昨日のGⅠは大荒れでした。「主役」不在で混戦とは思ってましたが、みんな前のめりだったんでしょうか、前半3ハロンが33.9秒というのは(このメンバーとしては)飛ばしすぎでしょう。それでも先行して1頭だけ残ったペプチドナイルは強かったですね。⑪人気の低評価でしたが、こんなに強い馬だとは予想できませんでした。しかし、⑪⑤⑬人気の決着については、昨日の東京競馬の「わたり(穴馬の人気順の動き)」が⑨⑨……と来ていたので、メインは⑨⑪⑬⑮人気の馬を警戒して見ていたのですが、実際このあたりの人気順はレース直前まで激しく入れ替わっておりまして、私が馬券を買った段階の⑪人気は確かドンフランキー、⑬人気はシャンパンカラーではなかったかと思います。まあ、購入をぎりぎりまで我慢すれば、「理屈」上は買えなくもない馬券でしたが、2着に来たガイアフォースは初ダートでしたから、この馬を主軸に据えるのは、私にはそもそも無理でした。それにしても三連単1,530,500円はGⅠレースとしては久々にビッグな配当となりました。次の高松宮記念も例年の傾向からして荒れる公算が高いので、また狙っていこうと思います。昨日は小倉のメインもねらい馬が落馬しましたし、まったく精彩を欠く一日になってしまいました。今度は中山・阪神に開催が替わりますんで、気持ちを切り替えていこうと思います。
さて、フェブラリーSが終わって、陽気は春本番ですが、今日は春の中山開幕週を飾る日曜メインの中山記念を見ていきます。
1)前走(ステップ)※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順です。
〇中山金杯 5頭 (マイネルクリソーラ⑥3着 ボーンディスウェイ②4着)
〇マイルCS 3頭 (エルトンバローズ④4着 イルーシヴパンサー⑪6着
レッドモンレーヴ⑧9着 ソーヴァリアント⑨12着)
〇白富士S 3頭 (グリューネグリーン⑦5着)
〇天皇賞・秋 2頭 (※該当なし)
〇香港マイル 2頭 (※該当なし)
〇秋華賞 2頭 (※該当なし)
前走との間隔は、最多は①中4ヶ月、次いで②中5ヶ月、③中3週、④中6週の順です。秋のGⅠに出走した馬が復帰戦としてこのレースを選び好走するパターンが多いようです。今回のメンバーに①②の該当馬はなく、③は前走白富士Sのグリューネグリーン、④は前走中山金杯(上記)と京都金杯(タイムトゥヘヴン、ドーブネ)の4頭が該当します。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 14頭 〇5歳 8頭 〇6歳 5頭 〇7歳 3頭
/◇牝馬 5頭 ◇騸馬 なし
4歳が最多です。これまでのところ明け4歳馬の重賞成績はまずまずなので、今年も4歳馬から狙いが立つとみてよいかも知れません。ソールオリエンスとエルトンバローズにとっては好データです。
3)血統
流行廃りがあるので難解です。ここ2年は母系のノーザンダンサー系が目立ちます。この血脈で該当馬を拾ってみると、以下のようになります。
〇母系ノーザンダンサー系
・ショウナンバシット:父シルバーステート(ディープ系)/母父Medaglia d'Oro
・ソールオリエンス:父キタサンブラック(サンデー系)母父Motivator
・ドーブネ:父ディープインパクト(サンデー系)/母父Foot steps in the sand
・ヒシイグアス:父ハーツクライ(サンデー系)/母父Bernstein
・ラーグルフ:父モーリス(ロベルト系)/母父ファルブラヴ
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①5番人気以内の馬が中心
②前走2着以内の馬が上位
③4・5歳が優勢
④過去3走の芝2000以上の重賞実績:GⅠ2着以内、GⅡ・Ⅲ勝ち
条件をクリアする馬はいません。しいて近い馬を挙げれば、ソールオリエンスでしょうか。
5)宮田式バイオリズム
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬を見ておきます。
・エエヤン 3・0・1・5
・グリューネグリーン 2・0・1・8
・ショウナンバシット 3・1・1・6
・ソールオリエンス 3・2・1・1
・ヒシイグアス 8・5・1・7
・ボーンディスウェイ 4・3・3・9
6)結 論
実績的にはソールオリエンスとエルトンバローズ。あとは去年の勝ち馬で8歳馬のヒシイグアスあたりが候補だと思います。この3頭から選ぶとすれば、ソールオリエンスということになるでしょうが、たぶん人気になるでしょうし、妙味は薄いですね。ただ、人気上位が強いと言っても、過去10年では①人気が3着以内に3回ですから、同馬が①人気になるなら、データ的にはちょっと疑ってみたい気もします(②人気7回、③人気4回ですから、①人気よりもむしろ②人気の方が信頼度が高いレースです)。となると、エルトンバローズの方がいいのかも知れません。相手で狙ってみたいのは、ショウナンバシットでしょうか。前走は不良馬場でしたし、直線勝ちに行っての失速でしたので、情状酌量の余地はあるでしょう。それから、ドーブネも前走の京都金杯はトップハンデの58.5㌔を背負いましたので、ちょっと負け過ぎのきらいはありますが、挽回の余地はあります。あとは去年2着のラーグルフ、同じく①人気で9着に敗れたソーヴァリアント、良血のレッドモンレーヴが巻き返せるかどうか、でしょうか。人気薄が大波乱を演ずるようなレースにはならないまでも、中位人気の馬が馬券に絡んで小波乱くらいにはなるのではと見ているレースです。
中山・阪神の春開催が始まると、桜花賞・皐月賞まで駆け足で進んでいきそうです。一日一日、大事に行きたいものです。本日もお読みいただきありがとうございました。穏やかな一週間であることを祈ります。
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