カフェ・ラベンダー

のんびり気まぐれ生活あれやこれや

台湾 (23) タイペイアイ 京劇 ②

2009-05-20 22:17:45 | 台湾
20分の休憩を挟み(また役者さんたちと撮影しました)、会場に戻るといよいよ京劇の始まりです。
舞台の左右にそれぞれ日本語と英語の字幕がプロジェクターで映し出されるので、とてもわかりやすかったです。
やはり台湾では日本人の観光客がいちばん多いようですね。

演し物は「白蛇伝」の中の「金山寺」。京劇ではポピュラーなものらしいです。

さっきホールで一緒に写真を撮った役者さんたちがダイレクトに出演しているのが素敵!

お話のあらすじとしては・・・

昔々、白蛇がたまたま出会った人間の男許仙に恋をし、人間の女、白素貞に姿を変えて現れ、夫婦になる。
それを知った金山寺の和尚法海が激怒して2人の仲を裂き、許仙を何処かに隠してしまう。

悲しみと怒りに包まれる白素貞(ヒロインです)と、その妹分の青蛇の青児。
自分たちの子分の水の精を呼び出し、法海和尚の神軍と闘う、といったもの。

まず狂言回しみたいなとぼけた男が出てきてお話の説明を。





白素貞を演じた役者さん。しっとりと美しく、情感たっぷりに歌い踊ります。
舞台で見ると、ちょっと美川憲一的なのですが・・・





白蛇の妹分の青児は可愛らしくてしっかり者。





執念深い法海和尚。





夫許仙を返して、と歌う白素貞。すでにお腹に子も宿しています。
が、和尚は断じて許さず、自分の子分の神軍を呼びます。
白蛇側も子分の水の精たちを呼び出し、闘いが始まります。

ここらへん上手く撮れなかったのですが、大人数での大がかりな群舞と旗や槍を使ったアクロバティックな動きが素晴らしいのです。

和尚側の総大将です。いい男なんで惚れ惚れと見とれていました!

















和尚側の神軍は水の精たちを倒し、白素貞と青児に迫ってきます。
と、言いつつも2人の女性の槍さばきも素晴らしいのです。





ホントに青児って可愛~い!





フィナーレです。全員がステージに。









生の演奏を聞かせてくれた楽団の方々も忘れてはなりませんね。
アンジェラ・アキみたいな美しくて知的な感じの女性がいました。





観光客向けの京劇なのかもしれませんが、舞台に惹き込まれ、とても面白くて堪能しました。
またホロっともさせられる話なんですよね。機会があればまた見た~い!
娘はこの台湾旅行の中で一番よかった、と言っていました。

さらに驚くことに、ホールに出ると、また役者さんたちが勢揃いして、お見送りしてくださったんです。
感激しました!