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火事現場で貯水槽に転落死

2007年10月28日 | ◆被災地で起こりそうな事故

 火事現場で貯水槽に転落死  

 27日午前4時半すぎ、阿賀町白崎の住宅火災の様子を見に来ていた同所、看護師皆川ユリさん(50)が、近くの防火水槽に落ちて死亡した。死因は水死。  津川署の調べでは、火災は同4時半前、理容業杉崎喜之松さん(77)方で発生し、住宅兼店舗計約165平方メートルを全焼した。皆川さんは近所に住んでおり、出火直後に火災現場近くの防火水槽に誤って落ちた。  防火水槽は直径約1メートルのふたの部分を除いて地下構造になっており、深さ約3メートルだった。ふたは普段閉められているが、当時は消火作業のために消防団員によって開けられた状態で、柵などもなかった。  皆川さんが転落した直後に団員が気付き、救助に当たった消防署員が約30分後に引き上げた。同町消防本部は「事故の経緯について調査中であり、現段階では詳しくコメントできない」としている。 新潟日報2007年10月27日

 新潟日報 NIIGATA NIPPO On Line

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新潟・阿賀町で住宅全焼火災 火事の様子を見に来た50歳女性が防火水槽に転落し死亡

新潟・阿賀町で27日未明、住宅1棟が全焼した。幸い、住民にけがはなかったが、火事の様子を見に来た女性が防火水槽に落ち、亡くなった。
阿賀町で27日午前4時すぎ、店舗兼住宅が全焼した。
この家に住む杉崎さん一家は避難し、無事だった。
しかし、悲劇は火事の様子を見に来た50人以上の人々の中で起きた。
火事の様子を見に来た近所に住む看護師・皆川ユリさん(50)が、防火水槽に転落した。
防火水槽は、消火活動のため、ふたが開けられたまま放置されていた。
現場にいた消防団員は、皆川さんが防火水槽に落ちるのを少し離れたところから見ていたという。
防火水槽は深さ3メートルで、皆川さんは、およそ30分後に救助されたが、すでに心肺停止で、まもなく死亡が確認された。
阿賀町消防本部によると、通常、防火水槽のふたを開ける際は、必ず消防団員が近くにいることになっていたという。
さらに、事故当時、現場周辺は街灯もなく、暗いため、誰かが注意しなければ防火水槽が開いているかどうかはわからない状態だったという。
警察は、転落を目撃した消防団員などから、事故の状況をくわしく聞いている。

 http://www.fnn-news.com/headlines/CONN00120780.html

 

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こんなサイトもあります。

消防ヒヤリハットデータベース 

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1(No.06H0004)消防ヒヤリハットデータベース事例回答シート【事例概要について】【体験した事例の直接的原因について】1.体験した事例の直接的な原因情報入力に問題があった。【体験した事例について】

1.発生日時平成 18 年 4 月 15 日 午後 5 時頃2.発生した当時の天候曇3.発生した活動現場屋内:住宅と同じ棟の中の物置部屋で床は前面板張りであった。4.体験した事例の種類回答者が、自分自身で負傷しそうになった。5.負傷事故の程度(ヒヤリハットの場合、仮に負傷したときの程度)死亡していた(させていた)だろう。6.どのようなことが起きたのか(起きそうになったのか)墜落・転落、7.事例体験時の活動火災、木造建物 [ その他:火勢鎮圧後 ]8.(7の活動中)どのような作業中に発生したか残火整理、9.同様の体験は、これまでにどの程度の頻度で体験していますか。初めて体験した。1.負傷事故・ヒヤリハットの別ヒヤリハット事例2.体験した事例の名称消火活動中、古井戸へ転落しかかった。3.体験した事例の中心的要素木造一般住宅建物火災における消火活動で残火処理中、物置部屋へ進入した際、床板が抜け、床下にあった古井戸(直径1m、深さ約10m、水深約3m)へ落下しそうになった。床板が抜け落下し始めた時、幸いにも空気呼吸器の保護枠が井戸の縁に掛かり、両手を井戸の縁に掛け身体を保持できたため転落をまぬがれた。4.体験した事例の原因・理由火災現場到着時、家人は外出中で関係者が居らず、情報を得られなかった。また、物置部屋の板張りの床下に古井戸があるとは予想できなかった。
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210.ヒヤリハット体験当事者の属性(回答者は当事者A)○当事者 A年齢[ 55 ]歳、 勤続年数[ 35 ]年、 現場経験年数[ 35 ] 年、 階級[ 消防司令 ]、同様の活動 []、 任務 [車長]○当事者B年齢[ ]歳、 勤続年数[ ]年、 現場経験年数[ ]年、 階級[ ]、同様の活動 []、 任務 []○当事者C年齢[ ]歳、 勤続年数[ ]年、 現場経験年数[ ]年、 階級[ ]、同様の活動 []、 任務 [ ]その他(当事者が4人以上の場合)11.事例発生の経過。【その事例発生時の状況について】○負傷事故の場合:負傷事故が起きたのはどうしてだと思うか?ヒヤリハットの場合:ヒヤリハットで済んだのはどうしてだと思うか?体力、反射神経等身体能力が優れていた。集中力、注意力があった。避難・退避がうまくいった。周囲の視界が確保できていた。たまたま、負傷事故にならなかった。その他:空気呼吸器の着装が確実だったので、一瞬だが保護枠が身体を支えた。○心理・体調についてa.あせりを感じていた・早く、現場到着や、活動をしなければならないという“あせり”を感じていた。いいえ・被害拡大が消防活動を上回っており“あせり”を感じていた。いいえ・周辺の野次馬などにより“あせり”を感じていた。いいえ誰(何)がなにをしたその他・備考など経過1当事者 A屋外で隊員1名と筒先部署経過2救助隊員1名が活動支援経過3当事者 A火災が鎮火し、残火処理のため屋内に転戦部署経過4当事者 A隊員 2 名に屋内の残火処理を実施させる。経過5当事者 A屋内の残火確認を実施経過6当事者 A残火確認中、床板が抜け、古井戸に転落しかける。経過7当事者 A古井戸の縁に空気呼吸器の保護枠がかかり転落をまぬがれる.経過8当事者 A慌てて自力で這い上がる。経過9当事者 A他の隊員の転落防止のため冷蔵庫で古井戸をふさぐ。経過 10 当事者 A隊員に古井戸がある事を周知するとともに、転落防止を指示する。
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3b.注意力が欠如していた・1つの事象に集中し、他の事象への注意力を欠いた。はい・活動終息(鎮火等)や活動内容が些細だったため注意力を欠いた。いいえ・体調不良や疲れにより注意力を欠いた。いいえc.経験・知識が不足していた。・活動内容が、自己の能力や技量を超えていた。いいえ・活動中に起こりうる危険について認知していなかった。はい・活動に対する経験が不足していた。いいえd.心身の不調があった・体調が悪かった。いいえ・悩み事があった。いいえ○装備・資機材についてe.資機材の故障・不具合があった。・装備・資機材自体に問題があった。いいえ・装備・資機材の使用方法が誤っていた。いいえ・装備・資機材の対処能力を超えていた。いいえ・必要とする装備・資機材がなかった。いいえ○活動環境についてf.障害物や自然環境(雨・濃煙)によって視界がさえぎられた。・障害物(建物等)のため周囲の状況が見えなかった。いいえ・特異環境(煙、暗闇、降雨等)のため周囲の状況が見えなかった。いいえg.行動しにくい環境だった。・狭隘な場所であった。はい・暑かった(寒かった)。いいえ・野次馬が多かった。いいえ・現場周辺の地理に不案内だった。いいえh.足場が悪かった。・足元が躓いたり滑りやすかった。いいえ・足元の強度が不足していた。はい○指揮・管理についてi.適切な指示が得られなかった(適切な指示を与えられなかった)。・活動指示が得られなかった。(無線が通じない等。)いいえ・指示内容に誤り・偏りがあった。いいえ・指示内容が実施困難であった。(周辺環境に、隊員技量の把握に欠けた。)いいえk.関係者間の情報伝達・役割分担が不十分だった。・隊員の連携が不十分だった。いいえ・隊員が不足していた。いいえ○その他l.その他の理由があった。はい:住宅の一部である物置部屋の板張りの床下に古井戸があるとは思わなかった。


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