よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

憧れのAMANSARA

2006-03-23 22:42:09 | Weblog
タイやインドネシアをはじめ、各地に高級リゾートを展開するアマングループ。私が初めて知ったのはもう10年以上前、雑誌でプーケットのアマンリゾートを見て、すごいところだなあと感心した覚えがある。そんなアマングループのホテルがシェムリアップにもある。アマングループの「アマンaman」はPlaceという意味のサンスクリット語か何かと、前に読んだことがあるが、それにカンボジア伝統ダンスの「アプサラapsara」をたして、アマンサラamansara。ネーミングもしゃれている。アンコールとかバンテアイスレイとかあると幻滅だけど、この出すぎず、そうかといって地味すぎない名前がいい、音のひびきもいい。

先日、シェムリアップに行って来た人から、そこのパンフレットをもらったので、じっくりと見る。ここは本当にカンボジアか?と思うほどのラグジュアリー感。パンフレットを見ている限り、どう見てもカンボジアではない。落ち着いたシックな空間は、24室だけの、本当の高級スイートだ。12室はなんと各部屋にプライベートプールがあるそうだ。そこにはデング熱になる蚊がいるかもしれないし、一歩外に出ればむかつくバイクタクシーや乞食の少年がいるかもしれないが、もちろん写真にそんなものは写らない。

高級リゾートでくつろぎのステイというのは、今でこそ日本でも女性誌を中心にやっと少し広告なんかもでてきたけれど、基本的に日本人の旅行スタイルにはマッチしないのか、あまり登場することがない。高級リゾートというと欧米のリッチピープルや有名人たちがくつろいでいる姿が目にうかぶ。それを狙うパパラッチやらなにやらの写真雑誌のゴシップも後をたたない。日本でも芸能人やお金持ちは、世界のこうしたホテルへお忍びで出かけていることだろう。金額だけを見れば、日本人の生活からそれは泊まれない金額ではない。でもそこに広がるその空間は、どうにも日本人には似合わない。私もたぶん一生泊まることはないだろう。それでも、こういう世界もあるのね、と私はパンフレットを見続ける。ああ、なんてすてきなアマンサラ。泊まったら泊まったで、なんだか気疲れして終わりそうだから、きれいだなあとため息をつきながら見るだけで、よしとしよう。みなさんも目の保養にウエブサイトをどうぞ。
http://www.amanresorts.com/

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