Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

日曜 京成杯AHの展望

2023-09-06 | 予想

 訂正:いつも貼り付けている競馬ラボさんの京成杯AHの出走馬と過去データがないことに気づき、あとからリンクを挿

        入しました。

 訃報です。短期免許で何度か来日しているミナリク騎手が亡くなったそうです。これは朝からガックリきました。ご冥福をいのるばかりです。

日本でも活躍したドイツのフィリップ・ミナリク元騎手が48歳で死去 - サンスポZBAT! (sanspo.com)

競馬ラボ on X: "ミナリク騎手がインタビューで、好きな言葉を問われ挙げたのが、ドイツ語の"LEBE DEIN TRAUM"。 英語で"Live your dream"。日本語で"夢を生きろ"。夢を追い続け、日本を愛し、多くのファン、関係者に愛されたミナリク騎手のご冥福を、改めてお祈りいたします。 #FilipMinarik https://t.co/CHzXuE1C90 https://t.co/Nm8iVHxv7o" / X (twitter.com)

 

 気を取り直して、今日は秋の中山の名物競走、京成杯オータムハンデキャップを検討してみます。メンバーは11頭と、やや少なめですが、軽量の3歳馬も2頭参戦して、混戦ムードとなっています。

京成杯オータムハンデ【2023年9月10日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

京成杯オータムハンデキャップの過去10年データ、好走馬一覧(2023年9月10日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 過去の記録をもとにレースの傾向を探ってみましょう。まずは、ハンデ戦ですので、過去10年の3着以内馬の負担重量を見てみます。左の頭数は2013~2022年までの10年間、右の頭数は2003~2012年までの10年間です。

1)斤量(ハンデ)

 ・58㌔      3頭       2頭

 ・57.5㌔              2頭

 ・57㌔      2頭       5頭

 ・56.5㌔    1頭       

 ・56㌔      7頭       4頭

 ・55.5㌔    1頭 

 ・55㌔      6頭         4頭

 ・54㌔      3頭       9頭

 ・53㌔      4頭       3頭

 ・52㌔      3頭       

 ・51㌔                1頭

 ここ10年では55、56㌔あたりの中位ハンデの馬がねらい頃のようです。今年から斤量の基準が増量になっているとはいえ、ソウルラッシュの59㌔を去年までの58㌔と同等にみなせるかどうか。やはり苦しい感じはしますし、3歳勢では牡馬で51㌔となったグラニットにとっても、ここは「家賃が高い」気がします。それでも、軽いのでまんまと逃げ切りが決まるでしょうか。

 つづいて、過去10年の3着以内馬の性齢も見ておきます。

2)性齢

 ・3歳=5頭   ・4歳=4頭   ・5歳=14頭   ・6歳=6頭   ・7歳=1頭

 〇牝馬=9頭    〇騸馬=1頭  

 5歳馬が主流です。今回のメンバーでは、ソウルラッシュとメイショウシンタケの2頭が該当します。それから、他のハンデ戦に比べると、3歳馬が意外に頑張っている印象です。また、牝馬も1頭くらいは3着以内に入る計算ですので、3歳勢では、グラニットは苦しいと書きましたが、52㌔のトーセンローリエは、その牡馬のグラニットとの比較上この斤量があてがわれてどうかという感じがするものの、意外に好走するかも知れません。日曜はまだ「観測史上最も暑い」夏を引きずったままでしょうから、「夏は牝馬」の格言がここでも発現するかもしれません。ちなみに、牝馬はもう一頭、6歳のミスニューヨークがいます。

 次に、前走のステップです。( )内は今回該当する馬、〇数字は着順です。

3)臨戦過程(前走)

 ・関屋記念    9頭 (ラインベック③ メイショウシンタケ⑤ ミッキーブリランテ⑦)

 ・中京記念    5頭 (ウイングレイテスト④)※メイショウシンタケ⑧とミッキーブリランテ⑩も出走

 ・ヴィクトリアM 2頭 (※今回該当馬なし)

 ・NHKマイルC 2頭 (※今回該当馬なし)

 それから、血統です。

4)血統

 父サンデー系が強く、中でもディープインパクト産駒が好走しています。割って入れるのはキンカメ(ロードカナロア)系くらいでしょうか。これでは他の芝重賞と同じで、さして目新しいこともありませんが、一応この血脈のある馬を挙げておきます。

 ・ラインベック    :父ディープインパクト(母父キングカメハメハ)

 ・グラニット     :父ダノンバラード(ディープインパクト系)

 ・ミッキーブリランテ :父ディープブリランテ(ディープインパクト系)

 ・メイショウシンタケ :父ワールドエース(ディープインパクト系)

 ・インダストリア   :父リオンディーズ(キングカメハメハ系)

 ・シャイニーロック  :父ベルシャザール(キングカメハメハ系)

 ・ソウルラッシュ   :父ルーラーシップ(キングカメハメハ系)

  最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

5)宮田式バイオリズム

 ・ソウルラッシュ     5・1・1・8

 ・トーセンローリエ    3・2・0・2

 ・メイショウシンタケ   5・1・0・14

 

 個人的にはラインベックか、メイショウシンタケを軸に据えたいところですが、ソウルラッシュも中山は2戦2勝の得意の舞台ですので、トップハンデとはいえ、押し切ってしまうかもしれませんし(何となく先週の新潟記念でトップハンデのユーキャンスマイルが2着に突っ込んだ余韻がまだ残っています)、3歳牝馬のトーセンローリエは最大の「惑星」です。まだ時間はありますので、中心馬は枠番が決まって、オッズが出てきたら改めて考えることにして、今日のところは、上の4頭から絞るというところに留めておきます。その他で、狙っている馬を挙げますと、去年の暮れのリゲルSで、上のラインベックに勝っているシャイニーロックと、去年のこのレースで12人気で2着に入って穴をあけたミッキーブリランテの両7歳馬です。近走の負け続きで人気を落としたとしても、実績的にはまったく侮れない存在なので、注意が必要だと思います。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。朝ゴミ出しに行ったら、少し空気がちがってきた感じがします。このオータムハンデが終わると、もっと秋らしくなってくるかも知れません。とはいえ、日中はまだまだ暑いし、コロナ感染にも油断なりません。どうか今日も一日無事に終わりますよう祈ります。

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