谷津発 どうでもいい話

谷津・津田沼の地域密着不動産会社の社長日記

マンション建替え円滑化法 3

2008年01月14日 | 住まい
 
 組合認可に向けての作業は着々と進み、晴れて平成18年6月に組合設立総会が開催された。建替え円滑化法の適用での県内初の組合認可である。組合員として事業展開を見聞してみると、やはり、今後のマンション供給の主流になるであろうと想像できる。何故なら関係者がそれぞれに利益を享受できる、俗に云うWin Winの関係に思われた。皆に喜ばれる事業は成功するのではないだろうか。

 稲毛団地で見てみると まず所有者だが、老朽化してきての耐久性や修繕等(修繕できれば良いが構造的にできない面も多々ある)の心配・不安、また、住宅設備の近代化(今時のボタン一つでお風呂も沸いたり、システムキッチンの方が便利であろう)、それに家族構成や年齢等ライフスタイルの変化に伴う間取り変更(稲毛団地も今の時代ではかなり狭い3K(41㎡)のような間取りだったが、少人数ならば広めの1LDKの方が住みやすいだろうし、また逆に広い間取りの部屋に買い増しも出来る)そしてそれまでは売るに売れない相場価格だったのが、何倍かの価格に上がる。メリットは大きいのではないだろうか。(建替えたマンションにそのまま住まわれる方は1割くらいだったように思う)

 デベロッパーにしてもメリットは大きいと思う。他社と価格を競いながらマンション用地を購入して(今は非常に困難になっている)建物を建設し販売してたのが、出来合いの床を買って販売する、非常に資金効率が良い。また古い既存のマンション等は好立地に建っているものが多いので、新規に事業地化する土地より売れるかどうかの販売リスクが軽減できる。

 また金融機関にとっても不良債権化の回避につながる。(現に稲毛団地でもその後私が購入した部屋の方はバブル期に購入されていて、残債が計画前相場の倍くらい残っていた、金融機関にとっては担保割れ物件であった) 

 近隣住民の方にとってはどうだろう?老朽化して何時スラム化してもおかしくない建物よりセキュリティーのしっかりした近代的で綺麗なマンションの方が街のイメージや景観は良いのではないだろうか。その他にも行政は固定資産税の増収等々…多くのメリットが生まれると思う。

 組合に参画してみて、円滑化法による建替え組合事業が、今後のマンション事業のビジネスモデルとして確立していくだろうと確信致しました。

 長々と建替え組合事業に関して書いてきましたが、その後買い増しした計4戸を『レジデンス稲毛台』マンションの3戸に権利変換したので、よりリーズナブルな価格設定での販売を予定してます。^^

 http://www.miyokawa.jp 

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