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 メカ・ワンダーランド
(あなたの知らない海の世界)

この人たちはいったい!?

2006-10-04 17:18:39 | Weblog
総入歯でブロンドカツラの中年男性、チェーンソーで怪我をして顔を15針縫った酔っ払い、阿部寛さん似の下ネタ連発の人、元暴走族、ほとんど車で寝泊まりしている夫婦等々。
いったい何の集まり?(笑)

容姿はもちろん、性格も個性的。
みんなタレントとしてもやっていけそうなキャラクター。
それもほとんどの方が、僕よりも一回りも上の年齢。


3日間行われた伊豆高原のクラフトフェア。
クラフトフェアはお客さんが引けてしまう17時頃には、みんな作品を終い出す。
片づけが終わると、その後やることは晩飯を食べることぐらいしかやることがない。

今回、出展者の駐車場はオートキャンプ場の一角。
晩飯を食べるのに、その日、出展したクラフトマンたちが炊事場に集まってくる。

僕は、日ごろもお世話になっている道志村の木工家の方と一緒に食事をすることになったのだが、この方がクラフトフェアのベテラン。
もう、20年近くクラフトフェア回りをやっている。

当然、いっぱい顔見知りがいるわけで、そういう方々が彼の周りにいっぱい集まって来る。
そして、そのメンバーが最初に書いたようなとてつもないキャラクターの人たちだ。
お酒が入るほどに、そのメンバーはどんどん個性が強くなっていく。

みんな、宿泊するお金がもったいなくて、車で一夜を過ごす人たちばかりなのに、刺身の盛り合わせを買って来てくれたりする。
その場にいる人には、全然知らなくてもオカズをすすめてくれる。

かなりメチャクチャな感じだが、暖かい雰囲気だ。とても懐かしい。
この雰囲気、僕がサーフィンにハマっていた20代の頃によく似ている。
でも、彼らはほとんど50代の半ば。
僕らが20代でやっていたことを、ずっと今でもやり続けている。

話しを聞いていると、やることメチャクチャな感じだが、お酒を飲んだ人は車を運転しないし、ゴミはちゃんと持って帰る。
気持ちは20代、頭は大人という感じだろうか。
こういう生き方、カッコイイと思う。


クラフトフェアに出展するのも面白いと思ったが、終わった後も魅力的ということを教えてもらった3日間だった。
クラフトフェアに出つづけている限り、またこのメンバーと再会する時が来るはず。
再び、彼らと会える日が楽しみだ。



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