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防災関連・物品・正しい情報など個人で追求している防災ブログです。備え は自分の為ではなく身近な弱者様用と考えましょう。

挫滅(ざめつ)症候群(クラッシュシンドローム)を防ぐモノ

2008年06月08日 | ◆破壊・救出・復旧用道具など
挫滅(ざめつ)症候群(クラッシュシンドローム)を防ぐモノ 救急バッグの中身 


私は国家試験受験科目の為、医学一般を勉強しましたが、災害時などの医療行為については軽はずみな事は言わない事にしております。また、介護福祉士は一部を除き医療行為は法で禁じられているのですが、医療知識を学ぶ事は何処からかが医療行為であるか認識するためを含んで知識を習得しているのです。

しかし、非常時は全く話が別です。私は災害時、緊急時に備えて↑のようなシリコンチューブ(ホームセンターで数百円)を持ち歩いています。このような物品は、ジャッキやバール 照明 水などと共に持ち合わせている必要があります。交通事故についても去年はたまたま2人助けました。

私が子供の頃は、大量出血などの場合、ベルトなどの止血帯を使って止血せよ。(何分かおきに緩める。)と学びましたが、近年の日赤講習では関連事故を防ぐためか、そうした事は教えてくれません。興味のある方は止血や挫滅(ざめつ)症候群詳細・防止について 体の何処に何をどう使うかなど是非是非御自身で調査 御確認下さい!

映画の話で恐縮ですが、昔の映画 ランボーファーストブラッド では大腿部に槍状の木片が刺さり、その際「ベルトを使って止血 15分おきに緩めよ。」と保安官が指導、止血するシーンがあります。


8:30頃あり


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四川震災人誌:陳堅 Part 1


<四川大地震><詳報>救出された男性がクラッシュ症候群で死亡、現地から生中継―中国

2008年5月22日(木)13時34分配信 Record China

21日、四川省のある男性が丸3日間、崩れ落ちた瓦礫の下敷きになっていた。救出活動の末、救い出されたが、亡くなってしまった。その様子が全国に生中継された。
2008年5月21日、朝鮮日報によれば、四川省のある男性が丸3日間、崩れ落ちた瓦礫の下敷きになっていた。長時間の救出活動の末、男性は救い出されたが、亡くなってしまった。その様子は全国に生中継された。

男性は瓦礫の下敷きになりながら、「家に帰って、妻と生きるんだ。妻のお腹には子供がいる。父親のいない子にしたくない」と下敷きになりながら話し、生きる望みを失わなかった。「みんな、自分と同じように決して諦めないで」と、他の被災者を励まし、救助に当たった人も、男性を励ました。

男性が救助される様子は、中国中央電視台によって中国全土に生中継された。取材に当たっていた記者が男性の妻と電話をつなぎ、夫妻が話すところも中継された。男性は「僕は何もいらない。ただ君と子供と一生を送りたい。それだけで満足だ」と妻に語りかけた。しかし、これが男性の最後の言葉になってしまった。6時間に及ぶ救出活動により、瓦礫の中から救い出されると、男性は息を引き取った。「起きろ!嫁さんの所に帰るんだろ!寝ちゃだめだ!…」救助隊員の呼びかける声が虚しく響いた。

生き埋めになった被災者の中には、救出後のクラッシュ症候群(挫滅症候群)により、命を落とす人が多いという。(翻訳・編集/岡田)

<四川大地震><詳報>救出された男性がクラッシュ症候群で死亡、現地から生中継―中国 - 速報 ニュース:nifty

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四川震災人誌:陳堅 Part 2


挫滅症候群で救出後死亡も、長時間圧迫されダメージ深刻


夜に入っても住民の捜索を続ける日本の国際緊急援助隊の隊員たち=佐藤俊和撮影 中国・四川大地震の発生から5日目の16日、被災地では奇跡の生還を信じての救出作業が続いているが、四川省成都市の病院では、無事救出されても「挫滅症候群(クラッシュ・シンドローム)」で命を落とす人も出始めている。

 同症候群は、がれきなどの下敷きになり、筋肉が長時間圧迫されて壊死(えし)することで起こる。筋肉から大量の毒素が血液中に漏れ出し、腎臓にダメージを与えて多臓器不全を引き起こすほか、がれきなどを急に取り除いて血流を再開させると脱水症状に陥り、急性腎不全になる。

 腎臓病患者への人工透析では省内随一として知られる成都市の四川大学華西医院には15日以降、各地から飛行機で被災者が運び込まれるようになった。

 被災者は、同医院の南西十数キロに位置する空港から次々と救急車で搬送されてきた。挫滅症候群の疑いのある人には人工透析を施しているが、なかにはそのまま死亡するケースも。同医院の看護師、胡秀英さんは「救出されても安心とは限らない。できることを最大限やっていく」と話した。

 同症候群が注目を集めるようになったのは、1995年の阪神大震災だった。震災で確認された発症者は、少なくとも370人。死者は50人に上る。

 災害医療に詳しい静岡県立総合病院の安田清副院長(64)によると、同症候群の予防に有効なのは、救出現場での医師のサポート。安田副院長は、「点滴をしたり水を飲ませたりしながら救出活動を行うことが必要」と話している。

(2008年5月17日03時07分 読売新聞)

挫滅症候群で救出後死亡も、長時間圧迫されダメージ深刻 四川省大地震 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)


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挫滅症候群 - Wikipedia

ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。

挫滅症候群(ざめつしょうこうぐん)は、身体の一部が長時間挟まれるなどして圧迫され、その解放後に起こる様々な症候をいう。クラッシュ症候群(またはクラッシュ・シンドローム)とも呼ばれる。重傷であることが見落とされる場合もあり、致死率は比較的高い。


原因 および症状
身体の一部、特に四肢が長時間圧迫を受けると、筋肉が損傷を受ける。その後、圧迫された状態から解放されると、壊死した筋細胞からカリウム、ミオグロビン、乳酸などが血液中に大量に漏出する。発症すると意識の混濁、チアノーゼ、失禁などの症状が見られる他、高カリウム血症により心室細動、心停止が引き起こされたり、ミオグロビンにより腎臓の尿細管が壊死し急性腎不全を起こしたりする。

戦災、自然災害、事故に伴い、倒壊した建物等の下敷きになるなどして発症する場合が多い。圧迫からの解放直後は、意識があるために軽傷とみなされ、その後重篤となり死に至ることも少なくない。まれに、特定の筋肉を過度に酷使する運動を行うことにより発症する場合もある。


治療
血液透析、血漿交換などの血液浄化療法。また、一時間以上挟まれている状態の場合、現場で、患者が水を飲める場合は水分補給、また医師による生理食塩液や乳酸リンゲル液、酢酸リンゲル液の大量輸液による血液中の毒素の希釈も有効。その他に心臓に近い所をゴムバンドなどで締めることで急激に毒素が心臓に回るのを防ぐことができる。


挫滅症候群 - Wikipedia

参考・ナトリウム カリウム 細胞 - Google 検索

参考・burcle

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START法
救助者に対し傷病者の数が特に多い場合に対し、判定基準を出来るだけ客観的かつ簡素にした物がSTART法(Simple triage and rapid treatment)である。具体的には以下のようになる。

歩けるか?
歩ける→緑→状態の悪化がないか絶えず観察
歩けない→下へ
呼吸をしているか?
気道確保なしで十分な呼吸が出来る→黄
気道確保がなければ呼吸できない→赤
気道確保をしても、呼吸がない→黒
呼吸はあるが頻呼吸または徐呼吸である→下へ
ショック症状はないか?
ショックの兆候がある→赤
ショックの兆候無し→黄
小規模の災害なら赤になる例でもSTART法では黒になってしまう事が多くなるが、これは(現場に混乱を来してしまうほどの)大規模災害のために考え出されたものである。また、この方式は腹膜刺激症状やクラッシュ症候群などの病態を無視しており、追って詳細な状態観察とトリアージが継続される事を前提としている。


トリアージ START法 Wikipedia

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医療従事者でなくてもできる「START(スタート)式トリアージ」


災害が起こると即座に出動する救護班。日赤では国と日赤との協定で、各県に5つ以上の救護班を編成することとなっており、日赤の救護規則の中で福井県支部には8つの救護班が編成されている。その構成は、医師1名、看護師長1名、看護師2名、主事2名の6名体制で編成されており、当県の場合は原発立地県であることから、特殊救護要員として放射線技師を加えている。

 また救護班には、福井赤十字病院の医師・看護師らで6班、地域性を考慮し、市立敦賀病院と公立小浜病院に各1班ずつ編成されており、県内、近隣県に震度5以上、降水量200ml以上が発生すると、その被災地が連絡できないものと判断し即座に出動する仕組みになっている。
 先の能登半島地震災害や中越沖地震災害では、発災日に救護班、或いは連絡調整員が現地に飛んでいる。日ごろから訓練や研修を積んで、意識の高揚に努めるとともに、被災者のこころのケアにも取り組めるよう研さんに余念がない。能登半島地震災害では、現地本部から救護班出動の要請が入ったのが午前零時半。そのわずか15分には医師・看護師ら出動する体制が整えられていた。
 また、日ごろは災害救護のボランティア育成にも注いでおり、救護奉仕団は日赤県支部に駆けつけ救援物資が必要な場合は県支部に常備されている毛布や日用品セットなどをトラックに積み込み避難所へ向かう。また、炊き出しが必要であれば地域の赤十字奉仕団たちがおにぎりや汁ものなど何らかの炊き出しをし被災者に提供する仕組みになっている。このほか災害救護のボランティアたちは、負傷者の応急手当ができるよう心肺蘇生法や三角巾の使い方を学び技術の向上にも努めている。阪神大震災でも日赤の救急法を学んだ一般の人たちが多くの負傷者の応急手当をした報告がなされている。

 一度に多数の傷病者が発生した場合、傷病者の緊急度や重症度に応じて適切な処置や搬送を行うために傷病者の治療優先順位を決定するトリアージという方式がとられる。優先順位をつけずに搬送だけを繰り返していると、治療が手遅れになったり、後方の支援施設が対応できなくなったりで混乱がひどくなり、助かる命を失うことになる。このため「トリアージタグ」を用いた判定システムが威力を発揮する。具体的には『意識や呼吸障害、ショック症状があり、緊急に治療が必要な人を最優先で赤いタグをつける。ケガは重いが時間的に余裕のある人は黄色のタグをつける。専門的治療が要らない軽症の人は緑のタグをつける。すでに死亡または搬送しても助からないと判定される人は黒のタグをつける』の4段階に分類される。トリアージには「ふるい分けトリアージ」と「選別トリアージ」とあり、前者を1次トリアージ、後者を2次トリアージとして位置づけられいる。トリアージはフランス語で「Triage(選択)」から来ており、治療(Treatment)、搬送(Transport)とともに、災害時医療で最も重要な3つの要素(3T)の1つ。ただ、従来のトリアージは、トリアージする側の医師の主観がたぶんに入ってしまい、判断を誤ることがあった。実際にトリアージを経験した千葉県の医師によると「負傷者の言動に惑わされて、非緊急治療者を緊急治療者としてしまう過ちを犯してしまう」との報告がある。このため1993年アメリカで考えられたものが、時間をかけずにあまりトリアージの経験のない人でもできる、或いは血圧計などの医療器材を持ち合わせていない場合や医療従事者でなくてもできるルールを作成したのが「START(スタート)式トリアージ」です。STARTとは出発のスタートではなく、Simple And Rapid Treatmentの頭文字を取ったもので、直訳すれば「Simple Triage=単純な・簡単な(負傷者の)治療優先順位づけと、Rapid Treatment=迅速な取り扱い方・処置・治療」となる。呼吸、循環、意識レベルの順番で評価し、負傷者を分けていく1次トリアージが「START式トリアージ」です。災害時の初動救助は1分遅れると死者が1人増えるといわれて、初期の素早い的確な対応が求められている。「START式トリアージ」ではまず「呼吸」では無呼吸なら黒、1分間に30回以上の多呼吸は赤、30回未満で呼吸が安定していれば次の「循環」に移ります。爪を圧迫して色調復元まで2秒以上かかれば赤、2秒未満なら「意識」に移ります。但し、寒いところや暗いところでは判断できませんので脈拍で判定する。「意識」では声掛けなどに応じなければ赤、応じるが歩けなければ黄色、応じて歩ければ緑とトリアージします。

 こうしたトリアージの実践を含めた研修が11月2日、福井赤十字病院(野口正人院長)で医師・看護師・ボランティアら130人が集まって行われた。研修ではまず能登半島と中越沖地震災害に出動した医師・看護師長・看護師・主事・救護ボランティアがそれぞれ報告や提言を行い、野口院長から救護班を送り出した視点で話された。午後からは「災害現場のトリアージ」としてシミュレーションに取り組んだ。医療スタッフとボランティアとで編成された16のグループに分けられ、救護奉仕団が負傷者役になって、どの人が赤か黄色かなど1人ずつ取り組んでいった。救急法で技術を身につけていたはずの奉仕団員からは「実際にやってみるとかなり難しい。でも何か負傷者に関われた感覚となり、手助けができたとの思いになってとても充実した気分になりました」と話し、「やはり赤十字の一員として救急法をもっと身につけたい」と意欲をのぞかせていた。このあと参加者たちは日本赤十字社救護・福祉部の三井俊介次長から「日本赤十字社の救護活動とDМATとの協同について」と題した講演を聞き、日ごろから救護班やボランティア、市町、各救護団体との連携に努めていくことを誓い合っていた。

日本赤十字社 福井県支部/お知らせ


予算、人手…課題は多く


 装備品を前に津波対策の必要性を語る菅野院長(県立宮古病院で) 津波は「ゴーッ」という音とともに家々を飲み込み、漁船をひっくり返した。さらに引き波が、ひっくり返った漁船をさらうようにして家にたたきつけ、破壊していった。

 県立宮古病院の菅野千治院長(61)は、中学生時代に陸前高田市でチリ地震津波(1960年)を体験した。家族とともに避難した裏山から目にした様は、まさに地獄絵だった。

 その後、医師となってからも、あの時の記憶は脳裏に焼き付いて離れることはなかった。病院でも避難訓練などに熱心に取り組みながら、やがて「災害が発生した時には、どうしたら1人でも多くの人を助けることができるのか」と考えるようになった。

 転機となったのは県立大船渡病院長だった2005年4月、兵庫県で起きたJR福知山線の脱線事故だった。

 テレビに映し出された事故現場には、脱線してひしゃげた車両のわずかなすき間に我が身を投げ入れるようにしながら、点滴を打ち、負傷者たちを励ます医師たちの姿があった。

 それが初めて見る「DMAT」だった。

 翌年の06年6月、大船渡病院に医師2人と看護師3人からなるDMATチームを結成。その年の8月には、津波で近くの病院が被害を受けたと想定し、救急患者の診療に優先順位をつける「トリアージ」や、重傷の患者を防災ヘリで搬送する訓練を行った。

 菅野院長は昨年、宮古病院に移ってからも、DMATを結成した。年内には沿岸部の大船渡、宮古、久慈の県立3病院のDMATによる連携訓練も行う予定だ。

 「宮城県沖地震は近い将来、高い確率で起きると予想されている。ハード、ソフト両面で早急に態勢を整備する必要がある」。大船渡病院DMATチームの隊長を務める山野目辰味医師(49)は課題を口にする。現状では、各病院がそれぞれ独自にDMATを組織しただけで、予算も人手も病院内で工面している。「車1台すら持っていない状態では、災害現場にいち早く駆け付けることもままならない」と嘆く。

 宮古市出身の山野目医師にも、津波の原体験がある。まだ小学生だった1968年、十勝沖地震の発生後、自宅近くの閉伊川の水が引いてなくなったと聞いて、興味本位で見に行った。しかし、消防団員に襟首を捕まれ、川岸から引き離された。すると、その直後に津波が川をさかのぼってきて、川岸の廃船が何隻も橋げたにたたきつけられ、粉々になるのを目の当たりにした。「あの時に助けてもらっていなければ、今の自分はない」と振り返る。

 医師不足という厳しい現実にあえぐ医療現場。そんな中、津波から人々の命を守る防波堤になろうと、医師や看護師たちは奮闘している。


岩手 地域 YOMIURI ONLINE(読売新聞)

トリアージ技術向上を 酒田消防 緊急時の対応強化訓練実施

 酒田地区消防組合(海藤成雄消防長)の救急技術強化訓練が20日、酒田市営国体記念体育館で行われた。消防職員が、集団災害発生時のトリアージ技術について向上を図るとともに、有事の際の対応を確認した。

 2005年12月に庄内町榎木で発生したJR羽越本線列車脱線・転覆事故などを受け、酒田消防では職員のさらなる知識・技術の向上に向けて昨年から強化訓練を実施している。トリアージは多数の傷病者を重症度や緊急性により分別するもの。酒田消防は「自力歩行ができるかどうか」で傷病者を大別した後、さらに呼吸や命令への反応の有無で重傷・緊急度を認定することにしている。

 この日の訓練は職員約90人が参加。「大型観光バスが走行中、スリップし中央分離帯に衝突。多数の負傷者が出た」という想定で、参加職員のうち30人が傷病者にふんし、残りの職員がトリアージ班、搬送班に分かれて行われた。

 訓練では、机といすでかたどったバスの中にトリアージ班が入り、傷病者から聞き取り調査。歩けるかどうか確認するなど、限られた時間内で症状により▽黒(死亡)▽赤(重傷者)▽黄(中等傷者)▽緑(軽傷者・無傷者)―のタグを負傷者に掛け、搬送班に引き渡していた。


荘内日報ニュース -山形・庄内-

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医師以外の人もやるの???どういうこっちゃ?勘弁してくれ

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