お客様３

工房には滅多に人が来ないというのに、一昨日は二人、昨日も二人いらっしゃった。これは更なる奇跡と思ったら、奇跡的な奇跡が起きた。

今日は非常勤近藤と一緒に工房に行ったので、以前から気になっていた、ご近所の喫茶店に様子を見に行ってみた。しかしあいにくのお休みで中に入ることは出来ず、再び工房に戻ろうとした時に、工房に一台の車が到着した。何かの配達だと思い、工房までダッシュで戻ったところ、なんとそこには師匠ご夫婦がいらっしゃった。
お話を聞くと、富士山にキノコ取りに行った帰りだという。師匠には工房を買ったときから、いろいろご相談にのっていただいていた。最近は工房に泊まりこみが多いこともあり、僕もあまり師匠のところに顔を出せず、久しぶりにお会いした感じだ。
キノコもたくさん取れたようで、わけてくださるとおっしゃったのだが、このあとも、来客の予定があり、食事を一緒に取ることになっていたので、今回は遠慮させていただいた。
師匠がお帰りになって間もなく、今度は以前、家具のご注文をくださったお客様が、お友達と一緒にいらっしゃった。工房のリフォームが一段落したので、お祝いを持ってきてくださった。ありがとうございます。
一通り、工房をご案内したあと、食事をご馳走していただけるということで、大月まで行くことになった。食事は普段食べれないようなおかずがたくさん並ぶご馳走だっので、こんなご馳走は滅多に食べることが出来ないと思い、非常勤近藤と一緒に限界までご馳走をいただいた。(笑)
本来なら、家具を売る、買うというだけの関係で終わるところを、工房のリフォームのお祝いをいただけたり、食事をご馳走していただけるということは、本当にうれしいことだ。
それだけではなく、お客様から人生において大切なものを教えていただいた。非常勤近藤の記憶によると健康、友人、知識、箪笥貯金？この４つが大切だと。最後の一つは、近藤の記憶違いの気もするが。(笑)
家具を買っていただいたお客様が、木工を教えてくれた師匠が、今度は人生の先輩として、いろいろなことを教えてくださる。この仕事って、すごく楽しいと思う。

工房にお客さまが３日も続けていらっしゃった。皆さんが気にかけてくださっていることが励みとなって、これからも仕事もがんばれます。
さあ、明日からまたがんばろう！