Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

2月19日 今日のレース回顧と反省

2023-02-19 | 競馬日記

 今日は一日風が強かったのですが、東京競馬場は雨が降らなくてよかったです。福永祐一くんが今日でJRAの騎乗が最後になるので、ずいぶんファンが集まって、レースのたびに拍手が沸いていました。9Rでひとつ勝って、みんなを喜ばせましたね。まだこのあいだデビューしたような気もするのですが、もう26年たつのかと思うと感慨深いものがあります。ダービーでキングヘイローに乗って、逃げて失速して大敗し、泣きじゃくっていたあの青年騎手が、若い騎手たちの模範となる、爽やかで本当に立派な騎手になってくれたと思います。いやぁ、本当に、本当に、ご苦労様。いいレースとたくさんの好馬券を届けてくれて心から感謝します。

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 さて、今日は東京競馬場で今年最初のGⅠレース、フェブラリーSがありました。福永くんが乗ったオーヴェルニュは12着でしたが、レースは坂井くんに乗り替わって不安視もされた1番人気レモンポップの完勝でした。坂井くんの騎乗も完璧でした。先行できる強みをいかして好位置を確保してからも、直線では追い出しを我慢して、まったく心配ご無用でした。やはり去年のGⅠ勝利はダテではなかったです。こうした勝利の経験が、騎手をさらに大きく成長させ、福永くんのような名手が育っていくような気がします。

 個人的な予想の揺らぎや変遷についても、振り返って記録しておきます。中心馬として、今朝の段階では、天邪鬼にも、2番人気のドライスタウトの方を推しましたが、心中、やはり4枠のレモンポップの方が強そうだと思いながら昼からレースを眺めていました。この日の東京は枠人気では1番人気の枠が圧倒的に強かったので、1番人気枠の4枠、レモンポップに軸を移すのには好材料でしたが、途中まで、枠のグループとしては147枠よりも258枠の方が強く出ていたので、ちょっと躊躇しました。直前の9・10Rになって、258枠が続けて3着以内から外れ、258枠の流れが完全に途切れたように見えたので、一時これは4枠のレモンポップからでいいかなあと思いましたが、15:00過ぎくらいの時点では258枠が枠人気ですべて5番人気以内に収まっていて(2枠=2番人気、5枠=4番人気、8枠=5番人気しかし、レース後に確認すると、8枠と5枠が入れ替わって、何と5枠が最低人気になっていて驚きました!)、こうしたケースでは、再三このブログで書いているように、最低人気枠の馬が連に絡む好走を見せることが多いので、8枠にいるレッドルゼルのことが気になり始めました。金曜に確認した追い切りレポートの中には、同馬が絶好調で、これで上位に来なければ、距離適性の問題だという声があったことも思い出しました。実際、同馬は去年のこのレースでは重馬場で6着でしたが、一昨年は良馬場で4着ですから、最近の主戦場が1200とはいえ、例年に比べてやや全体のレベルの落ちる今回なら、逆転もあり得るのではと思いました。そこで、ここは「経験則」にしたがって、8枠のレッドルゼル狙いへと切り替え、奇数系の人気薄馬の連絡みを警戒して、三連勝負馬券としました(結果的には、二頭軸マルチの方がよかったですね)。

 レースはレモンポップの強さが際立っていましたが、レッドルゼルも後方でよく脚をためていたので直線よく伸びてくれました。2着は上出来です。3着には、スタートで躓いて大きく出遅れた3枠メイショウハリオが直線でよく伸びてきて、1・3・4番人気で決まりました。2番人気のドライスタウト(4着)が抜けただけの本命決着で、この三連複2,630円の配当は意外について驚きました。

 

 もうひとつ。GⅠレースよりも今日の心中の狙いのレースはGⅠの前の前、小倉11Rの小倉大賞典でしたので、こちらについても少し触れておきます。今朝の予想では、3枠で2番人気のヒンドゥタイムズを中心視しましたが、今日の小倉は36枠の出目がまったく弱くて心配になりました。おまけに、同馬が途中で一時的にでしたが、単勝1番人気になってしまい、このときは大いに気持ちが揺らぎました(最終的には2番人気に戻ったので予想の上ではよかったですが)。今日の小倉の一日のレース枠の出目の特徴は、出目の強弱については147枠、258枠、36枠のどれも強いとは言えず(特定できるほどの強さはなく)、枠人気は上位で収まっているような状況でしたので、変に枠の出目にとらわれずに、3枠の同馬からの狙いで良いのではと思いました。相手には、朝の段階では抜いた1枠レッドランメルト(1番人気)のウラ人気馬カテドラルも、トップハンデの58㌔でしたが、ハーツクライ産駒が重馬場がからっきしダメということもないので、念のため外さずに相手に入れておきました。結果的に、これが功を奏して、同馬はハナ差2着(7番人気と思って買ったら、さらに人気を下げていて、何と9番人気でした!)、4角先頭のバジオウ(10番人気。朝は9番人気でした)が3着に粘り、2・9・10番人気で決着して、三連複は23,680円、三連単は101,440円とうれしい高配当となりました。4・5着に入ったのが7枠のロングランとホウオウエミーズですから、重馬場の巧拙が見事に現れたレースといってよいと思います。あと、重馬場だったとはいえ、体調がピークを過ぎていたのか、1番人気だった4歳レッドランメルトの負けっぷりを見ていると、現4歳世代にやや不安を覚えました。たまたま強い馬が参戦していなかっただけかもしれませんし、まだ世代の力関係を判断するのは早計ですが、次の重賞レースでも4歳世代が惨敗するようだと、4歳馬の伸びしろを期待して馬券を買うのは注意が必要ということになるかもしれません。

 さて、東の競馬の舞台は来週からまた中山競馬場に戻り、4月の皐月賞まで続くことになります。今日は小倉のレースにまで手を出したので、一日慌ただしかったのですが、舞台が替わって、来週からまた落ち着いて事前予想とライヴ予想を続けたいと思います。今日の結果には満足していますが、良かったと思っていい気になっていると、次は必ず落としにくるのが競馬の(神様 or JRA?の)「常套」ですので、来週も心して予想しようと思っています。今日はお読みいただきありがとうございました。来週もまたがんばりましょう!

 


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