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風街せんちめんたる通り

ゆるやかな優しさで僕らの憧れを演出した
ときどき素敵な 風

☆mujo

2011-06-28 | Weblog
 日本語には無常(mujo)という言葉があります。いつまでも続く状態=常なる状態はひとつとしてない、ということです。この世に生まれたあらゆるものはやがて消滅し、すべてはとどまることなく変移し続ける。永遠の安定とか、依って頼るべき不変不滅のものなどどこにもない。これは仏教から来ている世界観ですが、この「無常」という考え方は、宗教とは少し違った脈絡で、日本人の精神性に強く焼き付けられ、民族的メンタリティーとして、古代からほとんど変わることなく引き継がれてきました。

 「すべてはただ過ぎ去っていく」という視点は、いわばあきらめの世界観です。人が自然の流れに逆らっても所詮は無駄だ、という考え方です。しかし日本人はそのようなあきらめの中に、むしろ積極的に美のあり方を見出してきました。

 自然についていえば、我々は春になれば桜を、夏には蛍を、秋になれば紅葉を愛でます。それも集団的に、習慣的に、そうするのがほとんど自明のことであるかのように、熱心にそれらを観賞します。桜の名所、蛍の名所、紅葉の名所は、その季節になれば混み合い、ホテルの予約をとることもむずかしくなります。

 どうしてか?

 桜も蛍も紅葉も、ほんの僅かな時間のうちにその美しさを失ってしまうからです。我々はそのいっときの栄光を目撃するために、遠くまで足を運びます。そしてそれらがただ美しいばかりでなく、目の前で儚く散り、小さな灯りを失い、鮮やかな色を奪われていくことを確認し、むしろほっとするのです。美しさの盛りが通り過ぎ、消え失せていくことに、かえって安心を見出すのです。

 そのような精神性に、果たして自然災害が影響を及ぼしているかどうか、僕にはわかりません。しかし我々が次々に押し寄せる自然災害を乗り越え、ある意味では「仕方ないもの」として受け入れ、被害を集団的に克服するかたちで生き続けてきたのは確かなところです。あるいはその体験は、我々の美意識にも影響を及ぼしたかもしれません。

 【村上春樹】カタルーニャ国際賞スピーチ「非現実的な夢想家として」一部抜粋



演説趣旨の枝葉部分でしょうが、心魅かれますwowowowo流れてゆく・・・・・流れる星は今が綺麗で、ただそれだけに悲しくて、流れる星はかすかに消える、思い出なんか残さないで・・・・・wowowowowo流れてゆく


☆さぁ、これからだ

2011-06-27 | Weblog
ベガルタ仙台の不敗記録が止まった。

あの日から4月29日までのヘドロのような時間、桜は咲いたけれど町は戻らなかった時間、覚えているけれど思い出せない時間。そうして、4月29日。新幹線が走った、地下鉄が動いた、ユアスタに歓声が響いた。その日から、何かが直線的に進み始め、誠実な推進力が回転の勢いを増し、憑かれたように疲れ果てるまで駆け抜けた何か。確かなことは云えないが、その何かをベガルタ仙台に心を寄せた人たちは感じていた。ゆうべ日本平でそれが終わった。どこまで進めるのだろう、どこまで進まなければならないのだろう。期待と希望に混じった不安や恐れ。止めようのない宿命のように働く力をコントロールしたいと思った。そのためには一度立ち止まる必要があった。それが、昨夜だった。これからが日常になる。勝ったり負けたり、喜んだり落胆したり、そういった日常が戻ってくる。瓦礫の町も日常の中で復興に向かう。だから、忘れない傍に居る支援、team as one.

☆ヘンだ、何があったのか

2011-06-23 | Weblog
ブロクを開くとウイルスチェッカーが危険を知らせる。
エッツ、
ブログパーツの一つが表示されない
ヤヤッツ
添付した写真のせいか
ちがう
ブログパーツのせいか
でも、どうして

一つずつ外してみたら
どうやら世界遺産のパーツが悪さをしていたような
でも、どうして今更

不可解

☆エデンの東口

2011-06-22 | Weblog

かなり前に仙台学だったかの雑誌で「エデンの東口」、仙台駅東口界隈の思い出を特集した企画物があって、けっこう面白く読んだ記憶がある、立ち読みだったけど。

かつての仙台駅東口は開発から取り残された地域で、戦後の面影を随所に残したままの町並みは風紀的にはかなり危険地帯で、暗くなってから近づくのは憚られたものだった。もっとも、古い家々や商店などはレトロ情緒たっぷりで、それはそれでかなり趣があり印象深いものであったから、セピアな色合いの風景で僕の脳裏にぼんやりと刻まれている。

その危険なあたりを闊歩した若い日の武勇伝などをそういった人たちが書きつづった特集は、少しは僕の中学時代の記憶と重なる部分もあったりしたものだから、なかなか興味深く読ませていただいたのだった、立ち読みだったけど。

このエデン、仙台ホテル跡地に間もなくオープンする。
仙台ホテル跡地だから仙台駅西口になるわけで、西口のくせに何でエデンなんだよ、そう云いたくなるところだが、冷静に考え直してみるとエデンの「東」であって「東口」ではないのだから異議を申し立てる筋合いのことではまったくない。

平屋造りのこのエデン、周辺のビル群の中でちょっとした異空間になりそうだ。

☆ビッグスワンドロー

2011-06-19 | Weblog
昨夜の新潟戦も熱かった。
スカパー観戦だったけど双方の選手・サポーターの気持ちがビシバシ伝わってくる感動的なゲームだった。アディッショナルタイムの長かったこと!
水曜にはホーム仙台に戻ってゲームだから、体力維持が大変だろうなあ。





熱気と消耗といえばマイ職場でも節電励行中で、前年同月比20%減が目標です。
ビッグスワンは東北電力がネーミングライツをもっているスタジアム。
ということで、こんなデータを載せてみました。ブックマークもしておきます。

          【東北電力の現在電力使用状況】  



☆町角にて

2011-06-17 | Weblog
町角にさらっと色鮮やかにありました。思わず立ち止まりぼんやり見とれていたらクラクション鳴らされた。不粋なやつめ。説明するのは面倒だから云わないけれど、イロイロ考えたいこともあるわけだから、そっとしておいてほしかったね。
グッバイマイラブはあの街角が似合いそうだ。この町角ならアイツに出くわすシチュエーションがいいかもしれない。

☆乗ってみたいかも

2011-06-09 | Weblog

電気自動車はまだ身近なものでないから、ついチェックしてしまった。



長いコードが外壁のコンセントから延びてます。
一般的な電源から充電可能なんですね。
所要時間は?コストは?




これだな。

三菱自動車は、東北地方太平洋沖地震により被災された地域に対し、災害支援車両として、電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』、四輪駆動ピックアップトラック『トライトン』を無償貸与をすることを発表いたしました。

i-MiEV(アイ・ミーブ)、こっちですね。



どんな利用のされ方をしているんでしょうかね。節電奨励中だしなぁ。







☆宵酔い好い

2011-06-07 | Weblog


いただきものの伯楽星を冷で味わいながら麒麟杯を観ました。システムの習熟がまだまだのようでゴールが遠いですね。我らがタフガイ関口がラスト5分で起用されましたが一度もボールに触れずタイムアップ。ま、ザック氏に期待されてるんだろうなとは感じたのでヨシとする。

iTunesラジオで六十年代のJazzストリームに漂い酩酊。いや、これはお酒のせいかもしれない。気分がいいからどっちでもいいや。

☆ラジオが聴きたい

2011-06-04 | Weblog

ヘッドフォン。ムフフ、コードがないでしょ、これ。
iTunesラジオを知ってからPCを離れたところで聴きたいもんだと、チョッピリ希望していたわけなのでしたが、radikoを知るに至ってその欲求ますます募ることとなり、いくつかの選択肢からこれが選ばれたのでした。

快適です。


              忘れたいけれど忘れてはいけない