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風街せんちめんたる通り

ゆるやかな優しさで僕らの憧れを演出した
ときどき素敵な 風

☆そこには変わらず海がある

2014-03-11 | Weblog
来年のこの日
震災遺構として残っているのか
解体され別のモニュメントが作られているのか



3年前のこの時間
波にのまれ人々の恐怖と叫びの中にあった

そして

あの日から3年の間
この姿でたくさんの人々の祈りを聞いてきた

☆3年という時間に刻まれたもの失われたもの

2014-03-10 | Weblog
津波が残した瓦礫と
戦禍が残した瓦礫とには
違いもあるだろうけれど、
震災直後に沿岸部に行って目にした光景は
「焼け野原」の言葉で想像していた
戦後の光景を想い起こさせた。



3月11日は、東日本大震災から
3年を迎えます。
犠牲となられた方々のご冥福を
お祈りするため、地震発生時刻の
午後2時46分に、合図として、
サイレンを鳴らしますので、
黙祷のご協力をお願いいたします。
また、火災と間違わないよう、
ご注意願います。


今日届いた地域行政からの広報メールだ。
火災と間違う人はいないと思うが、
そんなことを心配するほどの時間が過ぎたということだ。


☆星の流れに時の流れに心は流れ

2014-03-09 | Weblog
3月11日が巡ってくる。明後日だ。


………………………………………

め以子
「ご飯、一緒に食べて下さい。
1人で寝て、起きて働いて、
ご飯食べるだけやなんて、私」 

和枝
「あんさんは見送るお人やろ。
心も身体も、生きる力が強うて、おそらく見送って見送って、
最後は1人で生きるお人や。
1人にならはった方がええ」


和枝
「あのな1つだけ教えてあげときますわ。
活男君がホントに亡くなったかどうか知りまへんけど、
子ども亡くすいうんは、1年やそこら泣き暮らしたかて何もなりまへんで。
慣れんのに10年20年、人によっては一生かかりますさかい。
それは覚悟したほうがよろしいで」


………………………………………

沿岸被災地は
避難生活が3年、
仮設住宅暮らしが3年、
まだ復興のスタートラインに立っていない。

今年こそ、
避難ではない仮設ではない生活を誰もが始められるようにしたい。
そうなれば、
心から皆で前を向ける。

☆七つの顔のオッさんのホントの顔はどれでしょう

2014-03-07 | Weblog
空いた時間に
珈琲飲みながらTwitter見ていたら
佐村河内さんの会見が始まることを知り
早速動画サイトに移動した。


えッ、誰?

ははぁ、謝罪の気持ちで小ざっぱりしてきたわけか、でも、

誰かに似ている。
それが誰かが…

というか、
いろんな人に似ている…


(夜にネット見たら皆そう思っていたようで、可笑しい)




佐村河内守さんに一番似てないんじゃないか。




☆テレビに映る彼は彼のまま

2014-03-06 | Weblog
かつて関わりのあった町で大変懇意にしてもらった方が全国版ニュースに取り上げられていた。

朴訥で心根の優しい本当にいい人だった。

イチゴ農家を営んでいた彼は、被災した。その町と私の関わりは"あの日"の数年前に終わっていたので、"あの日"からの彼のことについては何の消息もつかめないままだった。

その彼をまさかニュース映像で見るとは思わなかった。元気そうだった。少し老けたようには見えたが、あれから十年以上経っているのだからあたりまえのことだ。大変な苦労をしていることは想像に難くないけれど、彼は元気そうだった。

イチゴの販路拡大を目指して海外に打って出るのだそうだ。災害を転機・好機に捉えて前を向いている姿が眩しかった。再起を支援してくれた人たちへの感謝を語る姿は、かつての謙虚な彼そのままで人柄がにじみ出ていた。

僕も、がんばらないと。

☆立て続けに地元絡みの事故発生

2014-03-05 | Weblog
今夜仙台駅で人身事故があったようだ。しかも、新幹線のホームでだったらしい。よく利用するところだから「エッ?」という思いだ。どんな状況だったのか続報を待ちたい。

宮城交通の高速バスの事故も大きく報じられた。高速バスを利用することがよくあるだけに「えぇ~ッ‼︎」という思いだ。亡くなられた方が被災者である上に、単身赴任で北陸の高校教諭として勤めており、息子の高校卒業式出席で帰省した帰りだったという状況が、せつない。

バスドライバーの突然の体調変異が事故原因のようだが、これが高速バスドライバー特有のものなのかどうか。厳しい勤務状況のドライバーは高速バスに限らないだろう。遠距離輸送車ドライバーもタクシードライバーも全国を車で走り回っている営業マンドライバーも、同じような環境で車を運転しているに違いない。

高速バス以外でもドライバーの体調変異に起因した事故は多いのだろうか。気になるところだ。

☆憧れは近寄らず遠くにありて思うもの

2014-03-04 | Weblog
大瀧詠一さんが小林旭の大ファンだったのは聞いたことがあるし、田舎の男子高校生が日活のアクションスターに眩いばかりの輝きを感じていたのも十分すぎるほど分かることだ。

小林旭が「熱き心に」をレコーディングする時、大瀧さんは小林旭がスタジオ入りしたのを電話で確認してからミキシングルームに入ったんだそうた。
レコーディング中も小林旭からは体を隠し顔も四分の一ほどだけ出して様子を見ていたらしい。終了後も小林旭と面と向かうことはなかったようだ。

そしてさらに、
小林旭が帰った後で、大瀧さんは小林旭が立った場所に立ち使ったヘッドホンを着け同じマイクで「熱き心に」を二回ほど歌ったんだそうだ。

小林旭は「ずいぶんシャイな人だったそうで」と語っていたが、シャイにもほどがあるのではないかい、大瀧さん。
ま、それが大瀧さんの大瀧さんたるところなんだろうけど。

もう一つ思うのは、日活映画のスターというのは本当に凄かったんだなと、裕ちゃんとアキラの凄さはとんでもないくらいの凄さだったんだろうなぁ、ということだ。

憧れのあるいい時代を生きたね、大瀧さん。

☆心細くも気弱な青年の背中

2014-03-03 | Weblog
「この人タフだなぁ」そう感じた人にはずいぶん出会った気がするけれど、「俺ってけっこうタフかも」そう思ったことはほとんど記憶にない。

タフなことと鈍感なことは見かけは似ていても、内実はかなり異なることなのだと思う。他人の心は分からない。

微笑みの背後にあるもの、相槌の底に潜むもの、承諾の裏に秘められたもの、

徹し切る潔さは強さだからな。