Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

週明けの展望 セントライト記念

2023-09-11 | 予想

 昨日のセントウルSは14人気のテイエムスパーダが逃げ切って穴をあけました。いやぁ、競馬は(というか馬券は)ほんと難しいです。昨日の阪神は一日平穏そうに推移していましたが、前日の土曜と同じく、メイン直前の10Rで急に荒れて、これはひょっとして……という「空気」を感じないではなかったのですが、手持ちの「技術」では、テイエムスパーダまで「怪しい」と睨むことができませんでした。でも、この馬を買っている人はいるんですよねぇ(たとえば、「芦毛教」で知られる人気ブロガーのきっこさんとか https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1700766451370688779 )。

……と思って、自身のブログを振り返ってみると、JRAの予想を参考にしたものとはいえ、月曜に書いた分の中に何とこの馬の名前が挙がっているのに、最初から眼中になかったことに気づきました。「主観」の限界というか、宮田比呂志さんが言っているとおり、どんな馬券予想でも「主観」だけで当てられるのは3割がいいところで、残りの7割はまず当たらないことの好例だと思いました。これは昨日の中山のメイン、京成杯AHも同様です。258枠の強い日に無理矢理147枠の馬を狙いに据えようとした時点で、馬券は外れだったと思います(4枠のメイショウシンタケ4着、7枠のラインベック8着)。まだまだ修行が足りないなあと改めて思いました。

 さて、気分を換えて、次の重賞レースの検討をします。今週は土日月の三日開催で、月曜の中山メインは菊花賞トライアルのセントライト記念です。いよいよ皐月賞馬にしてダービー2着のソールオリエンスが秋始動の一戦を迎えます。ここを堂々と勝って、菊花賞馬に名乗りを上げることができるでしょうか。

朝日セントライト記念【2023年9月18日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

朝日杯セントライト記念(菊花賞トライアル)の過去10年データ、好走馬一覧(2023年9月18日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 過去のデータや出走メンバーを眺めると、ソールオリエンスの優位は動かない感じがしますが、あのタイトルホルダーがまさかの13着に敗れた2年前の例もあります。まだ菊花賞本番前ですので、つくりが8分程度とすれば、他馬につけいる隙もあるでしょうし、あわよくば逆転のシーンがないとは言えません。

 JRAのHPでは、過去の傾向から、①前走ダービー組、②(JRAのレースで)3勝以上、③3着以内率が高いこと、などのポイントが挙げられています。

データ分析:朝日杯セントライト記念 今週の注目レース JRA

 各条件に合うのは、以下の馬たちです(〇数字は人気順です)。

 ①前走ダービー組

  ・ソールオリエンス ①2着

  ・シャザーン ⑤9着

  ・グリューネグリーン ⑱15着

  ※ドゥラエレーデは前々走で⑧競走中止。

 ②3勝以上

  ・ウイズユアドリーム :前走8月、2勝C西部日刊スポーツ賞2000m ③1着

  ・キングズレイン   :前走6月、2勝C町田特別2400m ①1着

  ・コスモサガルマータ :前走8月、2勝C月岡温泉特別2000m ②1着

  ・ソールオリエンス  :前走5月、GⅠ東京優駿2400m ①2着

 ③3着以内率(50%超)

  ・ウイズユアドリーム  3・1・0・1(80%)

  ・キングズレイン    3・0・2・1(83%)

  ・コスモサガルマータ  3・0・0・2(60%)

  ・シャザーン      2・1・0・2(60%)

  ・セブンマジシャン   2・1・1・2(66%)

  ・ソールオリエンス   3・1・0・0(100%)

  ・フレーヴァード    2・1・0・1(75%)

  ・レーベンスティール  2・2・1・0(100%)

 ①~③がすべて合致するのはソールオリエンスだけですので、これは相手探しとみるのが妥当です。ヒモ荒れの穴馬候補を探すため、過去10年で3着以内に入った馬のうち、比較的人気薄だった馬を拾って、前走の成績を見てみます。

・21年 アサマノイタズラ  ⑨1着 前走GⅢ・ラジオNI賞56 ⑤12着

・19年 サトノルークス   ⑧2着 前走GⅠ・東京優駿57   ⑧17着

・18年 グレイル      ⑥3着 前走GⅠ・東京優駿57   ⑨14着

・15年 ミュゼエイリアン  ⑨2着 前走GⅠ・東京優駿57   ⑩10着

     ジュンツバサ    ⑩3着 前走500万クラス54    ③1着   

・14年 タガノグランパ   ⑩3着 前走GⅠ・東京優駿57   ⑯4着

 ここでも、前走ダービー組が穴を開けていることがわかります。今回のシャザーンとグリューネグリーン(とドゥラエレーデ)にも相応の注意を払っておいたほうがいいかもしれません。

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬だけ名前を挙げておきます。

 ・アームブランシュ   1・1・1・4

 ・ウイズユアドリーム  3・1・0・1

 ・グリューネグリーン  2・0・1・4

 ・コスモサガルマータ  3・0・0・2

 ・シャザーン      2・1・0・2

 ・シルバープリペット  2・0・1・12

 ・レーベンスティール  2・2・1・0

 

 結論としては、主軸のソールオリエンスは動かしようががないと思いますが、あとは混戦で、正直どれが来るのかわかりません(レーベンスティールか、ウイズユアドリームか……)し、2200mという距離も微妙な感じです。ここは人気薄の突っ込みに注意しないといけないと思い、穴馬候補として、グリューネグリーンコスモサガルマータの2頭を挙げておきます。キングズレインやウインオーディンもGⅠ経験馬で怖さがありますが、中位人気くらいにはなると思いますので……。あとは、調教具合と当日の人気や流れを見ながら考えたいと思います。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。9月に入っても暑くてうんざりですが、何とか無事に一日が送れますよう祈ります。

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