先週の金曜日(5月13日)に庄原市口和町の<里呼(りこ)織り工房>にて機織り体験。
きっかけは、前の週、高野町の<りんご畑>にランチで立ち寄った時、偶然手にした庄原さとやま博のパンフレットを見てインターネットで予約。
(体験料1,100円)
機織りに興味があった。
以前観た、寺島しのぶさんが海外等でも主演女優賞を受賞し話題になった映画「キャタピラー」の中で軍神の妻として、農作業の間のトントン、トントン、機を織るシーンがあるのだが、なぜかそのシーンが心に残り・・・・
機を織るという単純な行為の中に役柄の中での妻の思いを込め、その思いがトントン、トントン、って映画を観ている私の中に伝わってくるのが・・すごいって。
寺島しのぶさんの演技に魅了、です。
日常でいえば・・・・実は私は草引きが大好き
何故、その時間が好きかというと・・・・
子供が小さいころは、いつも子供のことを気にして
今は体調の悪い主人のことをいつも気にして・・・
または昨年だったら、PTAのことを常に気にして・・・・というようにいつも自分のこと以外で一日が過ぎていく感覚から逃げられない。
それも幸せなことなのだと、思う日もあるけど。
草を引いているという単純な作業の、その時間だけは、すべて自分のための時間という贅沢な感覚。それが好き
でも・・・これからまた歳を重ねるのに、草ばかり引いているのもいつか飽きるかもしれないと思って自分探しのために機を織ってみたかったのも本音。
で・・・・予想通り、とても楽しい時間が過ごせたので、これからも時間があれば、機織りを勉強したいなって思いました。
呼(りこ)織り工房 可愛くて人懐こい黒柴のサキちゃんが尻尾を振ってお出迎え。
玄関を飾るおしゃれなこけ玉にも 庭のこけ玉の大きさにはびっくり。
一緒に活動されているこけ玉の先生の作品です。それをオブジェとして飾っている”りこさん”のセンスの良さもgoodです。
”りこさん”というのは、機織りの先生のことなんですが・・・先生と呼ばず”りこさん”と呼んでくださいと言われ・・・
いいのかなって思いながらも”りこさん”と呼びました。
里呼(りこ)は里に呼ぶ。里山の素晴らしい自然の中にこの工房があります。
また先生の名前は脇坂よりこさんなので、かけて”りこさん”。
ナイスな命名だと思いませんか?
私が体験する作品のための縦糸をかけてある機織り機を見て、心臓がドキドキです。
手とり足とりの”りこさん”の指導で何とか初心者の私も機を織ることができました。
春らしい色の縦糸に布を裂いて作った細い布を横糸にして。
こうして織る方法を裂き織りというそうです。
古い布を再利用して布を織るなんて・・・本当にeco。大事なことだと思いました。
踏んで、踏んで、トン、トン。踏んで、踏んで、トン、トン。踏んで、踏んで、トン、トン。
”りこさん”の掛け声に合わせて、繰り返し、繰り返し。
素敵な布が織り上がりました。
お茶の時間は母屋で。こちらも素敵な空間。ハーブティーは自家製のレモングラスとステビア(ともにドライ)で一息。
とっても、美味しいお茶でした。
なんて優雅な時間。
それに、聞けば聞くほど、”りこさん”の生き方が素敵なのでいろいろ質問してしまいました。
広島市内で喫茶店をしていた”りこさん”の自慢の珈琲を出していただきました。
350円。
わざわざ奥出雲でお水を汲まれるそうです。
写真の木彫りのスプーンなど、ご主人の作品だそう
本当にうらやましい。憧れます。
いろいろ教えていただいてすっかり長居してしまいました。
本当に感謝です。
帰りは少し遠回りして、君田へ。お目当ては道の駅で買える美味しいパン。
翌日の主人の朝ご飯になりそうなパンを物色です。
主人へのお土産も忘れない。
家に帰って、端の糸を始末した後・・・和室に飾ってみました。
庭で手折った、こでまりを一輪。
幸せです。
ありがとうございました。
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りこさんのおうちは隅から隅までセンスが良くて素敵な空間です。
私は器用さと根気がないので機織りはできないけど、おいしいコーヒーとおしゃべりによく遊びに行っています。
また来てください。