ひとり水害。

朝、水の音で目が覚めた。雨？いや音の感じが違う。川の流れのような音がする。道志川がそばに流れているが、いつもはこんなに音が聞こえない。ロフトの小窓から下を見てみると、なんと！工房の前の道路が川のようになっている。そして、その水は全てうちの庭に流れ込んで、海のようになっている。
水は工房の道を挟んだ向かいの用水路から溢れている。すぐに長靴に履き替え、用水路を見に行く。用水路には大量の草が詰まっていて、そこで水が堰き止められ、行き場のなくなった水が全てうちの庭にやってきたのだ。大量の草を取り除くことで、水路を流れ始めた。
豪雨の時でさえ、こんなに水浸しになることはない。原因は、前日向いの家のオジさんが草刈をしていたために、その草が水路に詰まったものだ。工房の床下がえぐれているのは雨の仕業だと思っていたが、多分これが原因だろう。今回は僕が草を取ったから、庭だけの被害で終わったが、今まではあのまま放置されていたのだろう。あのまま、水が流れ込んでいれば、床上浸水なんてことにもなっていたかもしれない。
今まで災害だと思っていたものは、どうやら人災だったということが今日わかった。

運動不足。

最近、体力が落ちていることを感じてはいたが、運動する時間より、作品を作る時間が大事に思え、運動する時間を取らずにいた。
しかし昨日、お客様と食事をした時に、母親の年齢に近いにも関わらず、かなりの運動をしていること聞かされた。正直、今の自分の体力ではかないそうもない。
自分より年下に体力で負けるには納得がいくが、年輩の方に負けてしまうのは悔しい。
ということで、やっぱり運動する時間を作ることにした。まずは工房の周りをロードワークをしてみたのだが、街頭が少なく、暗闇を走るのはちょっと怖かった。（笑）

お客様３

工房には滅多に人が来ないというのに、一昨日は二人、昨日も二人いらっしゃった。これは更なる奇跡と思ったら、奇跡的な奇跡が起きた。

今日は非常勤近藤と一緒に工房に行ったので、以前から気になっていた、ご近所の喫茶店に様子を見に行ってみた。しかしあいにくのお休みで中に入ることは出来ず、再び工房に戻ろうとした時に、工房に一台の車が到着した。何かの配達だと思い、工房までダッシュで戻ったところ、なんとそこには師匠ご夫婦がいらっしゃった。
お話を聞くと、富士山にキノコ取りに行った帰りだという。師匠には工房を買ったときから、いろいろご相談にのっていただいていた。最近は工房に泊まりこみが多いこともあり、僕もあまり師匠のところに顔を出せず、久しぶりにお会いした感じだ。
キノコもたくさん取れたようで、わけてくださるとおっしゃったのだが、このあとも、来客の予定があり、食事を一緒に取ることになっていたので、今回は遠慮させていただいた。
師匠がお帰りになって間もなく、今度は以前、家具のご注文をくださったお客様が、お友達と一緒にいらっしゃった。工房のリフォームが一段落したので、お祝いを持ってきてくださった。ありがとうございます。
一通り、工房をご案内したあと、食事をご馳走していただけるということで、大月まで行くことになった。食事は普段食べれないようなおかずがたくさん並ぶご馳走だっので、こんなご馳走は滅多に食べることが出来ないと思い、非常勤近藤と一緒に限界までご馳走をいただいた。(笑)
本来なら、家具を売る、買うというだけの関係で終わるところを、工房のリフォームのお祝いをいただけたり、食事をご馳走していただけるということは、本当にうれしいことだ。
それだけではなく、お客様から人生において大切なものを教えていただいた。非常勤近藤の記憶によると健康、友人、知識、箪笥貯金？この４つが大切だと。最後の一つは、近藤の記憶違いの気もするが。(笑)
家具を買っていただいたお客様が、木工を教えてくれた師匠が、今度は人生の先輩として、いろいろなことを教えてくださる。この仕事って、すごく楽しいと思う。

工房にお客さまが３日も続けていらっしゃった。皆さんが気にかけてくださっていることが励みとなって、これからも仕事もがんばれます。
さあ、明日からまたがんばろう！

お客様２

工房には滅多に人が来ないというのに、昨日は二人も来客があった。これは奇跡に近いと思ったら、更なる奇跡が起きた。
今日は以前からお世話になっているお客さまが、建築家のお友達と一緒にいらっしゃってくれた。
お二人とも僕が家具屋になるそぶりもない頃からのお知り合い。僕が家具を作っていることを知って、わざわざ工房まで足を運んでくれたのだ。
素人がリフォームした工房をプロの建築家に見られるのはちょっと恥ずかしいが、プロに見てもらうチャンスも少ないと思い、気になっている場所を数カ所見ていただいた。けっきょく、根本的に直すのはかなり本格的にやらないといけないようだが、今すぐ潰れてしまうということでもなさそうだ。家具を見ていただくよりも、工房を見ていただく方がお時間を取らせてしまった。(笑)
せっかく、道志村まで足を運んでいただいたので、良いものを見ていただこうと、昨日お顔を出していただいた蒼芒庵さんのギャラリーにご案内した。多分、同年代くらいなのだろう、僕にはよくわからないお話をいろいろされていた。(笑)
陶芸家も建築家も家具屋も、作るものは違っても物を作り出す仕事。同じような悩みや楽しみがあるのだと感じた。
昨日の鈴木氏もそうだが、時間をかけてわざわざ工房まで来ていただける方々がいらっしゃることに感謝している。

今日、いらっしゃった建築家のホームページはこちら。スタジオ・モビル http://www.teamzoomobile.com/index.htm

お客様

午前中、工房で作業をしていると、ご近所の陶芸家蒼芒庵 http://www.bb.din.or.jp/~takenaka/さんが大きな箱を抱えていらっしゃった。何が入っているかと思ったら、以前お宅にお伺いした時に、良いなと思った鉢を持ってきてくださった。
これは、かなり高価な鉢だったはず。でもうちで使ってくださいとのこと。えっ～！！ほ、本当ですか？ど、どうしよう？なにかうちで差し上げるものはないか見まわしたが、この鉢に見合うような代物は見当たらない。今は何も出来ないけれど、そのうちお返し出来ればとって、今回は有り難くいただくことにした。

午後になって、職業訓練校時代の同期生鈴木氏がやってきた。彼は家具屋で職人として働いている。休日にわざわざうちの工房まで遊びに来てくれた。彼はバイクでやってきたが、ここまでの山道を景色を楽しみながら来れたので距離を感じなかったと言ってくれた。蒼芒庵さんのように、良いものをいただくのも、とてもうれしいが、それと同じくらい、わざわざ時間を作って会いに来てくれることもうれしい。

同期生と会うと木工に関してのいろいろな情報が入ってくるので、すごく勉強になる。彼もなかなか魅力的な作品を作っている。
いろいろ話しをしているうちに、雨が降り出した。彼はバイクでやってきたので、雨が降り止むのを待っていたが、一向にやむ気配がない。小降りになったところを見計らって帰っていったが、けっきょくずぶ濡れになったそうだ。
これに懲りずに、また遊びに来てくれればと思う。
鈴木氏の作品はＮＯ．８ http://www.geocities.jp/tatsumanista88/index.htmlで見ることが出きる。

新作制作中。

ウサギを描こうとすると、上手く描けない。明確に頭でイメージ出来るのに、実際に描いてみると、耳の長いネコみたいな物になったりする。
イメージした家具を実際に形にするのは難しい。頭の中ではカッコいい家具でも、実際に作ると、そうでもなかったりする。
そして家具の場合、イメージに近い形が出来たとしても、それが使い勝手の良い物でなければ、意味がない。
カッコ良くて、機能的で且つ個性的、そんな家具はなかなか出来ない（笑）
物を作るというのは、けっこう大変な仕事だが、それだけにヤリガイもある。

全部倒れてる！！

昨日まで千葉にいたので工房に行くのは３日ぶり。工房は今回の台風に耐えられたのか？
工房に到着して、直ぐに目に飛び込んで来たのは、３ｍはあるヒマワリが全てなぎ倒されていた。
他に被害がないか、工房周辺をチェックしたが、いつも雨漏りする場所で雨漏りしていたくらいで、他には被害はなさそうだ。
仕事を始める前に倒れたヒマワリを片付ける。３ｍにも育ったヒマワリは結構重い。真夏なみの暑さの中、ヒマワリの片付けも結構大変だ。
しかし、倒れたヒマワリは、種をいっぱいつけていたので、来年また見ることが出来そうだ。

台風の影響。

両親の家に一泊して、今朝千葉から帰ってきた。
台風も接近してきているので、なるべく早く帰ろうと思い、帰り道にはアクアラインを使うことにした。料金は高いが、渋滞することはまずないので快適に運転が出来る。
しかし、今日は台風の影響でかなりの横風。走行速度も４０ｋｍに制限されていた。休憩のために海ほたるに寄ったが風が強く、台風リポーターのように踏ん張っていないと身体ごと飛ばされてしまいそうな勢いだった。
アクアラインを抜けて、つばさ橋、ベイブリッジを走行中は、追い越し車線を走る車はほとんどなく、みんなかなりスピードダウンして走行していた。そうしないと横風でハンドルを取られてしまうからだ。
自宅付近に来た頃には、空が晴れているのに激しい雨も降りだし、風や雨など台風の威力を感じながらの帰宅となった。
それでも、台風が日本海側に行ってくれたので、たいした被害はなかったが、台風が通過するコースに当たってしまった方々は大変なことだろう。これ以上、被害が出ないことをお祈りする。

同期生、その後。

□△※○↓☆と言うわけで、今日は千葉に来ています。まあ、せっかく千葉に来たのだから、以前から一度行ってみようと思っていた純朴家具平八さんにお伺いすることにした。
平八さんを営まれているのは訓練校時代の同級生、小川夫婦。横切り盤でニラを切ったり、大根を手押しカンナ盤で削ったりする、変わり者夫婦だ。
彼らが千葉に工房を出してから、ずっと会ってなかったので久しぶりの再開ということになる。奥さんのchihoさんも、かたことながら日本語を立派に話せるようになっており、すっかり日本にも馴染まれたようだ。
同時期に工房を開業したということもあり、お互い同じ悩みや苦労を感じていることを聞くとちょっと安心するが、だからと言って現状に甘んじててはいけない。更なる飛躍を目指してお互いに切磋琢磨していかなければいけないとも感じた。
平八さんは地元にも、かなり馴染まれているようで、帰り際には、散歩をしていた犬が平八さんの工房前でオシッコをしていくところを見ることが出来た。
そんな、平八さんが今日はどんな野菜を切っているのか気になる方は、純木家具　平八さんをご覧ください。

※注意
平八さんでは、野菜を機械で切ることはないそうです。
また、chihoさんは日本人で、標準語と関西弁を話す、バイリンガルな奥様です。文中に誤解を招く表現があったことをお詫びいたします。
犬がオシッコをしているのは本当です。(笑)

台風１４号。

すごい台風がやって来た。各地で多大な被害を出してるだけに、今後の進路が気になるところだ。
工房は雨に弱い。毎回、台風が来る度に頭が痛い。今のところ、道志は台風が来ているとは思えないほど、静かな夜だ。
前回の台風はヒマワリ２本をなぎ倒す程度の被害ですんだが、今回はどうなるだろうか？

mobile jucon登場！！

毎週新作をアップしてきたけど、ついに限界が・・・。
というわけでもないのですが、今週は家具を作るのではなくホームページを作りました。
もう、ご覧いただいた方もいると思いますが、携帯版のホームページを作ってみました。しかし、普段携帯でホームページなど見ないので、どんなスタイルがいいのかわからず、けっこう作るのに手間取りました。これで携帯でもjuconの家具をご覧いただけるようになりました。
アドレスをパソコンと携帯を同じにしたかったので、P.C.版ホームページのご覧の方はアクセスするのにいつもより一手間かかかるようになってしまいましたが、ご容赦ください。

しかし、こんな感じでどうなんでしょうね？何かお気づきの点がある方は、ご指摘ください。

家具工房jucon

アシは4本なくっちゃ。

この前アップしたサクラのセンターテーブルが、あまりに不安定なので作り直した。やっぱりシンプルでカッコ良くて強度もあるていうのは、なかなか作れないものだ。少し、脚が増えたのをアップしなおしました。(笑)

家具工房jucon

ところ変われば。

工房での食事はレトルトカレーやカップラーメン。さすがに、こればかりでは飽きてきたので、自炊することにした。
自炊すると言っても、ご飯を炊いて野菜を炒めるだけ。それでも炒めるという調理方は、今までの食事とは全然違う。
炒めることによって香ばしさが生まれる。これはレトルトやカップ麺では味わえない、なんとも食欲をそそる要素だ。
今日の野菜炒めは玉ねぎオンリー。塩コショウに醤油を垂らしたもの。家では作る気も起きないこの料理がなんともおいしい。料理のおいしさは味じゃないかも。
贅沢になれてはいけないんだ。

防災の日

携帯の災害伝言板と言うのを試してみた。特に難しいことはないが、ブックマークしておかないと、いざという時に見つけるのが大変かもしれない。
この災害伝言板は、災害直後に、通話が出来なくなる可能性が大きいからあるのだが、このシステムを管理してるところが壊れるということはないだろうか？
今まで経験したことがないことが、起こるのだから、いろいろ考えていたほうがいいかもしれない。
今年は、いつもよりも災害という言葉が気になる９月１日だ。