goo blog サービス終了のお知らせ 

風街せんちめんたる通り

ゆるやかな優しさで僕らの憧れを演出した
ときどき素敵な 風

☆五月への吉兆であれ割れ茶碗

2009-04-27 | Weblog
    
    
職場で3年ほど愛用した湯呑み茶碗を過って割ってしまった 転勤する時の記念に同僚から頂戴した物で気に入っていた 書類と一緒に持とうとして指先から滑ったのだった フローリングの床に粉々に散らばった 最近悩ましいことが続いていたからマイ茶碗がそれらを一手に引き受けてキッパリ粉砕してくれたのだ そう考えることにした

☆散策ウォーキング

2009-04-25 | Weblog
    
    
五十手先で止めるか五十一手先を考えるか それも思案のしどころで 考えをまとめたい時ぼくは歩くことをよくする 思い付くことを独り言にして呟きながらそこそこの速度でそこら辺りを歩きまわる 人影に気付かないまま一人議論を結構なボリュームで口にして怪訝な顔をされることもしばしばで恥かしい 賢治が散歩スタイルなら僕はさしずめウォーキングスタイル ゆっくり歩くと脳の働きもゆっくりしてしまいそうでつい早足になるのだ 発想を広げるのにはブログの巡回閲覧も欠かせないひとつ 名前も顔も知らないあの人が昨日は何に興味をもって今日はどんな思いに駆られているのかを感じることはとてもイマジネーションを刺激してくれる というわけでダイエット効果はないけれどネット散歩ネットウォーキングにいそしむ休日の朝のワタクシであります

☆爪痕傷跡

2009-04-22 | Weblog
    
    
巡り合わせで地震被害地となった山の現場に立ち会いました 復旧工事は進んでいますが今なお生々しい痕や跡が地震の激しかったことを教えてくれます

で 被写体人物は関係者の高橋氏です と一応念のため

☆桜の森の満開の下

2009-04-18 | Weblog
    
   
安吾は若い日を彩ってくれた一人だ 何故か桜の季節になるとぼんやり思い出してしまう あの頃は手垢に塗れた堕落の概念から抜け出れなかったけれど この年齢で思う堕落論はもっと素直でシンプルだ アイデンティテy アイシャルビィリリィsd ハートオブゴールd 安吾の堕落はそこへのワンダリングだから 僕が今堕落する自分を素朴に考えているのはもうすでに安吾の年齢を越して生きているからだろう それでつい桜の季節はロマンチメンタルになってしまうわけなのだ

☆アンティークな町のお昼

2009-04-14 | Weblog
    
    
城下町の面影残る山あいの小さな町はかつて仕事で関係した町で 寅さんが彷徨するのが似合う町並みに懐かしい店構えの商店や食堂が連らなっている 餡こがぎっしり詰まった名物鯛焼き屋が数軒続いた隣りには主人が狩りに山入りした日は休みになる食堂があり その隣りの地元牛の料理店は美味くて風情があるのでグルメ誌によく取り上げられる 今日はその向かいの昭和元年創業の中華そば屋さんでお昼にした 桜はあっという間に咲き開き週末の休みを待たずに散り始めそうです

☆そいつはきっと大丈夫さ

2009-04-10 | Weblog



天賦の才を与えられた奴はたとえかなりの若造であったにしても深い奥底に響く感情を表現することができるのだきっと この歌をつくった時のディランは何を感じていたのか 年齢を重ねた僕の暗部にさえ語りかけてくる言葉はディランの神秘な衝動に違いない そう思う

☆見上げれば白

2009-04-08 | Weblog
    
    
西会津のお天気おばさんの異名で知られる女性が東北ローカルのラジオ番組で伊奈かっぺい氏と対談してました 含蓄のある話をたくさん聞かせていただきましたが 今年は草木の眠りが浅かったのが心配だという 雪の白布団に埋もれてぐっすり寝ないことには春の芽吹きが弱々しくなるんだそうで さもありなん そしてこの春の山菜は茎が細いそうだ ウンザリするほどの雪も陸奥のライフスタイルには欠かせないプレイヤーだということですね 芳しくない予報を語った西会津の知性に満ちた農家のお天気おばさんだったが もし世界中が飢えたとしても西会津は東北はそうならない恵みにあふれているからこの地を離れちゃいけませんよ 話の最後はこう結んだのでした

☆隙間から浮かんだ偶然

2009-04-06 | Weblog
    
    
こういう偶然もあるのだなと思った 何気なく回したチャンネルでぼんやり観ているうちに引き込まれた映画があって いい映画だったな そう素直に感じていくつかの印象的なシーンとセリフが心に残った そうしていつしかその映画は記憶の淵に沈んだのだったけれど いくつかの印象的なシーンとセリフは意識と意識の隙間の思いがけない時に甦ったりしていた 土曜の夜に流しっぱなしのBSで始まった映画にやけに気をひかれて観始めたのだけどあの映画だとは気づかないで観ていた 中盤を過ぎてストーリーの記憶が確かになり その偶然の不思議に一人胸をうたれてしまった 

☆解き放たれたひととき

2009-04-01 | film



そういうことで僕は昨日解放されたわけです フキノトウここら辺ではバッケともいいますが フキノトウのてんぷらを食べてその仄かな苦みに春を感じた次第です いつもの温泉帰りの峠の道端にヒョコヒョコといたのを見つけて十数分 両手にいっぱいのお土産を手に入れたわけです 帰路行きつけのアイスクリーム屋さんにもフキノトウ味のアイスが出ていました このお店は創作精神に富んでいて季節の花とか山菜の味や香りの作品を提供してくれるのですね でもまぁフキノトウ味はアイスとしては微妙でしたが それにしても今日は実に寒々しい年度替りの日でした