羊毛フェルトのそら君

アンディーちゃんより少し早く、５か月前にお星さまになったアメリカンショートヘアーのそら君。

１年半の闘病の末に亡くなったとのお話を聞き・・・ちょうどアンディーちゃんが病気で苦しんでいた時だったので、闘病の間はきっとこんな気持ちでどんなに辛かっただろうと思ったり、亡くなってからの更に辛い日々のことも・・・いつか自分の来るであろう姿を重ね合わせるともう涙しかでませんでした。

だから、辛いお気持ちの中、製作を依頼してくださったことを思うと一針一針私の思いも一緒に込めさせていただいてるような感じでした。

立派なお尻尾を左に丸めて、ママをまっすぐ見上げてるお顔。

本当に純粋無垢な澄んだ瞳が美しいそら君。

私はそんなそら君をちゃんと作れてるだろうか？

アンディーちゃんはいつもママが製作してると、目の前に来て『ちゃんとアンディーちゃんを見るニャンねっ！』って邪魔ばかりしながらも猫という生き物を作るにあたって重要なヒントを沢山くれてました。

私が製作に行き詰ると、目の前のアンディーちゃんを見て・・・沢山見て・・・いつも見てるけどもっともっと見たら、自然と手が動き始めるのでした。


でも、今回の製作の時は邪魔もせず、静かにどこかで寝てることが多かったのでした。

『もうアンディーちゃんを見なくてもできるようになったニャンよね？』
いやいや・・・ママはまだもっともっとアンディーちゃんを見てたかった・・・そしてもっともっとヒントをもらいたかったよ。

あとからそんなことを思いましたが、確かにあまり行き詰ることもなくそら君は出来上がっていきました。

『早くママの元に帰りたいよね・・・』

そんな言葉をかけながら・・・もう一つ頼まれてたストラップを作りました。


アンディーちゃんに『ストラップかわいい？？』って聞きました。

製作してたときは、調子が良い日も少なからずあったアンディーちゃんでした。

アンディーちゃんが亡くなった今、亡くなった後の飼い主さんのお気持ちは想像の世界から現実の世界へと変わり・・・この辛さをずっと抱えてることを身を持って感じてます。

羊毛のそら君が少しでも飼い主様の心の癒しとなれれば・・・本当にうれしいと心から思うのです。

本当にありがとうございました。

にほんブログ村