます。数字は馬の着順、〇数字は単勝人気順、配当は三連複と三連単です(赤数字は三連複万馬券青数字は三連単10万以上)。

・フェブラリS  1⃣坂井 ①  2⃣川田 ③  3⃣浜中 ④     2,630円      7,700円

・高松宮記念   1⃣団野 ⑫  2⃣浜中 ②  3⃣丹内 ⑬   81,180円  668,280円

・大阪杯     1⃣武  ②  2⃣ルメー①  3⃣横山和⑩     8,980円    31,200円

・桜花賞     1⃣川田 ①  2⃣鮫島 ⑥  3⃣横山武⑤     4,750円    13,200円

・皐月賞     1⃣横山武②  2⃣松山 ⑤  3⃣ルメー①     3,770円    24,780円

・天皇賞(春)  1⃣ルメー②  2⃣和田 ⑤  3⃣レーン⑥   13,570円    65,060円

・NHKマイル  1⃣内田 ⑨  2⃣横山武⑧  3⃣武  ③   27,690円  260,760円

・ヴィクトリア  1⃣戸崎 ④  2⃣レーン③  3⃣ルメー①     1,720円    12,830円

・オークス    1⃣川田 ①  2⃣ルメー②  3⃣斎藤 ⑮   16,840円    34,140円

・ダービー    1⃣レーン④  2⃣横山武①  3⃣松山 ⑥     4,700円    29,810円

・安田記念    1⃣戸崎 ④  2⃣レーン③  3⃣ルメー①     2,290円    14,510円

 

 配当を見ますと、三連複万馬券が4/11回(去年は7回)、三連単10万以上が2/11回(同4回)です(去年の回数は宝塚記念までの12回、以下同)。

 人気順では、1番人気馬の三連絡みが8/11回(同2/12回、2番人気が5/11回(同5/12回)、3番人気が4/11回(同7/12回)、4番人気が4/11回(同7/12回)……ですので、去年と比較して、今年の春のGⅠレースは1番人気馬が着外に敗れることが少なく、全体として堅調だったことがわかります。その分、配当も抑えられたかたちです(しかし、高松宮記念とNHKマイルは2年続けて荒れていますから、馬券的にはこのあたりを獲れるかどうかなのだと思います)。

 それから、わざわざ騎手名を並べたのは、ルメール騎手レーン騎手の連絡みに注目するためです。ルメール騎手は今春のGⅠ戦では、ここまで9回騎乗して3着以内に6回(去年は5回)、レーン騎手は短期免許で来日し、皐月賞から乗り始め、7回騎乗して3着以内4回(去年3回)です。これは二人を外して馬券を買うのは無謀だということを意味しているでしょうし、逆に、二人の乗った馬が着外に沈めば配当が大きくなるということでもあります(たとえばNHKマイル)。レーン騎手は6月13日で免許が切れるので、特例措置でもないかぎり宝塚記念の騎乗はないのでしょうが、まだ29歳ですので、今後とも末永く日本の競馬で暴れてくれそうですね(日本人騎手では横山武史くんが3着以内4回とがんばっています)。

 ここまでは一覧にするまでもなく、ファンの間ではお馴染みなことばかりだと思いますので、最後に、馬の世代の力関係について。今年の古馬(4歳以上)GⅠはここまで6戦行われ、馬齢別に戦績(3着以内に入った馬の数/18)を調べてみると、

 4歳勢=5頭  ・5歳勢=7頭  ・6歳勢=2頭  ・7歳勢=3頭  ・8歳勢=1頭  です。

去年と比べてみると(数/21)、

 4歳勢=9頭  ・5歳勢=9頭  ・6歳勢=2頭  ・7歳勢=1頭  となりますから、

ことGⅠに限って言えば、今年は5歳以上にチャンスのある年です。GⅠ戦はあとひとつだけですが、宝塚記念は例年(というかここ最近)4歳世代がそれほど強い感じのないレースでもありますから、メンバー次第ですが、5歳、6歳以上の馬たちが例年以上に勢いがあることは気に留めておきたいところです。

 さて、明日は今年も重馬場になりそうな日曜・東京メインのエプソムカップを検討してみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。関東は梅雨入り前の貴重な晴れになりそうですが、今日も一日がんばりましょう。


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