風街せんちめんたる通り

ゆるやかな優しさで僕らの憧れを演出した
ときどき素敵な 風

☆駅ビルは今日もにぎやか

2009-12-26 | Weblog
   
   

寝るより楽はなかりけり浮世の馬鹿は起きて働く
亡くなった叔母が口にしていたのを思い出す
中学生の僕は 
寝るより楽はなかりけり浮世の馬鹿は起きて勉強する
と口真似して勉強もしないで寝ころんでいたもんだ 
叔母はそんなのんびりした人ではなかったから
しんどい仕事の生活を自嘲して云ったのかもしれない

僕が今高校生や大学生や20代の若者だったら
この時代をどう生きていこうとするだろうか
そんな大げさに深刻には考えないにしても
この時代の空気を感じてどんなことを考えるだろうか

70年代も混とんとしていた
当時の大人たちは絶望を感じていたかもしれない
破壊と虚無
自分の子供たちと自分の国との将来に強い不安を抱いていただろうな
でも僕らはたいして悲観はしていなかったし絶望もしていなかった
明日は必ず来る日だと疑わなかったし
やって来た日は刺激的で面白い日々だった

物思いにふけるのにシチュエーションは選ばないほうだけど
気分がいいのは
平日の昼日中の世の中がみんな働いているときに
駅ビルの一角の店でぼんやり時間を過ごすシチュエーション
昨日は休暇を取ってそんな時間を過ごした
みんなお疲れさん そう呟きながらビールを口にした
販売終了したのも知らずに
年末ジャンボでも買おうかなぁなどど思いながら

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1 コメント

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Unknown (海の羊)
2010-01-11 13:33:39
寝るより楽はなかりけり 浮世の馬鹿は起きて働け・・・亡くなった母の言葉。口癖だったのだろうか。やりたいこととやれることは違うから、違うことを知っていたから、多分小さな願望、少しばかりの反骨だったのだろう。
今二十歳ならこの時代をどう生きるか・・・あの時代の二十歳が今にタイムスリップすればジタバタするだろうが、そのまま二十歳であればお馬鹿で当たり前の僕たちは、やっぱり今の二十歳と同じさ。しかし、今どうジタバタする?