わたしは六百山

サイゴンでの365日を書き直す 

東遊(ドンズー) ベトナム便り 63

2006年05月08日 | 日本語教師
こちらv-603.
ベトナムの日本語学校で東遊(ドンズー)といえば、日本語教育の世界では有名で、昨年朝日新聞で連載して紹介されたほどの、歴史と実績をあわせもった有名な組織です。日本語教育だけでなく、日本とベトナムとの文化交流の掛け橋にもなっているとききます。もちろん、私のいる学校とは比較にならないほどの大きな組織で、生徒数も二千人を超えます。(私達の学校はその十分の一たらず)
実は、いま紹介している日系企業から委託された学生は、この東遊日本語学校に15名、そして、私達の学校に12名だったのです。
企業は、どちらの学校がいいかを、ためしていたのです。
側からみれば横綱と前頭10枚目ぐらいの力士との優勝決定戦、という状況だったと思います。
その結果は、10枚目の勝ちでした。
私達の学校に、引き続き社員の日本語教育を任せたいと言ってきたのです。
これからは、いままで東遊で学んでいた社員もふくめて、こちらから企業に出向いて教えることになります。
私は、この出張授業は受け持ちませんが、今後もあの元気のいい若者達との縁がつながって行くと思うだけで、楽しくなります。

この事実は、私達のやっていることが間違っていなかったことを、第三者が認めてくれたことになります。
私もほどほどの自信を持って、これからの授業を進めていけます。

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めんどうな事態がもちあがって来ました。
学校が引っ越しするというのです。


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