谷津発 どうでもいい話

谷津・津田沼の地域密着不動産会社の社長日記

マンション建替え円滑化法 2

2008年01月13日 | 住まい
 
 計画前の稲毛住宅団地の市場での相場は国産車1台分くらいであった。ただそれでも購入者はほとんどなく、売買事例もかなり前のものしかなかった。総戸数は240世帯もあり、同意をまとめるのも大変なのではないか?もし同意が集まらなければ組合設立も無く、勉強の場にもならない。所有者の同意の様子をみてから判断するかと軽く考えていた。

 円滑化法による建替え事業が、今後のマンション事業のビジネスモデルとして非常に魅力的なものと思ってはいたが、建替え組合事業の流れまでは掌握できていなかった。(何せ円滑化法による組合事業の千葉県での第1号物件なのである)デベロッパーが所有者に対する勉強会を重ね、同意書集めに回ったら感触がすこぶる良いとの事。(折からの耐震偽造問題等で古い老朽化した建物に対しての不安も大きかったようである)その様子から私も組合設立認可までいけるだろうと考え、購入することにしたのだが、もうその時点での購入は難しくなっていた。と言うのも建替えに対して売却希望があれば組合で買い上げる約定もある旨の説明もされていた。その額が何と計画前の市場相場の約3倍、ベンツ1台分位であった…。

 組合設立認可の目途が見えてきたら、何とか所有者(組合員)として参画して勉強したい思いが強まった。そんな時、デベロッパーから1戸購入しないかと話がきた。何でも所有者の一人が破産して管財人である弁護士から相談があり、組合での買い取り金額は決まっているが、実際に決済できるのはまだまだ先なので、その金額ですぐに買ってくれる人はいないかと言うものだった。勿論二つ返事でOKを出した。…つづく。

 http://www.miyokawa.jp 

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コメント
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