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 メカ・ワンダーランド
(あなたの知らない海の世界)

屋久杉テーブル完成!

2007-08-04 13:48:35 | Weblog
昨日の続きで、屋久杉のローテーブルの製作。

しかし、さすがに杉なので柔らかい。
天板と脚を組んだ時の目違い、木口(こぐち)なので、普通なら、なかなか揃えるのが大変なのだが、カンナで簡単に揃えられてしまった。

しかし、柔らかい分、傷もつきやすい。
いつものホワイト・オークとは扱い方が違ってくる。


そんな作業をしている中、不意にお客様がいらっしゃった。
東京で、設計事務所をされている方。

道志村にはよくいらっしゃるようで、ホームページをご覧になって、juconの家具に興味を持っていただいたようだ。
かなり詳しくご覧いただいているようで、juconの家具のことをよくご存知だった。(笑)

去年から、工房の方に、度々いらっしゃっていただいたようなのだが、あいにく土日は、納品や打合せで出かけていることが多く、僕が留守の時ばかりだったようで、何度も、ご足労かけて申し訳ありませんでした。
今度、いらっしゃる時は、事前にご連絡をいただければと思います。
今日は、どうもありがとうございました。

しかし、全く知らない方にも、HPをご覧いただいているんだなと改めて思い、オヤジギャグもひかえめにしておこうと思った。(笑)



さてさて、お客様とは少しの間お話をさせていただき、引き続き作業開始。
蟻組みは、こんな感じで、まあ、うまく納まってくれた。(笑)

本当なら、もう少し数を多くしてもよかったのかもしれないが、材料ももろいし、細かくなれば、機械的になってしまうので、今回は最小限にしておいた。
蟻の数が少ない方が失敗する可能性も少ないし。(笑)




「なんで、これが蟻というんですか?」という質問は受け付けません。
ご自分で調べてください。(笑)
ちなみに外国ではダブ・テール(Dovetail)と言って、鳩の尻尾という意味です。
こっちは納得です。





屋久杉の特徴は、その香りと木目の細かさ。

昨日から工房内には、独特の香りが立ち込めている。
木目はご覧のように、かなり細かく、目と目の感覚は1ミリあるかないか。

この板が約40cmの幅だったので、単純に計算しても、400年は経っているということだ。





そんな材料を使うのだから、ビスや釘は簡単には使えない。
伝統的な工法で作り、これからまた何十年も使えるようなものにしなくてはと思ってしまう。
だから、使う方にも大事に使っていただきたいと思う。

まあ、これは屋久杉だからというわけではなく、何の材料でも言えることなのだが。(笑)



オイルを塗ったら、すごい良い色に仕上がった。
オイルも100%植物性の亜麻仁油を使用。

座卓とというよりも、飾り棚で使っていただいたほうが良いかもしれない。
まあ、今回は何を作るということではなかったので、何に使ってもいいわけだ。

たまには、こんなものも作るのもいいっか。(笑)


そうそう、訓練校の先生からの連絡は、仕事絡みのご連絡。明日、某所に行って、○○さんに合って来いとのご指示。

詳しいことは、明日のブログで。


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12 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
質問… (ころころ)
2007-08-05 00:21:26
…する前に、打ち切られてしまいました(笑)
屋久杉で作ったアクセサリーを見たことがあります。
小さいのに、木目がきれいでした。
お値段も、よかったです。
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Unknown (こうた)
2007-08-05 00:49:31
良い色ですね~。
屋久杉の良さを引き出した落ち着いた重みのあるテーブル。
蟻さん(笑)の数が少ないことも重みを出してるように感じます。
これを受け取られるお客様がうらやましい。
見て屋久杉の香りを思い出しました。
うちにある屋久杉で一番大きいものは鍋敷きです(笑)
(前にもこんなこと書いたような(^_^;))
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Unknown (こはる)
2007-08-05 05:18:23
屋久杉なんて実際に見たことないけど、

スゴイ重厚感たっぷりですね。


どんなお家にいくんだろう♪
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ころころさん (jucon)
2007-08-05 08:05:12
以前、デパートの催事で、隣に屋久杉専門のお店が出展してましたが、そこで売っていた直径3センチくらいの球が、ひとつ一万円でした。

このテーブルの材料を使ったら球が何個作れるのでしょう?



球を作った方が儲かりますね。(笑)

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こうたさん (jucon)
2007-08-05 08:09:14
本当に良い色になりました。

木目の美しさ、独特の香り、人を惹きつけるのも納得です。





こうたさんの家では鍋敷きですか。

それはまた贅沢ですね。(笑)
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こはるさん (jucon)
2007-08-05 08:13:15
コメントありがとうございます。

こちらでは、はじめまして。(笑)





さすがに貫禄ありますね。

でも杉なので、実際にはそんなに重くないです。



このテーブルは、木が大好きな方のお宅に、お嫁に行きます。(笑)
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Unknown (すみれ)
2007-08-05 09:14:15
400年以上の杉の座卓、家宝ものですね。素晴らしい。
そこにあるだけの存在感、圧倒されそうです。
もちろんjuconさんの腕のなす技ですが・・・。
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すみれさん (jucon)
2007-08-05 10:12:42
材料が、屋久杉であってもなくても、その木の持っている魅力を引き出せたらなと思ってます。



材料自体が魅力的なものは、あまり手を加えないことが、大事かな。

腕はあんまり関係なかったりして。(笑)

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Unknown (くー)
2007-08-05 14:50:13
屋久杉、はじめてみました。
木目といい、色も素晴らしいですね。
後ろでオットが「なかなか手に入らないんだよな。この大きさだったらえーっと・・・ぐらいかな?」ってうるさいです(笑)。
私はもっとこの美しさにうっとりしてたいのに・・・。

ダイニングテーブルの大きさが決まりそうです。
あと他もいろいろ・・・。
いつか工房にもお邪魔したいです。
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くーさん (jucon)
2007-08-05 18:12:26
そうですね。なかなか手に入らないと思います。
手に入れるには、ものすごいお金が必要だったり。(笑)

今回の作品は、技術的なことよりも、素材に占めるウェイトが大きいですね。

工房にぜひ来てください。
ダイニングテーブルも実際にご覧いただければと思います。

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