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jucon Solo Exhibitions
 メカ・ワンダーランド
(あなたの知らない海の世界)

塗装について(1)

2008-07-02 14:31:12 | Weblog
juconでは、家具の塗装にオイルを使用しています。
しかも、100%植物油の亜麻仁油で仕上げることがほとんど。
オイルで仕上げる一番の良いところは、木の質感を大事に出来ることでしょう。

しかし”100%植物油”聞こえはすごく良いですが、実際に良いところもたくさんあるのですが、耐水性が低いため、これでテーブルトップなどを仕上げるとシミが出来ます。

テーブルのご相談をいただいた場合、お客様と打合せの段階で、このことは十分ご説明しますし、juconの家具にはシミも似合うと思ってます。(笑)
シミやキズ、そういうのがついているテーブルがかっこいいと。

僕はテーブルを道具だと考えます。
例えば新品のカンナより、使いこんだカンナの方が絶対にカッコイイ。そういうところに味わいが出てくるのだと。

しかし、テーブルトップに関して、僕の考えをストレートにそうだねと言ってくれる方は少数派でしょうね。(笑)
やっぱり、テーブルトップにはシミをつけたくないし、傷も気になる。
その気持ちも良くわかるし、そういう方々にも、juconの家具を使ってもらえればと思っているんですが、その場合に塗装をどうするか?


これは、ずっと以前からの課題です。
今までもこの課題を抱えながら、お客様とご相談のうえ、やっぱりオイル塗装をしてきました。
でも、なんかいい方法はないか?


で、いろいろネットで検索したりするわけです。
この辺の悩みは、他の家具屋さんでも同じわけで、市販品のようにウレタンでコーティングして、プラスチックのような質感するのではなく、木の質感を残しながらも耐水性の高いオイルのようなものはないかと。

で、両方の良いとこどりの塗料がないかとなるわけです。
そこで出てくるのがウレタンオイル、ウレタンとオイルの混合したものという話になってくるのです。
木の質感を残しながらも、耐水性、耐熱性をアップさせるわけです。


で、ここで気になるのが、今度はウレタン塗料の安全性の問題です。
だいぶ端折りますが、ネットでいろいろ見る限り、ウレタンも硬化してしまえば安全という考え方が多かったです。

なるほど、なるほど、みんないろいろ勉強しているなぁ~、と思いながらもjuconでも、これは有りかなと思ったりもしました。
いや、きっと有りなんでしょう。


でも、ウレタンも硬化してしまえば安全、使用段階では人に害を与えないので安心という考えは、果たしてそれで良いのでしょうか?
ということを、最近思い始めました。


ここから、先は僕の個人的な考えになるのですが、長くなったので続きは明日書きます。(笑)

おう~、今日はメッチャ家具屋っぽいじゃないですか!



http://www8.plala.or.jp/jucon