Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

9/ 2(月) 紫苑Sの展望

2024-09-02 | 分析
 今度の土日からJRAは中山開催に移って、いよいよ秋競馬という感じです。昨日の予想と結果については端折りますが、一頃に比べると馬券運も上り調子なので、そのまま今月はドカンと一発大きいのが来るといいなぁと楽しみにしています。
 さて、今日は土曜中山のメインを検討してみます。3歳牝馬の秋華賞トライアル・紫苑Sが組まれています(昨日の新潟記念で①人気に推されながら出走取消になってしまったライトバックは、こちらを選択してもよかったと思うのですが)。ぱっと見、有力馬として目につくのは、ボンドガールですが、ここを突破してGⅠ獲りに進めるかどうか、過去8年のデータから検証してみます。
 
 
1)持ち時計
 紫苑Sの距離は2000ですが、2000の経験馬よりも1800の経験馬の方が多いので、ここでは芝1800の持ち時計上位の馬を並べておきます(出走は今年のもの。〇数字は人気順)。
 
 ・テリオスサラ    08/17新潟 1勝クラス   53 ①3着 1分46秒0 34.8
 ・ハミング      07/06小倉 1勝クラス   53 ①1着 1分46秒0 36.0
 ・バランスダンサー  06/15東京 三浦特別・1勝 53 ⑤6着 1分46秒4 33.8
 ・イゾラフェリーチェ 04/28東京 スウィートピー 55 ⑤9着 1分46秒6 35.9
 ・カンティアーモ   05/18東京 カーネー・1勝 55 ①1着 1分46秒8 33.9
 ・エラトー      06/29函館 北海H・2勝  52 ①1着 1分47秒3 34.9
 ・ボンドガール    07/28札幌 クィーンS   51 ②2着 1分47秒4 34.4
 ・サロニコス     06/02京都 1勝クラス   53 ②1着 1分47秒8 33.8   

 一番評価できるのは、カンティアーモでしょう。その次がエラトーボンドガールで、2頭はだいたい同程度というところでしょうか。この3頭と、春に重賞レースを使ってきた組がまずは有力どころと見てよいと思います。

2)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
 〇優駿牝馬      12ホーエリート⑬10着 ミアネーロ⑨14着
 〇1勝クラス   4頭ガジュノリ⑧1着 サロニコス②1着 テリオスサラ①3着
                ハミング①1着 フォーザボーイズ③1着 
                レイククレセント②2着)  
 〇かもめ島特別  2頭(※該当なし)   
 
 ちなみに、前走との間隔で言えば、当然ながら前走オークス(優駿牝馬)組の中4ヶ月が圧倒的ですが、中8週も若干目を引きます。今回の出走馬で該当するのは、小倉の1勝クラスを勝ち上がったハミングで、これは気に留めておいてもよい穴馬候補と思います。
  
3)血統
 これは難解です。母系がクロフネの人気馬を狙いたいところですが(去年と同じことを言ってますが)、今回該当するバランスダンサーは上位人気にはならないと思われるので、ちょっと苦しい感じです。ここではキングカメハメハ系の4頭だけ挙げておきます。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・サロニコス    :ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
 ・ザブライド    :ドゥラメンテ(キングカメハメハ)/母父Vctory Note(Fairly King)
 ・ホーエリート   :ルーラーシップ(キングカメハメハ)/母父ステイゴールド(サンデーサイレンス)
 ・ミアネーロ    :ドゥラメンテ(キングカメハメハ)/母父Pulpit(A.P.Indy)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 伏兵台頭の余地:勝ち馬は上位人気も2・3着は伏兵馬のパターン
 ② 前走GⅠ組が好走:大敗でも巻き返しあり
 ③条件戦勝ち上がり馬で中9週以上の連対例なし
 
 オークス組からホーエリートミアネーロ、条件戦勝ち上がりからはハミングでしょうか。中5週のボンドガールはデータ上はあまり推せない感じですが、どうなるでしょうか。
 
5)宮田式バイオリズム 
 ・イゾラフェリーチェ   2・0・0・3
 ・エラトー        3・1・1・2
 ・ザブライド       1・0・0・2
 ・テリオスサラ      1・1・2・3
 ・バランスダンサー    1・2・0・2
 ・フォーザボーイズ    2・2・0・1
 ・ボンドガール      1・3・0・1
 
6)結 論  
 オークス組を主軸にとるのが常道です。今年の2頭はそれほど抜きん出た存在ではありませんが、夏場の上がり馬はエラトーくらいなので、比較上はまだ優位と見ます。オークスの着順が上だったのはホーエリートですが、3月のフラワーカップでホーエリートを負かしているミアネーロの方を中軸に据えようと思います。当然ボンドガールの取捨がポイントですが、ダイワメジャー産駒で血統上本質的にはマイラーに近いととらえ、今回は相手までにしておきます。その他、ルメール騎乗のカンティアーモが逆転候補ですが、穴候補で名前を出したハミングも去年3着だったシランケドの幻影が重なる感じです。あとは、良血で出世が遅れているサロニコスがここで能力全開といくかどうか。終わってみれば……なーんだということもあり得ますが、上位人気が見込まれる馬たちが決め手を欠くので、ボンドガール次第では波乱の一戦になるかもしれません。混戦は混戦だと思います。
 ということで、
ミアネーロ 〇ホーエリート ▲カンティアーモ △ハミング…… 
 
でまとめておきます
 
 まだ先週からの台風禍を引きずっている感じですが、今週はようやく晴間が戻って来そうです。暑さは相変わらずですので、どうか無理せずお過ごしください。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日がんばりましょう。

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